自分の資質を強みに変えられる『才能に目覚めようストレングス・ファインダー2.0』

『9.オススメの本を知りたい』のカテゴリの記事では、他の記事の中で引用した本について、詳しくご紹介します。

どの本も、私自身が実際に読み、

率直な感想

「本当に読んで良かった」「考え方を変えることができた」「気づきや学びが非常に多かった」「この本が人生を変えたと言っても過言ではない!」

などの感想をもち、自信をもってオススメできる本となります。

ぜひ、興味を持たれた場合は、一度、本を読んでみてください!(私自身が読んでいない本、自信をもってオススメできない本は、引用もしませんし、ご紹介もしませんので)

今回の記事でご紹介する本は、

・トム・ラス 著/古屋 博子 訳 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』

です。

ヤミシタ

この本は、オススメ度「★」です。あなたが、日常生活や仕事において、「自分の強みを発揮できていない、、、」「自分の資質(強みのもと)って何だろう?」と感じた場合は、本書を読み、自分の資質を正しく理解して、資質を磨くことに時間を注ぎ、真の強みに変えてください!

ストレングス・ファインダーとは?

長年の研究に基づく、オンライン「才能診断」ツール

米国ギャラップ社が40年以上にわたって行ってきた「人間の強み」に関する研究に基づいて、人々に共通する34の資質を言語化し、それらを発見・説明するために開発された、オンライン「才能診断」ツールのことです。

開発者は、アメリカ心理学会から「強みの心理学の父」として表彰されるドナルド・O・クリフトン博士(1924~2003年)であり、2004年には開発者に敬意を表して「クリフトン・ストレングス・ファインダー」と改称されています。

(本サイトでは、略称である「ストレングス・ファインダー」と書いています。)

アクセスコード付きの書籍を購入することなどで「ストレングス・ファインダー」を利用すること可能で、オンライン上で、約170個の質問に答えることで、自分の資質(=生まれながらに持っている強みのもと)が導き出されます。

また、34の資質は、大きく4つの力「人間関係構築力」「影響力」「実行力」「戦略的思考力」に分類されます。

ヤミシタ

「ストレングス・ファインダー」は、すでに、世界中で約2千万人以上の人に利用され、世界中の企業や学校、コミュニティなどで活用されている、実績が高い「才能診断」ツールなので、一度、使ってみて損はないです! 

どんな人にオススメなのか?

自分の資質を理解して、真の強みに変えたいすべての人

本書、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』は、

  • 自分の強みを発揮できていない、、、
  • そもそも、自分の資質(強みのもと)って何だろう?
  • 自分が強みと思っているものは、本当に強みなのか?
  • 日常生活や仕事で期待する成果を残せていない、、、
  • 自分の真の強みを発揮して、期待する成果を残したい!

など、自分の資質を正しく理解して、真の強みに変えたいすべての人にオススメです!

なぜ、ストレングス・ファインダーが必要なのか?

ほとんどの人は、自分が得意と思っていることが間違っているから

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』の中で、現代経営学の父とも呼ばれ、経営の第一人者であったピーター・ドラッカー氏(1909~2005年)の言葉が引用されていますが、

ほとんどの人は、自分は何が得意かを知っていると思っている。

しかし、たいていは間違っている。

それでもなお人は、強みによってのみ何かを成し遂げることができる」

トム・ラス 著/古屋 博子 訳 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(2017)

とあります。

「さすが、ピーター・ドラッカー氏!」としか言いようがないぐらい、的確な言葉ですね。

『2-6.人生のゴールの見つけ方(5)実体験と自分の強みから考える』の記事でも書いているのですが、「ストレングス・ファインダー」を受けた結果、

私の上位5つの資質は、

  1. 学習欲(戦略的思考力):常に学び、向上することに全力を尽くす
  2. 収集心(戦略的思考):好奇心が旺盛で、より多くのことを知りたいと思っている
  3. 最上志向(影響力):強みに注目し、優れたものを最高レベルのものに変えようとする
  4. 内省(戦略的思考):とにかく、考えること、縦横無尽に頭を働かせることが好き
  5. 達成欲(実行力):絶えず何かを達成していたい、成し遂げたいと突き動かされる

であり、

「人間関係構築力」に分類される資質が、上位5つにはありませんでしたが、

正直に告白すると、私は、自分では「人間関係構築力」が高いと思っていました(笑)

システムエンジニアとして働いていたとき、プロジェクトマネージャーとして、プロジェクトが円滑に回るように、

  • 各プロジェクトメンバーに声掛けをしたり、
  • 各部署の意見を聞いて、関係者間の調整をしたり、
  • お客様や取引先との交渉を行ったりしていた

ので、そのような勘違いをしていたのですが、

「ストレングス・ファインダー」の結果を基に考えると、確かに、仕事以外での人付き合いが苦手(特に、飲み会が苦手)であったり、人が集まるイベントに、積極的に参加したりはしていませんでした。

過去を振り返っても、「人間関係構築力」が乏しいことに関しては、思い当たる節が多々あり、全然、気にしていませんでしたが、言われてみれば、友達も少ないです、、、

ヤミシタ

もちろん、上位5つの資質に関しても、自分に該当する資質であると感じましたが、「人間関係構築力」に分類される資質が一つも上位にこないのは、ちょっと予想外だったので、ピーター・ドラッカー氏の言葉通りと言えます!

自分の資質(=生まれながらに持っている強みのもと)を正しく理解できる

「なぜ、ストレングス・ファインダーが必要なのか?」に関しては、「自分の資質(=生まれながらに持っている強みの元)を正しく理解できるから」というのが、一つ目の理由になります。

私も勘違いしておりましたが、自分で得意と思っていることが、実はそうでないということがありますので、長年の研究の成果であり、

そして、多くの人のデータによって日々精度が向上される「ストレングス・ファインダー」で、自分の資質を正しく理解することが重要になります。

人は、強みによってのみ何かを成し遂げることができる

そして、二つ目の理由は、ピーター・ドラッカー氏の言葉通り「人は、強みによってのみ何かを成し遂げることができるから」です。

「自分で得意と思っていることが、実はそうでない」という状態で、自分には向いていないことに対して努力を続けてしまうと、「結果が出るのが遅くなる」もしくは「全然結果がでない」ということになってしまいます。

いつまで経っても、努力に結果が伴わないと、

ネガティブな発想

これだけ努力しても、結果が出ないなんて、自分はダメな人間なんだ、、、

というネガティブな発想が生まれ、ネガティブな発想がパフォーマンスの低下を生み、更に、ゴールの達成から遠ざかってしまう、、、という悪循環が発生してしまいます。

ヤミシタ

「ストレングス・ファインダー」を利用することで、自分の資質を正しく理解し、自分の資質を理解したうえでゴールを設定し、自分の資質を最大限に活用しながらゴールの達成に向けて努力を続けることが大切です!

相乗効果を生むことができる

最後に、三つ目の理由は、複数人で活動する際に、それぞれの強みを正しく理解し、その強みを活用できれば、「相乗効果を生むことができるから」です。

複数人で活動する場面は、日常生活においても、仕事をするうえでも数多く存在します。

というより、ほとんどの活動は、複数人での活動ばかりです、、、

特に、仕事をするうえでは、一人で仕事をするよりも、複数人で仕事をすることの方が圧倒的に多いです。

複数人で仕事をする際に、「お互いの強みを活かせるように役割分担すること」が出来れば、それぞれの個人の弱みを消し、それぞれの強みだけを発揮できるようになります。

すべての仕事に対して、各個人の強みだけを発揮できるように完璧に役割分担することは難しいですが、それを意識するだけでも、チームとして、組織としてのパフォーマンスが向上します。

ヤミシタ

逆に、各個人が「自分の強みを発揮できない、、、」「全然、強みを発揮できる仕事が与えられない、、、」と感じると、ネガティブな感情が発生し、周りにも伝播して、チーム・組織としてのパフォーマンスは著しく低下してしまいます!

ストレングス・ファインダーで何が分かるのか?

自分の資質(=生まれながらに持っている強みのもと)の上位5つ

「ストレングス・ファインダー」を利用することで、大きく4つの力(人間関係構築力、影響力、実行力、戦略的思考力)に分類される34の資質のうち、あなたの資質(=生まれながらに持っている強みのもと)の上位5つが分かります。

(アクセスコード付きの書籍を購入して行う場合は、上位5つの資質までしか分かりませんが、別途費用を払うことで、全ての資質の順番を知ることもできます)

大きく4つの力に分類される34の資質は、具体的には下記の通りです。

人間関係構築力(9):運命思考、共感性、個別化、親密性、成長促進、調和性、適応性、包含、ポジティブ

影響力(8):活発性、競争性、コミュニケーション、最上志向、自我、自己確信、社交性、指令性

実行力(9);アレンジ、回復志向、規律性、公平性、慎重さ、信念、責任感、達成欲、目標志向

戦略的思考(8):学習欲、原点思考、収集心、戦略性、着想、内省、分析思考、未来志向

トム・ラス 著/古屋 博子 訳 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(2017)
ヤミシタ

34の資質だけ見ても、「何のこっちゃ、、、」「一つ一つの資質の意味が良く分からへん!」となりますが、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』の書籍内で、詳しく解説されていますのでご安心ください!

ストレングス・ファインダーを受けてみてどうだったか?

「なんで、分かるねん!」と驚くぐらい的確!

私が「ストレングス・ファインダー」を受けた率直な感想は、「本当に、びっくりするぐらい当たる」でした。

「ストレングス・ファインダー」では、オンライン上で、約170個の質問に答えることで、自分の資質が導き出されるのですが、私はこういった「Web診断」の信憑性を疑っていました。

包み隠さず言うと、「Web診断」に対して

猜疑心の塊

その時の気分によって回答が変わるし、二回受けたら全くの別人のような診断される可能性もあるし(実際されたこともあるし)、仕事やプライベートが順調な時は「超ポジティブな人」失敗や挫折の直後であれば「超ネガティブな人」と診断されるから、診断結果はあまり信用できないやろ、、、

と思っていました。

私は、「ストレングス・ファインダー」を職場で複数人同時に受けたのですが、その複数人で、

職場のメンバー

「ストレングス・ファインダー」の結果導き出された上位5つの資質を見て、「この上位5つの資質をもつ人は誰か!?」を当てるゲームをしよう!

となり、実際にやってみたところ、「上位5つの資質」というヒントだけで、全員、誰かを当てることができました。

ヤミシタ

「この上位5つの資質をもつ人は誰か!?」を当てるゲームを複数人で行うことで、お互いの資質を理解し合うことができますので、遊びでやっても面白いですが、職場で業務の一環としてやっても、大きな価値があります!

私は、

猜疑心の塊

「上位5つの資質」というヒントだけで、誰かを特定するのは難しいのでは!?

と思っていましたが、それぞれの過去の言動と照らし合わせて考えていくと、「あっ、この人かも」ということが分かりました。

そして、複数人受けたメンバー全員が、

職場のメンバー

ちょっと意外なこと(得意と思っていたことがそうでなかったこと)はあったけど、結果を見て、じっくり過去の自分の言動を思い返すと当たってるわ!

という感想をもっていました!

「なんで、分かるねん!」と今でも不思議に思いますが、「ストレングス・ファインダー」は、びっくりするぐらい当たります。

ストレングス・ファインダーをどのように活用すれば良いか?

書籍の的確なアドバイスを参考にして、日常生活や仕事に活用する

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』の書籍内で、

一つ一つの資質に関して、

  • それぞれの資質を持っている人が、どのような人間か?
  • それぞれの資質を持っている人が、どのような発言(考え方)をするか?
  • その資質を持っている人は、どのような行動をした方が良いか?
  • その資質を持っている人達と、どのように一緒に働くのが良いか?

ということが詳しく解説されています。

例として、私の最上位の資質である「学習欲」について、どのようなことが書かれているかを抜粋してご紹介しますが、

あなたは学ぶことが大好きです。あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。

「学習欲」が高い人たちの声:「何かを学んでいないと落ち着かないんです。」

行動アイデア:できる限り、技術や規則が常に変化する分野にキャリアを変更しましょう。これに対応しようと挑戦し続けることであなたはいきいきとします。

「学習欲」が高い人との働き方:この人が特定の分野で「第一人者」や「職場の専門家」となるのを奨励しましょう。

トム・ラス 著/古屋 博子 訳 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』(2017)

とあります。

これは、本当に

とまどい

私のことを、昔からずっと隣で見てきたのか、、、!?

と思えるぐらい、私のことを的確に捉えています。

『あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。』の部分には、思わず、

図星

ホンマにその通りで、学ぶことが大好きで、高校時代はずっと勉強してたけど、大学受験には失敗しましたよ、、、

とツッコミました(泣)

『何かを学んでいないと落ち着かないんです。』の部分も、声には出してませんが、毎日

心の声

「あぁ、もっと学びたい!」「仕事せずに、もっと、本読んでいたい!!」

と思っています。

これは、病気かと思ってましたが、資質だと分かりました!(笑)

『できる限り、技術や規則が常に変化する分野にキャリアを変更しましょう。これに対応しようと挑戦し続けることであなたはいきいきとします。』の部分も、

私自身、複数の会社、複数の部門への転職や転籍を経験しており、毎回ゼロからのスタートでしたが、逆にワクワクしていたので、(新しいことを学ぶのが楽し過ぎましたので)これも「その通り!」としか言いようがありません。

『この人が特定の分野で「第一人者」や「職場の専門家」となるのを奨励しましょう。』の部分も、声を大にして奨励して欲しいと願っています!

別に、奨励されなくても、特定の分野を集中的に学習して、その分野の仕事や質問を勝手に受け付けるようになっていますが、、、

ヤミシタ

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』に書かれたアドバイスは的確なので、そのアドバイスをしっかり読み、大いに参考にして、日常生活や仕事、あなたのゴール設定や職業選定に活用してください!

まとめ

  • ストレングス・ファインダーは、アクセスコード付きの書籍を購入することで受けることができること
  • 大きく4つの力(人間関係構築力、影響力、実行力、戦略的思考力)に分類される34の資質のうち、自分の資質(=生まれながらに持っている強みのもと)の上位5つが分かること
  • ストレングス・ファインダーは、びっくりするぐらい当たること
  • 『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』に書かれた的確なアドバイスを大いに参考にして、日常生活や仕事、あなたのゴール設定や職業選定に活用すること

本書を読むことで、自分の資質を正しく理解して、資質を磨くことに時間、エネルギー(気力と体力)を集中投下させて、真の強みに変えることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!