ずっと、不機嫌な人=ずっと、不幸な人。そんな人たちにできることはただ1つ!

『7.悩みごとを解決したい』のカテゴリの記事では、私自身がこれまで悩んできたこと、そして、『お問い合わせ』からいただいた「お悩みごと」に対して、

お悩みごと

「なぜ、悩んでしまうのか?」「どうすれば悩みが軽減されるのか?」「どうすれば悩みから解放されるのか?」

などについて、詳しく解説します。

ぜひ、あなたも日常生活や仕事で悩んでいる場合は『お問い合わせ』からご相談ください!

今回の「お悩みごと」は、

ずっと、不機嫌な人がいる、、、

です。

ヤミシタ

職場内に限らず、社外のお客様や取引先様(更には、家庭でも!?)含めて、「ずっと、不機嫌な人」っていますよね、、、。「もう、放って置きたくなる!」という気持ちはとても良く分かりますが、一応、やれるだけの対策を講じてから、それでもダメなら放って置くと良いです!

「不機嫌な人」に対する心構えとは?

まず、「不機嫌な人」に対する正しい心構えは、

  • 相手の感情に流されないこと

です。

相手の感情に流されないこと

これは、『3-25.心をフロー状態に保つ考え方(21)相手の感情に流されない』の記事でもご紹介している考え方ですが、

相手がどれだけ不機嫌であっても、怒っていても、イライラした感情を露骨に示されたとしても、

相手の感情に流されないポイント
  • 自分まで、不機嫌になる必要はまったくない
  • 自分まで、怒り返す意味もまったくない
  • 相手からのイライラした感情など、受け流してしまえば良い

です。

疑問

そうは言っても、相手が明らかに不機嫌やのに、満面の笑みを浮かべてたり、ヘラヘラ笑ってたりしたら、マズいやろ!?

と思われたかもしれませんが、

そんなときこそ使えるのが、人に備わっている表情です!

相手が不機嫌な際、怒っている際、イライラしている際は、自分の表情をフル活用して、相手の負の感情に応えると良く、

相手からの不機嫌や怒りなどの負の感情は、表情だけで真剣に受け止めて、心は、相手の負の感情に乱されることなく、いつも通り、「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことが、「不機嫌な人」に対する正しい心構えとなります。

ヤミシタ

相手の負の感情を、心で真正面から受け止めてしまうと、心が破壊されてしまう可能性が大いにありますので、それは絶対に避けるべきで、心が破壊されてしまわないように、全力で表情で防御して、心を守り、やれることをやれば良いです!

そもそも、なぜ、不機嫌になるのか?

「ずっと、不機嫌な人」が、そもそも、なぜ、不機嫌になるのか?というと、

  • 期待値を超えられていないから
  • 劣等感を持っているから

です。

期待値を超えられていないから

相手が不機嫌になったり、不満を感じる基本的な原因は、

・相手が事前に期待していた「期待値を超えられていないから」

となります。

困惑

「そんなこと言われても、相手の期待値を超え続けるなんてムリやわ、、、」

と思われたかもしれませんが、

相手の事前の期待値を大きく上回る必要はまったくなく、相手の事前の期待値をほんの少しでも(たった1mmでも)超えられればそれで良いです!

相手側の期待値に対して、ほんの少しでも良いので、毎回超えることができれば、基本的には相手が不機嫌になることはありません。

ヤミシタ

毎回、「相手側の期待値を大きく上回ってやる!」と考えると、とても大変ですし、途中で挫折してしまうことにもなるので、いつも、「最小の時間とエネルギーでほんの少しだけ期待を超えてやる!」と考えるぐらいがちょうど良いです!

劣等感を持っているから

基本的に、相手が不機嫌になるのは、相手の事前の「期待値を超えられていないから」であり、自分の努力によってであれ、他人の協力によってであれ、相手の期待値を超えることで、相手の不機嫌は解消されます。

しかし、「基本的に」と言っている通り、中には、

疲労困憊

「期待値を超えてるハズやのに、いつまで経っても不機嫌な人もいるで!!」「もう、何をしてもダメ人もいるねんけど、どうすれば良いの!?」「なんでずっと不機嫌なのか不思議で仕方ないねんけど、、、」

というように、どれだけ相手の期待値を超えても、「ずっと、不機嫌な人」が存在します、、、

期待値を超えているにも関わらず、いつまで経っても不機嫌が解消されないのは、

・「ずっと、不機嫌な人」が劣等感を持っているから

です。

「ずっと、不機嫌な人」からすると、

ずっと
不機嫌な人

「いやいや、劣等感なんて持ってないし!」「突然、何言ってんの!?」「意味不明やわ!!」

と言ってくる(思っている)かもしれませんが、いつまで経っても(期待値を超えても)解消されない不機嫌の原因は、本人も気づかないような心の奥底にある劣等感となります。

劣等感が一切なく、

劣等感が
一切ない人

「自分は生まれながらにモノスゴイ人で、他人と比較する必要なんか一切ない!」「どんな逆境でも、大きな困難に直面しても、ゴールを見据えて粘り強く試行錯誤していれば、最後は必ずうまく行く!!

など、自己肯定感が高い人、自分に自信がある人は、不機嫌になったりしません。(不機嫌になる必要がありません)

ヤミシタ

「ずっと、不機嫌な人」に対して、直接、「劣等感をもたないでください!」などと言わない方が良いですが、「いつまで経っても、不機嫌のまま」である原因が、劣等感であることを理解しているだけで、気持ちが楽になるものです!

「不機嫌な人」に対して、どのように対処すると良いのか?

では、「不機嫌な人」に対して、どのように対処すると良いのか?というと、

  • 相手の期待値を正しく知り、それを少しでも超える
  • 「劣等感が消えて、幸せが訪れますように!」と願う

と良いです!

相手の期待値を正しく知り、それを少しでも超える

基本的に、相手の期待値を超えることで、相手の不機嫌は解消されるものなので、

『5-22.短時間で成果を残す原則(21)事前の期待を超える』の記事でもご紹介している通り、

・相手の期待値を正しく知り、それを少しでも超える

と良いです!

相手の期待値を正しく知る際のポイント

ここで、相手の期待値を正しく知る際のポイントは、

期待値を正しく知るポイント
  1. 相手の目的やゴールまで把握すること
  2. 定期的に確認すること

の2つです。

まず、相手から何かを依頼された場合は、表面的な依頼内容をそのまま受け取るだけでなく

目的とゴールの確認
  • その依頼をすることの目的は何なのか?
  • その依頼をすることで、本当に達成したいことは何なのか?

というように、必ず、相手の目的やゴール(達成したいこと)まで遡って把握することが大切で、

驚き

「言われた通りのことを、そのままやったのに、何で不機嫌なん!?」「何も間違ったことはしてないハズやけど、、、」

など、相手の真の意図とズレてしまうことを防ぐことができます!

次に、相手の期待値は、

期待値の注意点
  • 時間とともに変わる
  • しかも、期待は大きくなる

ということが頻繁に起こるものなので、定期的に確認する必要があります。

相手の期待値を正しく知って、相手の期待値を超えるための作業や行動をしている間に、時間が経過してしまうと、

相手の期待を
超えたつもり

「少し時間が掛かってしまいましたが、ようやく、出来ました!!」「これで、ご納得(ご満足)してもらえるでしょうか!?」

と、相手の期待値を超えたと思って報告しても、

不機嫌な人

「何これ!? 全然、期待してたモノ(コト)と違うわ!!」「もっと、良いモノ(コト)と思ってたのに、ガッカリやわ、、、」

と、相手を益々不機嫌にさせてしまうことがあるので、相手の期待値を超えるための作業や行動をしている際に、疑問点や気になることが生じたら、放置せず、勝手に自分で解決せず、その都度相手に確認することと、時間の経過による期待値の変化(拡大)が起こっていないかを定期的に確認することが大切です!

ヤミシタ

相手によっては(忙しい相手であればあるほど)、後から、「アレ、こんな依頼内容(要望)やったっけ!?」などと言われ、期待値を忘れていることもあるので、一度、合意できたとしても、期待値を何度でも確認した方が良いです!

相手の期待値を少しでも超える際のポイント

次に、相手の期待値を少しでも超える際のポイントは、

期待値を超えるポイント
  • 事前に、プロトタイプ(試作品)を作成しておくこと

です。

これは、『6-19.プロジェクトを成功に導く秘訣(18)プロトタイプを作成する』の記事でもご紹介している考え方となりますが、

いきなり完成品で、相手の期待値を超えようとするのは、大きなリスクがありますので、

プロトタイプ(試作品)作成の目的
  • 完成品の前に、試作品を作って、意見を出してもらうこと
  • 試作品への意見を、完成品に反映させること

が大切になります。

疑問

「毎回、試作品を作るのがちょっと面倒やねんけど、、、」「いきなり、完成品を作るのは、そんなにリスクが大きいの!?」

と思われたかもしれませんが、人は、

人の特徴(注意点)
  • 何かしらのモノ(試作品)が無いと、想像できない(意見もできない)、、、
  • モノ(試作品)を見ると、想像することができ、意見が変わることもある!

ものなので、必ず、何かしらのモノ(試作品)を見せたうえで、期待値を合意することが、後から期待ハズレと言われないためには必要不可欠となります!

ヤミシタ

「急がば回れ」の通り、プロトタイプ(試作品)を作成することは、一見、遠回りで面倒くさいことに思えますが、後から、期待値とのズレが発覚するよりは絶対に良い(早く期待値を超えることができる)ので、避けて通らない方が良いです!

「劣等感が消えて、幸せが訪れますように!」と願う

相手の期待値を超えているにも関わらず、いつまで経っても不機嫌が解消されない「ずっと、不機嫌な人」ずっと、不幸な人)に対しては、

・相手の中から「劣等感が消えて、幸せが訪れますように!」と心から願う

と良いです!

疑問

ちゃんと、期待値を超えているのに、なんで、いつまでも迷惑な「ずっと、不機嫌な人」のために、幸せを願ってあげなアカンの!?

と思われたかもしれませんが、

騙されたと思って、一度、「ずっと、不機嫌な人」に対して、心の底から「劣等感が消えて、幸せが訪れますように!」と、相手の幸せを願ってあげてみてください!

「ずっと、不機嫌な人」に対して、

損な考え方

「なんで、不機嫌な(負の)感情をぶつけられないとアカンの!?」「ちゃんと、期待値も超えてるねんから、不機嫌さをしまっておいてよ!!」

などと考えるより

得な考え方

「いつまで経っても、満たされることがない、可哀想な人なんやな!」「よっぽど、大きい劣等感を抱えてるんやな!?」「直接言うと、逆鱗に触れかねないから、せめて、劣等感が消えて幸せが訪れるのを心から願っておこう!!」

などと考えた方が、心が楽になるのが実感できるかと思います!

相手の期待値を少しでも超えて、更に、相手の幸せを心から願ってあげて、それでも、まだ相手が不機嫌な場合は、もう、放って置いて良いです(笑)(もう、放って置くしかありません、、、)

ヤミシタ

相手の幸せを願うのは、もちろん相手のためなのですが、自分にとってもプラスになり、相手の幸せを願うことで、負の感情を心に留めることなく、穏やかで前向きなプラスの感情を心に生じさせることが大切です!

まとめ

  • 「不機嫌な人」に対する正しい心構えは、相手の(負の)感情に流されないこと
  • 相手が不機嫌になるのは、基本的に「期待値を超えられていない」からであるが、いつまで経っても不機嫌なのは、「劣等感を持っている」からであること
  • 相手の「期待値を正しく知り、少しでもそれを超えること」が基本であるが、期待値を超えても不機嫌な人に対しては、「劣等感が消えて幸せが訪れる」のを願ってあげること

身の周りにいる「ずっと、不機嫌な人」に対しては、ずっと、期待値を超えられていないだけで、少しでも期待値を超えれば、不機嫌が解消されるのか? それとも、期待値を超えても「ずっと、不機嫌なまま」なのか? を見極めることが大切です。

期待値を超えられていないだけの場合は、期待値を正しく知って、それを少しでも超えること、期待値を超えても「ずっと、不機嫌なまま」の場合は、「劣等感が消えて幸せが訪れる」のを願ってあげることで、

身の周りにいる「ずっと、不機嫌な人」からマイナスの影響を受けずに、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保ち、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!

7.悩みごとを解決したい