『7.悩みごとを解決したい』のカテゴリの記事では、私自身がこれまで悩んできたこと、そして、『お問い合わせ』からいただいた「お悩みごと」に対して、
などについて、詳しく解説します。
ぜひ、あなたも日常生活や仕事で悩んでいる場合は『お問い合わせ』からご相談ください!
今回の「お悩みごと」は、
・「仕事の質が低い、、、」と言われてしまう
です。
せっかく依頼された仕事をやり遂げたのに、相手(仕事の依頼主)から「仕事の質が低い、、、」と言われてしまったらショックですよね!? 「仕事の質が低い」と言わせないためにも、「シンプルに要約する」「論理的である」「全体構造を把握している」ことが大切です!
目次
どんな時に、「仕事の質が低い」と言われてしまうのか?
どんな時に、「仕事の質が低い」と言われてしまうのか?というと、
- 複雑で分かりにくいとき
- 支離滅裂(しりめつれつ)なとき
- 視野が狭いとき
です。
複雑で分かりにくいとき
お客様や協力会社様、社内の誰かから仕事を依頼された場合、何かしらの成果物(アウトプット)を提出することになりますが、
その成果物(アウトプット)が、「複雑で分かりにくい」とき、相手(仕事の依頼主)から「仕事の質が低い、、、」と言われて(思われて)しまいます。
どれだけ沢山のことを調べて、どれだけ多くの内容を詰め込んで、どれだけ一生懸命その成果物(アウトプット)を作成したとしても、「複雑で分かりにくい」ものに対しては、
「っで、何?」「結局、何が言いたいの?」「一番重要なことは何?」
と言われて(思われて)しまい、相手(仕事の依頼主)がこちらから提出した成果物(アウトプット)の解読をしなければなりません。
相手(仕事の依頼主)は、こちらから提出した成果物(アウトプット)を解読しながら、
確かに、内容モリモリで頑張ったのは分かるけど、解読する時間とエネルギー(気力と体力)が勿体ないから、次は、別の人に頼もうかな、、、
と思ってしまいます、、、
相手(仕事の依頼主)が、提出された成果物(アウトプット)に対してすべきことは、自分(自社)にとって「良いか?悪いか?」「採用すべきか?否か?」の判断であり、内容の解読ではないので、「複雑で分かりにくい」ものはNGです!
支離滅裂(しりめつれつ)なとき
お客様や協力会社様、社内の誰かから依頼された仕事に対して、計画性や一貫性がなく、行動や発言が「支離滅裂(しりめつれつ)」なとき、
相手(仕事の依頼主)から「仕事の質が低い、、、」と言われて(思われて)しまいます。
どれだけ早く行動を起こして、どれだけ早く成果物(アウトプット)を提出し、どれだけ多くの言葉で説明をしたとしても、行動や発言が「支離滅裂(しりめつれつ)」になってしまうと、
「もっと、落ち着いて!」「ちゃんと計画を立てて行動して!」「一貫性のある説明をして!」
と言われて(思われて)しまい、相手(仕事の依頼主)から多くの指摘を受けることなります。
相手(仕事の依頼主)は、提出された成果物(アウトプット)に対して、自分(自社)にとって「これは、良い!」「これは、採用すべき!」と納得したいと考えていますが、「支離滅裂(しりめつれつ)」な行動や発言では納得できません、、、
視野が狭いとき
お客様や協力会社様、社内の誰かから依頼された仕事に対する「視野が狭い」とき、ものごとの本質を捉えることが出来ず、仕事の要点を外してしまい、
相手(仕事の依頼主)から「仕事の質が低い、、、」と言われて(思われて)しまいます。
「視野が狭く」なってしまうと、
- 表面的な問題しか解決できない、、、
- 根本原因に対する解決になっていない、、、
- 他に対する影響が考慮されていない、、、
などの事態になってしまい、
「全然、意味ないやん!」「これなら、やってもやらんでも一緒やで!」「仕方ないから、もう一回やり直す(頼み直す)わ、、、」
と言われて(思われて)しまい、相手(仕事の依頼主)が、再度その仕事をやり直す(再度他の誰かに依頼する)ハメになります、、、
相手(仕事の依頼主)としては、せっかく仕事を依頼したのに、提出された成果物(アウトプット)の視野が狭く(仕事の質が低く)、再度その仕事をやり直す(再度他の誰かに依頼する)ハメになっては、元も子もありません、、、
「仕事の質が低い」と言わせないためには、何が必要なのか?
「仕事の質が低い」と言わせないためには、何が必要なのか?というと、
- シンプルに要約すること
- 論理的であること
- 全体構造を把握していること
です。
シンプルに要約すること
お客様や協力会社様、社内の誰かから依頼された仕事に対して、何かしらの成果物(アウトプット)を提出する際には、「シンプルに要約すること」が大切です。
相手(仕事の依頼主)が、提出された成果物(アウトプット)を確認した際に、
- 「結論が何か」すぐに分かる
- 「伝えたいことが何か」すぐに伝わる
- 「一番重要なことが何か」すぐに理解できる
と、相手(仕事の依頼主)から「仕事の質が低い」と言われる(思われる)ことはありません。
『5-3.短時間で成果を残す原則(2)Simple is Best』の記事でも書いているのですが、
・シンプルは究極の洗練
です。
何も考えない(深く考えない)シンプルではなく、考えて、考えて、考えたうえで、一番重要なこと以外を、削りに削って、導き出したシンプルな結論は、究極に洗練された成果物(アウトプット)になります。
「結論が何か?」「本質は何か?」「何が一番重要なことなのか?」を考えに考えて、不要なものは削りに削って、相手が「えっ、これだけ!?」と思わずびっくりするぐらい「シンプルに要約する」と、相手に力強いメッセージが伝わります!
論理的であること
お客様や協力会社様、社内の誰かから依頼された仕事に対しては、きちんと計画を立てて実行し、一貫性のある説明をすること、すわなち、「論理的であること」が大切です。
『5-7.短時間で成果を残す原則(6)簡単で強力な論理思考を使う』の記事でも書いているのですが、
「論理的である」とは、
- 依頼された仕事をやり遂げるための、道筋が立てられていること
- 依頼された仕事に対する説明が、順序に沿って分かり易いこと
です。
そして、「論理的である」ためには、
・簡単で強力な論理思考である「Why・What・How」「Who・What・How」を使う
と良いです。
相手(仕事の依頼主)から依頼された仕事をやり遂げるために、
- Why:「なぜ、やるのか?」という目的やゴールを明確にすること
- What:目的やゴールを達成するために、「重要なことは何か?」を洗い出すこと
- How:やるべき重要なことを、「どの順番で実行すると良いか?」を検討すること
で、計画を立てて仕事に着手すること、そして、
- Who:「誰に?」=相手(仕事の依頼主)に
- What:「何を伝えて?」=考えて、考えて、考えて導き出したシンプルな結論を伝えて
- How:「どうさせたい?」=相手(仕事の依頼主)の目的やゴールを達成させたい
ということを、事前に明らかにしたうえで、一貫性のある説明を行うことで、相手(仕事の依頼主)から「仕事の質が低い」と言われる(思われる)ことが無くなります。
「論理的である」ためには、「Why・What・How」「Who・What・How」の2つを使えば十分です! ビジネスの現場では、この2つさえ使われていないことも多々ありますので、ぜひ、この2つを有効に使って周りの人との差をつけてください!
全体構造を把握していること
お客様や協力会社様、社内の誰かから依頼された仕事に対する「全体構造を把握していること」で、仕事の要点を捉えることが大切です。
相手(仕事の依頼主)から依頼された仕事の「全体構造を把握している」と、
- 相手(仕事の依頼主)との意思疎通を円滑に行うことができる
- 相手(仕事の依頼主)のして欲しいことを、先読みできる
- 表面的な問題ではなく、相手(仕事の依頼主)の根本原因に対処できる
ようになります。
『5-19.短時間で成果を残す原則(18)ものごとを「構造化」する』の記事でも書いているのですが、
「全体構造を把握する」ためには、
・ものごとを構造化するクセをつける
と良いです。
「ものごとを構造化する」とは、
- 全体が、どんな構成要素で成り立っているのかを明らかにすること
- また、それぞれの構成要素がどのような関係にあるのかを紐解くこと
です。
「ものごとを構造化する」クセをつけることで、相手(仕事の依頼主)と話をする際に、
「それって、全体の中のココですよね?」「それに手を付けると、全体に良い影響を与えれますね!」「全体から見ると、これが急所ですよね!?」
など、全体と各構成要素の関係をハッキリと意識して、要点を抑えた会話ができるようになると、相手(仕事の依頼主)から「仕事の質が低い」と言われない(思われない)ようになります。
全体構造を把握できていないと、「何が重要なのか?」「根本課題が何なのか?」「この意思決定が、他にどのような影響を及ぼすのか?」なども分からないので、「全体構造を把握しない限り、質の高い仕事ができない!」と言えます、、、
どのように、仕事の質を高めていけば良いのか?
どのように、仕事の質を高めていけば良いのか?というと、
- 考えを洗練させる
- 目的やゴールにこだわる
- 一目で分かるようにする
と良いです。
考えを洗練させる
お客様や協力会社様、社内の誰かから依頼された仕事に対して、成果物(アウトプット)を提出する際には、「シンプルに要約すること」が大切とお伝えしましたが、
「シンプルに要約する」ためには、「考えを洗練させる」と良いです。
「考えを洗練させる」とは、
- 頭の中の考えを、書き出して、書き出して、書き出しまくる
- 書き出したものから、重要で無いものを、削って、削って、削りまくる
- これこそが「どうしても伝えたいこと!」「一番重要なこと!」と納得できるまで(1)(2)を繰り返す
ことです。
イメージとしては、「100枚書いて、1枚に絞り込む」ことを想像してください!
考えは、書き出せば、書き出すほど、削れば、削るほど、洗練されていき、書き出した分だけ、削った分だけ、残った言葉に宿る力が強くなります! 書き出す作業と削る作業を何度も往復することは大変ですが、その分、威力も抜群です!
目的やゴールにこだわる
お客様や協力会社様、社内の誰かから依頼された仕事に対して、「論理的であること」が大切で、簡単で強力な論理思考である「Why・What・How」を使うと良いとお伝えしましたが、
「Why・What・How」の中でも、一番重要なのは、「Why:なぜ、やるのか?」すなわち「目的やゴールが何なのか?」です。
- 相手(仕事の依頼主)が仕事を依頼する目的は何なのか?
- 仕事を依頼することで、相手が達成したいことは何なのか?
を完全に明確にすることから、すべてが始まります。
目的やゴールが曖昧であれば、その目的やゴールを達成するための実行計画も、実行計画に基づいて行われる行動も、すべてが曖昧なものになってしまいます、、、
たまに、相手(仕事の依頼主)から、目的やゴールには触れずに、「●●をして欲しい」とだけ、伝えられることがありますが、必ず、
「●●をして欲しい、目的は何ですか?」「●●をして、何を達成したいのですか?」「どうなれば、最高に満足されますか?」
ということを、確認することが大切です。
もう、相手(仕事の依頼主)から、ちょっとウザいと思われるぐらい(笑)に、
- 目的やゴールについて、もう少し具体的に教えてくれませんか?
- 達成したいことを、数字で示してもらえませんか?
- いつまでに、どのぐらいのコストで達成できると良いですか?
- その目的やゴールを達成できると、関係者全員が満足されますか?
などの質問をして、目的やゴールにこだわると良いです!
目的やゴールに尋常じゃないほどこだわって、たとえ、一時的に相手(仕事の依頼主)からウザいと思われたとしても、相手の「目的やゴールを達成できた方が絶対に良い!(でなければ意味がない!)」ので、トコトンこだわってください!
一目で分かるようにする
お客様や協力会社様、社内の誰かから依頼された仕事に対する「全体構造を把握していること」で、仕事の要点を捉えることが大切であるとお伝えしましたが、
ものごとを構造化して、「自分が全体構造を把握する」更には「相手と全体構造を共有する」には、全体構造を「一目で分かるようにする」と良いです。
全体構造を「一目で分かるようにする」と、その仕事に携わる関係者全員で、
- 全体構造の抜け漏れをチェックできる
- 全体構造をもとに、課題を洗い出せる(解決策を議論できる)
- 全体構造に対する共通認識を持ち、仕事を進めることができる
ようになります。
全体構造を「一目で分かるようにする」と、その仕事に携わる関係者全員が確実に喜びます。
ただし、全体構造を「一目で分かるようにしたもの」に対して、関係者全員から、意見や指摘(ダメ出し)ももらえます(泣)
関係者全員から、ありがたく頂戴した意見や指摘(ダメ出し)を反映させ、全体構造を「一目で分かるようにしたもの」をどんどん改善していくことで、相手(仕事の依頼主)に対して提供できる価値も、それに伴って大きくなっていきます!
まとめ
- 相手(仕事の依頼主)から依頼された仕事に対して「複雑で分かりにくいとき」「支離滅裂(しりめつれつ)なとき」「視野が狭いとき」に「仕事の質が低い、、、」と言われて(思われて)しまうこと
- 「シンプルに要約すること」「論理的であること」「全体構造を把握していること」で、「仕事の質が低い、、、」と言われる(思われる)ことを防ぐことができること
- 「考えを洗練させる」「目的やゴールにこだわる」全体構造を「一目で分かるようにする」ことで、仕事の質を高めることができること
せっかく依頼された仕事をやり遂げたのに、相手(仕事の依頼主)から「仕事の質が低い、、、」と言われて(思われて)しまうのは、非常に勿体ないことです。
ぜひ、「シンプルに要約すること」「論理的であること」「全体構造を把握していること」で、「仕事の質が低い、、、」と言われる(思われる)のを防ぎ、
「考えを洗練させる」「目的やゴールにこだわる」全体構造を「一目で分かるようにする」ことで、仕事の質を高めて、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!
「なぜ、悩んでしまうのか?」「どうすれば悩みが軽減されるのか?」「どうすれば悩みから解放されるのか?」