『7.悩みごとを解決したい』のカテゴリの記事では、私自身がこれまで悩んできたこと、そして、『お問い合わせ』からいただいた「お悩みごと」に対して、
などについて、詳しく解説します。
ぜひ、あなたも日常生活や仕事で悩んでいる場合は『お問い合わせ』からご相談ください!
今回の「お悩みごと」は、
リモートワークで仕事が適切に評価されない、、、
です。
新型コロナウイルスの影響もあり、世の中はリモートワークが当たり前となりました。その変化が急速に起こったため、仕事のやり方はリモートワークに対応することができたけれど、適切な評価のされ方は全然リモートワークに対応できていない、、、場合が多々あるので、その対策方法をお伝えします!
目次
リモートワークで仕事が適切に評価されないとは?
そもそも「リモートワークで仕事が適切に評価されない、、、」という事態が発生するのは、
- 姿が見えないと、適切な評価ができない!?
という思い込みのせいです。
姿が見えないと、適切な評価ができない!?
世の中は、新型コロナウイルスの影響もあり、リモートワークが急速に普及し、
「ほとんど、出社することが無くなった!」「出社するのは、数ヶ月に1回あるかないかやわ!」「対面で会ったことが無い人もたくさんいる!」
という状況の方も多いかと思います。
実際に私も、新型コロナウイルスの感染拡大後は、ほとんど出社することは無くなり
「ムダな通勤(移動)時間が減った!」「混雑した電車に乗るストレスもなくなった!」「その分、創造的な仕事に時間もエネルギーも費やせる!」「家で仕事ができるので家事や育児もしやすい!」「リモートワーク最高!」
という状況になり、リモートワークの恩恵をたくさん受けております。
しかし、リモートワークが普及し、ほとんど対面で会わなくなったことで
「上司(部下)とコミュニケーションが取りづらくなった、、、」「適切な評価がされない(できない)、、、」「姿が見えないのに、一体どうやって適切な評価を受ければ(すれば)良いのか分からない、、、」
とリモートワークの弊害を感じている方もいるかと思います。
ここでそもそもの疑問点ですが、
「姿が見えないと、適切な評価ができない!?」
ものなのでしょうか?
そもそも、リモートワークが普及する前までは
「一挙手一投足をすべて見せる(見る)ことができていた!?」
のでしょうか?
もちろん答えはNoです。
姿が見えていなくても、適切な評価はできます(受けられます)し、そもそもリモートワークが普及する前から一挙手一投足をすべて見せる(見る)ことは不可能でした。
とはいっても、頑張っている姿がある程度見えるのと、全く見えないのでは、評価のされ方(し方)が変わってくるのでは!?
と思われたかもしれませんが、そもそも「頑張っていれば(頑張っているように見えれば)、高く評価する」というのはおかしいです。
大原則として、仕事は
- お客様にどれだけの価値を提供できたのか?
- その結果、お客様からどれだけの対価を得られたのか?
によって評価されるべきで、頑張っていようがいまいが、お客様の期待以上の価値を提供し、その対価を得られていればOKです。
お客様からお金をもらって仕事をしている以上、私たちはプロです。ですので、お客様の期待に応えられないのであれば、お客様から対価を頂けるような価値を提供できないのであれば、評価されなくても当たり前となります。
なぜ、リモートワークで仕事が適切に評価されないのか?
その原因は、「姿が見えないと、適切な評価ができない!?」という思い込みのせいですが、更に、その思い込みを発生させているのは、
- 好きか嫌いかという感情が評価に多大な影響を及ぼす!?
- 対面で会えば会うほど、好印象を与えられる!?
という事実です。
好きか嫌いかという感情が評価に多大な影響を及ぼす!?
近年、AI(人口知能)が急速に発展していますが、今のところ、人の評価をするのは人です。
そして、人は感情の生き物であり、少なからず好きか嫌いかという感情が相手の評価に影響を及ぼします。
というより、上司が好きか嫌いか(気に入られるか気に入られないか)で、評価が大きく変わっているのが現実です。
実際に私も、「トップが変われば、トップと懇意にしている人(好きな人・気に入られている人)が重要な役職に抜擢される(逆に、嫌いな人は降格させられる)」ということを何度も目の当たりにしています、、、
「公平さとか、全く無いな、、、」「そんなんで良いのかな、、、」
と思われたかもしれませんが、実際問題として、評価する側の感情(好き嫌い)が評価に多大な影響を及ぼすという事実は無視できません、、、
大切なことは、事実は事実として受け入れて、その事実に対してどのように上手く対処するか?ですので、事実が不公平であっても、理不尽であっても、不都合であっても、考えることや想像・創造することを辞めなければ、対処の方法はいくらでもあります!
たとえ、事実が目を背けたくなるようなモノであったとしても、そこで考えることや想像・創造することを停止してはいけません!できることはいくらでもありますし、作り出せるので、機会や可能性に着目することが大切です!
対面で会えば会うほど、好印象を与えられる!?
また、どんな人にも、単純接触効果(ザイオンス効果)と呼ばれる「接触回数が多いほど、その人物やモノゴトに対して興味関心・好印象を持つようになる」という心理が働くので、
「やっぱり、上司とはなるべく対面で話をしよう!」「上司と可能な限り接触回数を増やそう!」「上司とコミュニケーションを密に取ろう!」
と考えるのは、当然の心理と言えます。
しかし、リモートワークが当たり前の時代では、上司と対面で話をすること、対面での接触回数を増やすことができないので、
「このままでは、適切な評価がされないのでは、、、」
という不安が発生してしまいますが、もちろんリモートワークでも仕事の内容を適切に評価されることは可能ですので、安心して下さい!
対面で直接接触することが出来なくても、単純接触効果(ザイオンス効果)を有効に活用することは出来ますし、上司と円滑にコミュニケーションを取り、適切に評価されることも可能ですので、そのやり方をマスターすればOKです!
リモートワークでも、仕事を適切に評価してもらうには?
リモートワークにおいて、仕事を適切に評価してもらうには、今まで以上に
- 数字にこだわる
- アウトプットにこだわる
- コミュニケーション回数にこだわる
と良いです!
数字にこだわる
ほぼすべての社員がリモートワークをすることが当たり前の状態になれば、
- 頑張っている姿を見せることができる人
- 上司(評価者)と対面での接触を多くもてる人
が、数字(結果)を出していなくても高く評価されるということは少なくなり、
- お客様に期待以上の価値を提供できる人
- お客様からきちんと対価を得られる人
が、数字(結果)の通りに適切に評価されるようになります。
ですので、リモートワークの普及は、ピンチというよりむしろチャンスです!
全員、対面で接触する機会が少なくなれば、好き嫌いという感情が評価に及ぼす影響が小さくなり、より公平に評価されるようになります。
リモートワークの全面普及を良い機会と捉えて、まずは、徹底的に数字(結果)を残すことにこだわると、自ずと適切に評価されます。
仕事できっちり成果を残すには、『5-5.短時間で成果を残す原則(4)センターピンを倒す』の記事でもご紹介している通り、
- 「これさえ解決すればすべてうまくいく」という根本課題
- 「この人さえ納得してもらえればすべてうまくいく」というキーパーソン
を特定して、「根本課題の解決」や「キーパーソンの説得」に、使うことができるありとあらゆる資源を集中させることが大切になります。
ぜひ、リモートワークをすることで「ムダな通勤・移動時間」「人混みに揉まれるストレス」などを回避して得られた時間や労力を
- お客様が抱えている根本課題を解決する
- 社内で絶大な信頼を得ているキーパーソンの方を説得する
ことに費やして、きっちり数字(結果)を残してくださいませ!
私は人付き合い(上司との付き合い)が苦手なので、リモートワークの普及によりかなり得をしました。なぜなら、数字(結果)を残せばその分評価されますし、上司と付き合わなければいけない時間がグッと減ったからです(笑)
アウトプットにこだわる
とはいっても、そんな簡単に数字(結果)を残せない場合はどうすれば良いの!?
と思われたかもしれません。
もちろん、一番良いのはお客様に価値を提供して、その対価を頂き、きっちり数字(結果)を残すことですが、状況によっては、簡単に数字(結果)が残せない(結果が現れるのが遅い)場合もあるかと思います。
そんなときは、アウトプットにこだわると良いです。
アウトプットには、
- お客様に対する提案書や成果物(納品物)
- 社内に対する報告書などのドキュメント
がありますが、特に、お客様に対する提案書や成果物(納品物)の質を高めることにこだわるのがオススメです!
いやいやいや、提案書や成果物(納品物)の質を高めるのは、むちゃくちゃ大変やから、、、
と思われたかもしれませんが、大変だからこそこだわり、真の価値提供スキルを磨くことで評価を高めることが大切です。
お客様に対する価値提供スキルを磨くには、『5-7.短時間で成果を残す原則(6)簡単で強力な論理思考を使う』の記事でもご紹介している通り、
- Why:誰のため?何のためにやるのか?お客様が本当に実現したいことは何なのか?「目的」と「ゴール」は何なのか?
- What:Whyで考えた「目的」と「ゴール」を達成するために、必要不可欠なことは何か? 最も重要なことは何か? 根本課題は何なのか?
- How:Whatで考えた「必要不可欠なこと」「重要なこと」「根本課題」を、どのような順序や方法で実行(解決)すれば良いのか?
「Why」→「What」→「How」を考え抜く習慣を付けることが重要となります。
ぜひ、お客様が真に困っている根本課題を解決すること、絶対に実現したい目的やゴールを達成することで、価値提供スキルを磨き続けて下さいませ!
リモートワークが全面普及した後に待っているのは、フリーランスがどんどん活躍する時代です!今のうち(企業に勤めているうち)からお客様に対する価値提供スキルを磨いておくことで、次の時代でも大活躍できるようになります!
コミュニケーション回数にこだわる
数字(結果)を残すこと、アウトプット(特に、お客様に対する提案書や成果物)の質を高めることにこだわる重要性はよーーーく分かったけど、もっと簡単にできることはないの、、、?
と思われた場合、最終手段として
・オンラインにて単純接触効果(ザイオンス効果)を有効に活用する
と良いです。
単純接触効果(ザイオンス効果)は、もちろん対面で接触回数を増やすことが一番効果的ですが、別にオンラインであっても効果はあります。
オンラインで接触回数を増やすと言っても、上司(評価者)に対して
「ねぇねぇ、今ヒマ!? ちょっと話聞いてくれる? さっきお客様のとこに行ったら、●●●って言われたんですよー。びっくりしましたわ!あと、×××と言われたり、■■■と言われたりしました。(その後も長々続く、、、)」
などと、長々と雑談して接触回数を増やしても何の意味もありません。(むしろ迷惑です、、、)
オンラインで接触回数を増やす際のポイントは、『4-14.ゴールの達成に集中する極意(12)「ちょっと」を多く積み重ねる』の記事でもご紹介している通り、
- 隙間時間を有効に活用する
- 短く簡潔に要点のみ伝える
ことです。
上司(評価者)に対して、電話やメール、チャットツールなどを利用して
「先程の商談で●●万円売上出来そうです!」「××さえクリアすれば買ってくれると言っていますが宜しいですか?」「▲▲という問題が発生したので、■■という手を打ちました。結果は追って報告します!」
など、ちょっとを多く積み重ねると、オンラインであっても(対面ではなくても)単純接触効果(ザイオンス効果)を有効に活用することが可能です。
数字(結果)を残すこと、アウトプット(特に、お客様に対する提案書や成果物)の質を高めることが簡単ではない場合は、ぜひ、短く簡潔なコミュニケーション回数を増やすことにこだわってみてください!
やはりまずは、数字(結果)を残すこと、アウトプット(特に、お客様に対する提案書や成果物)の質を高めることに時間と労力を費やして下さい!そして、隙間時間を有効活用して、単純接触効果による印象アップを狙って下さいませ。
まとめ
- そもそも仕事は、「お客様にどれだけの価値を提供できたのか?」「その結果、お客様からどれだけの対価を得られたのか?」で適切に評価されるべきである。
- しかし、実際問題として、評価する側の感情(好き嫌い)が評価に多大な影響を及ぼすという事実は無視できない。
- リモートワークでは、まずは、数字(結果)を残すこと、アウトプット(特に、お客様に対する提案書や成果物)の質を高めることにこだわること
- また、隙間時間を有効活用して、単純接触効果による印象アップを狙うこと
リモートワークが全面的に普及することにより、メリットもあればデメリットもあります。
今後、リモートワークの普及が止まることはないので、メリットに着目し、数字(結果)を残すこと、アウトプット(特に、お客様に対する提案書や成果物)の質を高めることにこだわることで、ぜひ、適切に評価されるようにしてください。
リモートワークをしていても、適切に評価されるようになることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!
「なぜ、悩んでしまうのか?」「どうすれば悩みが軽減されるのか?」「どうすれば悩みから解放されるのか?」