『2-1.自分の人生を生きるには、何よりもまず人生のゴールを完全に明確にすること』の記事では、
- 自分の人生を生きるためにも、「人生のゴール」=「残された時間で達成したいこと」を完全に明確にして、貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を使って欲しいこと
- 「人生のゴール」をAttractive(魅力的)にこだわった「SMART(スマート)なゴール」にして、自分の人生を生きるための第一歩を踏み出して欲しいこと
をお伝えしました。
けど、どうやって「残された時間で本当に達成したいこと」、自分にとって「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」を、見つければ良いのか?
と思われたかもしれないので、本記事も含めて、複数の記事で
「残された時間で本当に達成したいこと」、自分にとって「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」の見つけ方を解説します。
ぜひ、あなたが一番やりやすい方法で、あなたの「人生のゴール」=「残された時間で本当に達成したいこと」=「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」を見つけてください!
「残された時間で本当に達成したいこと」、自分にとって「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」を見つけるための、1つ目の方法は、
・自分の葬式を想像してみる
という方法です。
実際にやってみると分かるのですが、「自分の葬式を想像してみる」という方法は、非常に強力です!ぜひ、あなたも実際に「自分の葬式を想像してみる」ことで、自分にとって「残された時間で本当に達成したいこと」を見つけてください!
目次
「自分の葬式を想像してみる」とは?
「自分の葬式を想像してみる」とは、
- 自分の葬式に「どんな人に集まって欲しいのか?」
- その人たちから「具体的にどんなことを言って欲しいのか?」
を想像してみることです。
これは、マイケル・マスターソン 著 『大富豪の仕事術』の中で紹介されている方法なのですが、
ゴールを決める前に、時間を割いて自分の「コア・バリュー」を知る必要がある。「コア・バリュー」というのは、人の心の奥底にある、善悪を判断する感覚(基準)のことである。
「コア・バリュー」を知るには、自分の葬式を想像してみると良い。自分の葬式に「どんな人に集まって欲しいのか?」、そして、その人達が自分に対して、「具体的にどんなことを言って欲しいのか?」
紙を用意して、十字線を引いて4つに区切り、区切られた4つの部分の上の方に、「健康」「富」「自己改革」「社会的な幸福」と書き、それぞれのタイトルに対して、自分の葬式で自分について言ってもらいたいことを書き込んでいく
マイケル・マスターソン 著 『大富豪の仕事術』(2012)
とあります。
- 「健康」とは、肉体的、精神的な健康状態のこと
- 「富」とは、仕事からの収入や株・不動産などの資産形成を含め「どんな経済的成功を手に入れたいか?」のこと
- 「自己改革」とは、自分の趣味や性格・特徴のこと、自分が成し遂げたい偉業のこと
- 「社会的な幸福」とは、身近な家族から、会社や地域、社会全体に対する貢献のこと
です。
マイケル・マスターソン 著 『大富豪の仕事術』において、「コア・バリュー」とは、人の心の奥底にある、善悪を判断する感覚(基準)のことであると書いていますが、
この「コア・バリュー」を明らかにしてこそ、「残された時間で本当に達成したいこと」、自分にとって「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」が見えてきます!
自分の葬式に「どんな人に集まって欲しいのか?」
あなたは、自分の葬式に「どんな人に集まって欲しい」でしょうか?
- 妻と子供、両親などの家族でしょうか?親戚などでしょうか?
- 小さい頃から付き合いが長い、とても仲の良い友人でしょうか?
- それとも、苦楽をともにした会社の同僚、お世話になった上司などでしょうか?
ぜひ、自分自身で納得できるまで想像してみてください!
そして、もし、自分の葬式の会場が狭くて、会場に入れる人数が限られているのだとしたら、
・特に、誰が優先的に来て欲しいのか?
も併せて考えてみてください!
私も『大富豪の仕事術』を読むまでは、自分の葬式を想像したことがなかったですが、自分の葬式を想像することで、自分の価値観や優先順位が明らかになっていくのはとても楽しいモノなので、ぜひ、楽しみながら自由に想像してみてください!
その人たちから「具体的にどんなことを言って欲しいのか?」
自分の葬式に「どんな人に集まって欲しいのか?」ということが明らかになったら、次は、その人たちから「具体的にどんなことを言って欲しいのか?」を想像してみます。
「具体的にどんなことを言って欲しいのか?」を想像してみる際は、
「健康」「富」「自己改革」「社会的な幸福」の4つの観点からそれぞれ言われたいことを想像してみてください!
あなたは、自分の葬式に来てくれた人たちから「健康」に関して、どんなことを言われたいでしょうか?
「あいつは、ホンマに筋トレ大好きやったな~」「健康には、むちゃくちゃ気を使ってて、マニアの域を通り越して、すでに専門家やったな~」
などでしょうか?
自分の葬式に来てくれた人たちから「富」に関して、どんなことを言われたいでしょうか?
「なんで、あんなに稼げたんやろうな?」「どうやって、あれだけの資産を作ったんやろうな?」
などでしょうか?
自分の葬式に来てくれた人たちから「自己改革」に関して、どんなことを言われたいでしょうか?
「趣味に対する熱意が半端なかったよね、、、」「もう、こっちが引いてしまうぐらい趣味に対する愛情がスゴかったよね、、、」
などでしょうか?
自分の葬式に来てくれた人たちから「社会的な幸福」に関して、どんなことを言われたいでしょうか?
「もう、ありとあらゆるボランティアに参加してて、むちゃ偉かったよね!?」「『社会を一変させた!』と言っても良いぐらいの事業を成功させたよね!?」
などでしょうか?
想像力を発揮して、自分の葬式に出席してくれた人たちから、あなたが言われたら嬉しいことを、好きなだけ言ってもらってください(笑)
また、「言われたら嬉しいことランキング」を作って、優先順位も付けてみてください!
自分の葬式に出席してくれた人たち=自分にとって大切な人たちから、言われたら嬉しいことを想像するのは、本当に心地良いモノです!ぜひ、鮮明に想像して、気持ち良くなりながら、たくさんの言われて嬉しい言葉を想像してみてください!
なぜ、「自分の葬式を想像してみる」ことが大切なのか?
なぜ、「自分の葬式を想像してみる」ことが大切なのか?というと、自分にとって、
- 「本当に大切な人が誰なのか?」が分かるから
- 「本当に重要なことが何なのか?」が分かるから
です。
「本当に大切な人が誰なのか?」が分かるから
自分の葬式に「どんな人に集まって欲しいのか?」を想像して、
・自分の葬式に来て欲しい人が、あなたにとって「本当に大切な人」
となります。
特に、「この人には、絶対に来て欲しい!」という人は、他の誰よりも優先的に大切にすべき人となります。
私は、あなたの貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を、自分の葬式に「絶対に来て欲しい!」と思っている、他の誰よりも「本当に大切な人」に対して、集中的に使って欲しいと、心から願っています。
「本当に重要なことが何なのか?」が分かるから
自分の葬式に来てくれた人たちから「具体的にどんなことを言って欲しいのか?」を想像して、
・自分の葬式に来てくれた人たちから言われたいことが、あなたにとって「本当に重要なこと」
となります。
もう、「これだけは、絶対に言われたい!」ということが、他の何よりも優先すべき重要なこととなります。
「健康」「富」「自己改革」「社会的な幸福」の4つの観点から多角的に考えることで、あなたにとって「本当に重要なこと」を、抜け漏れなく見つけることができます。
自分の葬式に来て欲しい「本当に大切な人」、その人たちから言われたい「本当に重要なこと」に対して、自分の貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を優先的に集中して使うことが、自分の人生を生きることと言えます!
どのように、「自分の葬式を想像してみる」と良いのか?
どのように、「自分の葬式を想像してみる」と良いのか?というと、
- 思考を洗練させる「書き出す」→「まとめる」→「伝える」を実践する
と良いです。
思考を洗練させる「書き出す」→「まとめる」→「伝える」を実践する
「自分の葬式を想像してみる」ことで、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」を完全に明確にするには、『1-5.思考を変え人生を変える方法(5)どうすれば思考に磨きをかけられるのか?』の記事でご紹介した、
・思考を磨き洗練させる「書き出す」→「まとめる」→「伝える」の3ステップを実践する
ことがオススメです!
まずは、自分の考えを「書き出す」ことが第一ステップとなります。
A4サイズの裏紙(なければコピー用紙)などの紙を用意して、十字線を引いて4つに区切り、区切られた4つの部分の上の方に、「健康」「富」「自己改革」「社会的な幸福」と書き、
それぞれのタイトルに対して、あなたが自分の葬式の出席者から言ってもらいたいことを、とにかく、「書き出して」ください!
「書き出す」際のポイントは、頭が空っぽになるまで書き出すことです。
次に、自分の考えを「まとめる」ことが第二ステップとなります。
紙に書き出された「自分の葬式の出席者から言ってもらいたいこと」に対して、
- 自分にとって「重要度」が高いものが何で、
- 自分の貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を、どのような「優先順位」(配分)で使うと良いのか?
ということを明らかにすることが大切です。
「まとめる」作業は、「書き出す」作業をしっかりやってこそ、意味のある作業となります。
最後に、自分の考えを「伝える」ことが第三ステップとなります。
自分の葬式を想像して、ストレートに「自分の葬式に出席して欲しい人」や「自分の葬式の出席者から言われたいこと」を、いきなり周りの誰かに「伝える」と、
「いきなり、どうしたん!?」「体のどこかが悪くなったの?」「何か、精神的に辛いことがあったの?」
とびっくりされたり、心配されたりするかもしれないので、
自分の葬式に出席して欲しい「本当に大切な人」と話す機会を増やすことで、その大切さを実感したり、自分の葬式の出席者から言われたい「本当に重要なこと」を身近な人(聞いてくれる人)に話すことで、その重要度を再確認すると良いです。
やはり「伝える」ことで、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」に対して、変化や新しい気づきがある場合が多いので、積極的に「伝える」機会を増やしてみることが大切です。
参考までに、私が「自分の葬式を想像してみた結果」についてご紹介させて頂きますが、自分の葬式に来て欲しい人は、「家族(妻と子供と親族)」です。もう、家族葬で十分過ぎます(笑)
家族(特に、妻と子供)から、「健康」「富」「自己改革」「社会的な幸福」に対して言われたいことは、下記の通りです。(それぞれ、一つずつ厳選しています)
- 「健康」:いつも超早起きだったね。新聞配達よりも早いとか、もう意味分からんかったよね(笑)
- 「富」:共働きで、なんとか世帯年収1,000万円以上を維持してたね。毎年、ギリギリかつ必死だったけどね(笑)
- 「自己改革」:いつも、本は良く読んでたね。本をアホみたいに速くパラパラめくるから、「ほんまにちゃんと読んでんのか?」と思ってたよ。本人は、「ちゃんと読んでるわ!」とか言ってたけど、怪しいよね(笑)
- 「社会的な幸福」:けど、いつも家族のことを第一に考えて、行動してくれたよね。たくさんイベントや旅行にも行けたし、楽しかったね。結局、最後まで、地図は読めるようにならなかったけどね(笑)
どこまであなたの参考になるかは、ちょっと自信がないですが、「書き出す」→「まとめる」→「伝える」の3ステップを実践することで、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」は、完全に明確になりました。
「(笑)」を多用していますが、家族(特に、妻と子供)が、葬式の場でも、笑って話していて欲しいという意味になります。
まとめ
- 自分の人生を生きるために「残された時間で本当に達成したいこと」、自分にとって「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」を完全に明確にすること
- 「自分の葬式を想像してみる」ことで、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」を明らかにして、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を優先的に集中して使うこと
ぜひ、あなたも「残された時間で本当に達成したいこと」、自分にとって「寝ても覚めてもワクワクしてしまうほど魅力的なこと」をみつけるために、一度、自分の葬式を想像してみてください!
普段とは違った視点でものごとを考えることができ「本当に大切な人」「本当に重要なこと」が見えてきます。
あなたが「本当に大切な人」「本当に重要なこと」のために時間、エネルギー(気力と体力)、お金を使えるようになることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!