『2-2.人生のゴールの見つけ方(1)自分の葬式を想像してみる』の記事では、
- 「自分の葬式を想像してみる」ことで、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」を完全に明確にして、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を優先的に集中して使って欲しいこと
をお伝えしました。
本記事も含めて、複数の記事で
どうやって「残された時間で本当に達成したいこと」、自分にとって「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」を、見つければ良いのか?
という疑問にお答えしますので、
ぜひ、あなたが一番やりやすい方法で、あなたの「人生のゴール」=「残された時間で本当に達成したいこと」=「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」を見つけてください!
「残された時間で本当に達成したいこと」、自分にとって「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」を見つけるための、2つ目の方法は、
・今日が人生最後の日と考える
という方法です。
「今日が人生最後の日」だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか? この問いかけは、スティーブ・ジョブズ氏が毎朝鏡に向かって行っていたもので、自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」を再確認できます!
目次
「今日が人生最後の日と考える」とは?
「今日が人生最後の日と考える」とは、
- 「今日が人生最後の日」だとしても「やりたいと思えること」をやること
です。
「今日が人生最後の日」だとしても「やりたいと思えること」をやること
これは、『スティーブ・ジョブズ 伝説のスピーチ』と言われているほど有名な、アップル社の共同設立者であるスティーブ・ジョブズ氏が、2005年にスタンフォード大学の卒業式で行った『How to live before you die』というタイトルのスピーチの中で紹介されているものですが、
「毎日、今日が人生最後の日だと思って生きれば、いつかその通りになる」
17歳のときその言葉に出会ってから、33年間、毎朝、鏡に映る自分に「もし、今日が人生最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と問いかけるようにした。
もし、「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということ。
自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つ。
なぜなら、手に入らないような希望やプライド、失敗する不安…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるから、本当に大切なことしか残らないから。
何より大事なのは、世間一般の常識や他人の声ではなく、自分の心と直感に従う勇気を持つこと。
あなたの心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。
「How to live before you die」by Steve Jobs (Stanford University )
とあります。
まず、「毎日、今日が人生最後の日だと思って生きれば、いつかその通りになる」というのは、当たり前過ぎて面白いですよね!(会場でも笑いが起きてます)しかし、当たり前のことなのですが、自分の人生を生きるうえでは、非常に重要な考え方となります!
スティーブ・ジョブズ氏が、17歳のときその言葉に出会ってから、33年間、毎朝、鏡に映る自分に
・「もし、今日が人生最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」
と問いかけ、もし、その答えが「No」であったなら(「No」の日が続いたなら)生き方を見直し、
・「今日が人生最後の日」だとしても「やりたいと思えること」をやること
を実践していたように、1日1日を悔いなく生きることが大切です。
「今日が人生最後の日」だったら、絶対やりたないわ!!
とあなたが思ってしまうようなことに、貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を浪費してしまってはいけません。
「今日が人生最後の日」だとしても、いつも通りこの人たちとコレやるわ!
とあなたが心から思えるまで、何度でも生き方を見直し、自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」を完全に明確にすることが大切です。
私は、この『伝説のスピーチ』を何度視聴したかは、もう分かりません。「何か違う、、、」「何かしっくりこない、、、」と感じる度に、この『伝説のスピーチ』を視聴して、何度でも自分の本心と素直に向き合うようにしています!
なぜ、「今日が人生最後の日と考える」と良いのか?
なぜ、「今日が人生最後の日と考える」と良いのか?というと、
- 現実を直視することを妨げる「雑念」を排除できるから
- 自分にとって、「本当に大切なこと」しか残らないから
- 自分の心と直感に従う「勇気」を持つことができるから
です。
現実を直視することを妨げる「雑念」を排除できるから
スティーブ・ジョブズ氏が、スピーチの中で
- 『自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つ』
- 『手に入らないような希望やプライド、失敗する不安…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるから』
と言っている通り、死の前では、現実を直視することを妨げる不要な「雑念」を排除できます。
人は、間もなく死ぬというときに、
「宝くじで1億円当たったら、何しようかな~」「世界一周してみたいな~」「世界中の絶景を見てみたいな~」
など、手に入らないような希望を抱くことも、
「周りから舐められないようにしなきゃな」「情けない姿は見せられないな」
など、変なプライドに固執することも、
「あぁ、失敗したらどうしよう、、、」「周りから何て言われるかな、、、」
など、失敗すること、周りから批判されることに対する不安を感じることも無くなります。
死の前では、
「残された本当に僅かな時間で、誰に、何ができるか?」「どんな言葉を残せるか?」「何を伝えることができるか?」
というように、現実を直視し、残された時間で自分にできることを真剣に考え、躊躇することなく、行動せざるを得ない状況となります。
自分にとって、「本当に大切なこと」しか残らないから
そして、残された時間が僅かである死の前では、「本当に大切なこと」しか残りません。
正確には、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」しか、残す余裕がありません。
「今日が人生最後の日と考える」のは、少し大袈裟やな、、、
と思われたかもしれませんが、私は、身近に起こった「阪神淡路大震災」「JR福知山線脱線事故」、更には、一昔前とは比べモノにならないほど、威力が増大している昨今の「大型台風」や「大雨」、世界中で猛威を振るっている「新型コロナウイルス」などのことを考えると、
- 人はいつ死ぬか本当に分からない、、、
- 今、生きているだけでも奇跡に近い、、、
と痛感しています。
(阪神淡路大震災、JR福知山線脱線事故、昨今の自然災害、新型コロナウイルスなどにより、亡くなられた方々のご冥福、怪我をされた方々の回復を心よりお祈りしています。)
今、生きているだけでも、幸運であり、感謝すべきことであることを再認識して、「今日が人生最後の日と考える」ことで、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」に自分の全てを注ぐことが、自分の人生を生きることになります!
自分の心と直感に従う「勇気」を持つことができるから
また、スティーブ・ジョブズ氏が、スピーチの中で
『何より大事なのは、世間一般の常識や他人の声ではなく、自分の心と直感に従う勇気を持つこと』
と言っていますが、「今日が人生最後の日と考える」ことで、自分の心と直感に従う「勇気」を持つことができるようになります。
もし、本当に「今日が人生最後の日」であれば、あなたも
「今日は、気分が乗らない、、、とか言ってられへん!」「今、この瞬間、やるしかない!」「誰か、何かに躊躇している場合じゃない!!」
と必然的に思うハズです。
「今日死ぬなら、すぐにでもやるしかない!」という「勇気」が沸いてきて、覚悟が決まります。
(「覚悟を決めるしかない!」とも言えます、、、)
世間一般の常識や他人の声に惑わされることなく、自分の心と直感に従う「勇気」を奮い立たせて、「今日が人生最後の日」だとしても「やりたいと思えること」をやるための覚悟を決めるためにも、
「今日が人生最後の日と考える」と考えることが大切です。
私は、この『伝説のスピーチ』に何度勇気をもらったかも、もう分かりません。挫けそうなとき、泣きそうなとき、もう、何もかも投げ出したくなったときなどは、必ず、『伝説のスピーチ』を視聴して勇気をもらい、自らを奮起させています!
どのように、「今日が人生最後の日と考える」と良いか?
どのように、「今日が人生最後の日と考える」と良いか?というと、
- 何度でも『伝説のスピーチ』を視聴する
- 何度でも「今日が人生最後の日でも、後悔しないか?」と問いかける
と良いです。
何度でも『伝説のスピーチ』を視聴する
スティーブ・ジョブズ氏の『伝説のスピーチ』は、何度視聴しても感動しますし、その度に「勇気」をもらえるので、何度でも何度でも視聴することがオススメです。
もし、まだ『伝説のスピーチ』を聞いていない場合は、ぜひ、視聴してみてください!
※こちらは、日本語字幕付きの動画になります。日本語訳をみながら、スティーブ・ジョブス氏の生の声も聴いて、臨場感をお楽しみください!
これほど多くの人に感動と勇気を与えれる動画が、無料で何度でも視聴できるのは、本当にラッキーです!
何度でも「今日が人生最後の日でも、後悔しないか?」と問いかける
そして、『伝説のスピーチ』を視聴し、熱い気持ちになった状態で、何度でも、
- 「もし、今日が人生最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか?」
- 「今日が人生最後の日でも、後悔しないか?」
ということを、自分自身に問いかけてみてください!
もし、答えが「No」の場合は、(「No」の日が続く場合は、)
- では、「今日が人生最後の日」だとしたら、一体何をしたいのか?
- 「今日が人生最後の日」だとしたら、誰と過ごしたいのか?
ということを、自分が心の底から納得できるまで考えることが大切です。
スティーブ・ジョブズ氏のように、毎朝、鏡に映る自分に対して、「もし、今日が人生最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と問いかけて、
答えが「Yes」になるまで、自分の思考を、特に、「何を重要と考えるか」を変えて、行動と習慣も変えてみてください!
私も、毎朝「もし、今日が人生最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」という問いかけに対して、答えが「No」である場合は、そのことをやめるようにしています。
答えが「No」でも、どうしてもやらなければならないときは、何日も、答えが「No」の日が続かないように注意しています。
答えが「No」とならないように、自分を変える努力を続けるようにしています。
私は、もし、「今日が人生最後の日」だとしても、家族(特に、妻と子供)の役に立つために、笑顔に、幸せにするために、全力を尽くします。そして、最後の一日である今日が、感謝の心と笑顔で溢れるように、精一杯の行動をします!
まとめ
- 「今日が人生最後の日」だとしても「やりたいと思えること」をやること
- 死の前では、「本当に大切なことしか残らない」こと
- 「もし、今日が人生最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」という問いに対して、答えが「No」であるならば、生き方を見直すこと
- 答えが「No」とならないように、自分を変える努力を怠らないこと
ぜひ、あなたも『伝説のスピーチ』を聞いて、心を鼓舞して、自分自身の心と直感に従ってみてください!
「今日が人生最後の日」と考えて、「残された時間で本当に達成したいこと」、自分にとって「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」を探してみてください!
毎朝、鏡に映る自分に対して、「もし、今日が人生最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と問いかけて、自信をもって「Yes」と答えることができるようになり、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!