『3-24.心をフロー状態に保つ考え方(20)いつからでも、何回でもやり直せる』の記事では、
- 何歳からでも、何回挫折や失敗を経験したとしても、「自分の人生をどう生きるか?」は自分自身で決めて、好きなタイミングで人生をやり直して欲しいこと
- 素直な心で常に自分と向き合い、「本当に達成したいこと」「本当に大切な人」「本当に重要なこと」に時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下して欲しいこと
をお伝えしました。
今回の記事も含めて複数の記事で、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態=フロー状態に保つ考え方をご紹介しますが、
心をフロー状態に保つ方法や考え方に絶対的な正解はなく、どんな方法、どんな考え方でも自分が「心をフロー状態に保つ」ことができればそれで良いので、ぜひ、あなたに最適な方法、考え方で心をフロー状態に保ち、常に、自分の能力を最大限に発揮してください!
本記事では、『心をフロー状態に保つ考え方』の21個目である
・相手の感情に流されない
という考え方です。
相手が「怒っている」「落胆している」からといって、あなたも「怒る」「落胆する」必要はありません。 相手の負の感情に流されても、何一つ良いことがないので、相手の負の感情に流されないで、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことが大切です!
目次
「相手の感情に流されない」とは?
「相手の感情に流されない」とは、
- 相手が怒っていても、怒らないこと
- 相手が落胆していても、落胆しないこと
- 相手の負の感情に流されず、心をフロー状態に保つこと
です。
相手が怒っていても、怒らないこと
日常生活においても、仕事においても、相手が怒っていても、あなたまで一緒に怒る必要はありませんし、怒られたことに対して、反省して改善する必要はあっても、腹を立てたり、落胆する必要もありません。
人は感情の生き物であり、相手から感情をぶつけられたら、感情で返してしまう生き物なので、
誰かに怒りをぶつけられたら、無意識で、怒ったり、腹を立てたり、落胆してしまいます。
たしかに、相手から怒られたら、無感情でいることは難しいわ!
と思われたかもしれませんが、
意識して、相手の怒りに反応しないで、こちらまで怒ったり、腹を立てたり、落胆しないようにすることが大切です。
どれだけ意識していても、とっさに無意識で、相手の怒りに反応して、怒ったり、腹を立てたり、落胆してしまうこともあります、、、。そんなときは、再度、相手の感情に流されてはいけないことを意識して、心の平穏を取り戻してください!
相手が落胆していても、落胆しないこと
相手が落胆して、やる気を無くし、次の行動を起こすのをやめてしまっても、あなたまで一緒に落胆して、やる気を無くし、次の行動を起こすのをやめてしまう必要はありません。
相手の落胆している気持ちを理解して、励ますことは大切ですが、相手と一緒に落胆して、やる気を無くす必要も、次の行動をやめてしまう必要もありません。
当たり前ですが、人は人、自分は自分であり、人の感情を理解することは大切ですが、人と同じ感情になる必要はありません。
けど、人の感情を理解する際に、共感したら、同じ感情になってしまうのでは、、、?
と思われたかもしれませんが、
少し表現が難しいのですが、人の感情を理解する際に、相手に共感し、一時的に相手と同じ感情になったとしても、ずっと相手と同じ感情になる必要はなく、
ずっと相手と同じ感情を引きずり(ずっと相手と同じように落胆して)、やるべきこと、できることをやめてしまってはいけないという意味です。
共感する力が強い人ほど、相手と同じ感情になりやすいですが、そのまま何もしないと何も解決できないので、すぐに感情を切り替えて、相手が落胆する原因となった課題(解決すべき問題)を追求し、できることをやることが大切です!
相手の負の感情に流されず、心をフロー状態に保つこと
相手が怒っていても怒らないこと、相手が落胆していても落胆しないことなど、相手の負の感情に流されず、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことが大切です。
相手の負の感情には、敏感に反応してしまうもので、意識していても、心が揺らいだり、捉われたりしてしまうものですので、
- 普段から意識して、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つこと
- 無意識の反応で、心が揺らいだり、捉われたりしてしまった際は、再度意識して、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に戻すこと
のどちらも大切となります。
心が揺らいだり、捉われたりすると、自分の能力を最大限に発揮できないので、普段から意識して、無意識で負の感情に反応してしまった場合は、再度意識して、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことが重要です!
なぜ、「相手の感情に流されない」ことが大切なのか?
なぜ、「相手の感情に流されない」ことが大切なのか?というと、
- 相手の負の感情に流されても、良いことが無いから
- ゴールを達成することに対する阻害要因になるから
です。
相手の負の感情に流されても、良いことが無いから
相手の怒りや焦り、落胆や絶望など、相手の負の感情に流されて、心が揺らいだり、捉われたりしても、あなたには、良いことがまったくありません。
相手の怒りに、怒りで対抗して言い争いをしても、相手と一緒に焦って慌てふためいても、相手と一緒に泣きながら落胆しても、絶望しても、あなたの人生には、何のプラスにもなりません、、、
相手の怒りや焦りの原因を理解して、その原因に対して可能な限りの対策を考え、実行することは大切ですが、お互いが怒ることにも、一緒になって焦ることにも、何の意味もなく、
相手が落胆している理由、絶望している理由を理解したうえで、できることを探し、最善の手を尽くすことは大切ですが、一緒に落胆してやる気をなくし、一緒に絶望して次の行動を起こすことをやめてしまったら、何も解決できなくなります。
相手の負の感情に流されても、本当に良いことはまったく無いので、相手の負の感情に流されることなく、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保ち、その場その場でやるべきことをしっかりやることが大切です!
ゴールを達成することに対する阻害要因になるから
相手の怒りや焦り、落胆や絶望など、相手の負の感情に流されて、あなたのゴールを見失ったり、あなたのゴールを達成するための時間やエネルギー(気力や体力)、お金を奪われてしまうことは、
ゴールを達成することに対する阻害要因になります。
あなたにとって一番重要なことは、自分の「残された時間」で達成したいゴールを達成することであり、
自分のゴールを達成するために、少しでも多くの時間やエネルギー(気力や体力)、お金を集中投下することです。
相手の怒りを抑えることでも、相手を言い負かすことでも、相手の焦りを解消することでも、相手を落胆や絶望から立ち直らせることでもありません。
それらが、あなたにとって「どうしても達成したいこと」であれば、話は別ですが、相手が自分の感情をどのように処理するかは相手の問題であって、あなたの問題ではないですし、相手の問題をあなたが解決する必要もありません。
なんか、相手を突き放しているようで、冷たくない、、、?
と思われたかもしれませんが、
あなたには、自分のゴールを達成するために解決すべき問題=課題が山ほどあるハズなので、ずっと相手のために自分の時間、エネルギー(気力や体力)、お金を使うことはできないですし、
相手があなたに依存してしまう(あなた無しでは何もできなくなる)のを防ぐためにも、相手の問題は相手に何とかしてもらう(相手に問題を解決する力をつけてもらう)方が相手のタメにもなります!
少し冷たく聞こえるかもしれませんが、相手の課題(感情)と自分の課題(感情)を分離して、いついかなる時も、時間、エネルギー(気力や体力)、お金を自分にとってのゴールを達成するために集中投下することが大切です!
どのように、「相手の感情に流されない」と良いのか?
どのように、「相手の感情に流されない」と良いのか?というと、
- 幽体離脱をイメージする
- 表情だけで対応する
と良いです。
幽体離脱をイメージする
日常生活においても、仕事においても、相手が怒りの感情をぶつけてきたら、すぐに、幽体離脱をイメージして、心を体から切り離して、心を相手の怒りの感情が届かない場所へ避難させることが大切です。
相手の怒りの感情を、真正面から全部受け止めるのは、非常に危険ですので、
相手の怒りの感情が、自分の体の中に流れ込んでくるのを感じたら、すぐに心を避難させて下さい!
相手の怒りの感情に、心が流されてしまってはいけませんし、あなたの心が潰されないように注意する必要があるので、相手の怒りの感情が冷めるまで、相手がその場から立ち去るまで、心は避難させておくと良いです。
負の感情の中でも、怒りの感情が一番強力です。
たしかに、怒られるのが一番嫌で、一番こっちも感情的になってしまうわ!
と思われたかもしれませんが、
相手の怒りの感情に流されず、相手の怒りに任せた乱暴な発言も気にせずに、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことが一番難しく、しかし、一番大切です。
相手の怒りの感情にも、怒りに任せた発言にも、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことができれば、その他の負の感情に対しても同様に、心をフロー状態に保つことができます!
表情だけで対応する
相手が怒りの感情をぶつけてきた際には、幽体離脱をイメージして、心を体から切り離して、心を避難させることが大切ですが、
相手が怒っている最中に、「心ここにあらず」という状態で、話を聞いていたら、相手の怒りが静まらないのでは、、、?
と思われたかもしれません。
そんな際に有効なのが、
表情だけは、むちゃくちゃな真剣な表情で話を聞いて、対応する
ことです。
相手が怒っているのに、無表情では、火に油を注ぐようなものなので、相手の怒りが静まることはありません。
相手が怒っている際は、心は遠くへ避難させた状態で、むちゃくちゃ真剣な表情を作り
- 相手の怒っている気持ちはすべて受け止めていること
- 相手が怒るのも、もっともだと理解していること
- 相手の怒りに対して、誠実に対応すること
を表情だけで伝えると良いです。
相手の怒りの感情は、心で受け止めるのではなく、表情だけで受け止めると良く、
相手の怒りの感情を心で受け止めて、こちらも怒って言い争いをしてしまったり、相手の怒りで心が潰れてしまうことは、絶対に避けなければいけません!
相手の怒りに対しては、黙って(喋っても一言か二言で)表情だけで対応するのが得策で、怒り以外の他の負の感情に対しても、表情だけで対応することで、心は「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことが大切です!
まとめ
- 相手の負の感情には流されず、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つこと
- 一時的に、相手の負の感情に流されても、再度意識して、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に戻すこと
- 負の感情の中でも一番強力な「怒り」には、特に注意して、心を体から切り離し、心を避難させた状態で、表情だけで対応すること
相手の負の感情に流されてしまうと、あなたの人生も台無しにしてしまう危険性があるので、
相手の負の感情に流されることなく、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保ち、ゴールの達成に集中することで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!