6-3.プロジェクトを成功に導く秘訣(2)情熱と粘り強さを兼ね備える

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「6-2.プロジェクトを成功に導く秘訣(1)魅力的な目的とゴールを設定する」の記事にて、

プロジェクトの目的とゴールを完全に明確にし、更に、魅力的なものにすることで、プロジェクト全体の士気を高め、プロジェクトを成功に導いて欲しいこと

をお伝えしました。

今回の記事も含めて、具体的に「プロジェクトを成功に導く秘訣」について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!

「プロジェクトを成功に導く秘訣」の2つ目は、

・情熱と粘り強さを兼ね備える

です。

ヤミシタ

「情熱」と「粘り強さ」は、「やりきる力」そのものです。「情熱」だけでは、やりきることができません。「情熱」に「粘り強さ」が備わってこそ、困難なことでも、やりきることができるようになります!

なぜ、「情熱と粘り強さ」が必要なのか?

「6-1.なぜ、プロジェクトを成功させるのは難しいのか?」の記事でも書きましたが、

プロジェクトをやり遂げるには、いくつもの課題を解決し、予想外の出来事に対処し、急な計画変更にも対応し、様々な試練を乗り越える必要があります。

プロジェクトのゴールを達成するまでの道のりは、長くて、辛くて、険しい(けわしい)ものです。

長く、辛く、険しい道のりを、プロジェクトのゴールを達成するために、プロジェクトメンバーが一致団結して乗り越えていくには、「情熱と粘り強さを兼ね備えること」が必要不可欠です。

  • 「絶対にプロジェクトのゴールを達成してやる!」

プロジェクトのゴールを達成することで、

  • 「会社を大きく変えてやる!」
  • 「お客様を最高に満足させてみせる!」
  • 「社会全体を素晴らしいものにしてみせる!」

というような熱い情熱は、周りのプロジェクトメンバーを鼓舞し、それがプロジェクトメンバーにも伝播して、「よし、私もやってやる!」「俺もやってやる!」「じゃ、ワシも!!」となり、プロジェクトを強く推進する力になります。

プロジェクトを成功に導くには、「熱い情熱」は必要不可欠と言えます。

そして、熱い情熱を持つためにも「6-2.プロジェクトを成功に導く秘訣(1)魅力的な目的とゴールを設定する」の記事にて書いた、「魅力的な目的とゴール」が必要になります。

しかし、情熱だけでは、足りません。

情熱だけでは、その情熱を上回るほどの大きな課題に直面した際に、一瞬で火(やる気)が消されてしまいます。

プロジェクトを達成するまでに、何度も何度も訪れる試練を乗り越えることはできません。

どれだけ大きな課題に直面しようとも、予想外の事態が発生したとしても、急な計画変更に迫られても、どの利害関係者から何を言われようとも、

心に波風を立てず、顔色を何一つ変えずに、粛々とプロジェクトのゴールを達成するために、その場その場で最善を尽くしていく「粘り強さ」が必要です。

(何が起こっても、「だから何?」と言わんばかりの粘り強さです)

どのように、「情熱と粘り強さ」を発揮すれば良いのか?

プロジェクトでは、多くの利害関係者が存在し、何度も何度も交渉や調整を行う必要があります。

利害関係者の一方を立てれば、もう一方が立たずということは、いくらでもあり、その都度、立たなかった方の利害関係者に理由を説明し、納得してもらい、今後、一緒にプロジェクトを進めていかなければなりません。

プロジェクトには、期限が決まっていると伝えましたが、期限だけではなく、お金も、人のリソースも限られています。

時間もお金も人のリソースも限りがあるなかで、プロジェクトで達成したい要望に優先順位をつけて、優先順位が高いものから順番に要望を実現していくことが求められます。

誰かが独断と偏見で優先順位をつけるのは論外ですが、プロジェクトメンバーが全員で協議して、「これしかない!」と思える優先順位をつけた場合でも、一部の利害関係者からは、不平不満が出てきます。

(利害関係者が多くなれば、すべての人から不平不満がでないことは不可能です)

その不平不満に対しても、きちんと優先順位をつけた理由と根拠を提示して、納得してもらう必要があります。

(不平不満をケアせずに放っておくと、後で非常に大きな抵抗勢力になって、プロジェクトを中断せざるを得ない状況になることもあります)

長い時間をかけて議論し、全ての利害関係者にも説明し納得してもらえた、一度決定した、要望の優先順位が、経営者(社長であることも多い)やお客様の鶴の一声で簡単に変更されることもあります。

(それも、一度ではなく、二度、三度も、、、)

その度に、再度、計画の組み直しや、利害関係者への交渉と調整が発生します。

予想外のことが起こったとき、無理難題と思える課題が発生したとき、長く積み重ねてきたものが一瞬で崩れそうになったときこそ、

多くの変化を受け入れて、困難を乗り越えて、プロジェクトをやり遂げるためにも、粘り強さを発揮してください!

そして、苦しいときこそ、率先して、プロジェクトメンバーを鼓舞する熱い情熱を発揮してください!

情熱と粘り強さを兼ね備えることで、どんな厳しい場面でも、感情に左右されることなく、その瞬間にすべき最善の行動をし続けることができるようになり、プロジェクトのゴールを達成できるようになります。

「情熱と粘り強さ」を兼ね備えたメンバーを集めるには?

ここまでで、プロジェクトの難しさや、辛さ、大変さを延々と書いてきたので

  • 「よっぽどプロジェクトが憎いんやろな、、、」
  • 「プロジェクトでよっぽど辛い想いをしてきたんやな、、、」

と思われたかもしれませんが、私自身は、プロジェクトが大好きですし、途中経過は別にして、終わったプロジェクトに対しては、「良い経験ができて良かった」という感謝の想いしかありません。

プロジェクトのゴールを達成するのは、長く、辛く、険しい道のりですが、それを乗り越えたときの、プロジェクトチームの一体感と達成感は、格別なものになります。

多くの課題、予想外の展開、急な計画変更、多くの利害関係者との交渉と調整をした経験は、自分自身を成長させるための、かけがえのない経験になります。

もちろん、プロジェクトをやっている最中は、全てを投げ出してしまいたくなることも、「もう、いいっす」と思わず口から出そうになることも多々ありますが、

プロジェクトから得られる達成感と経験の大きさを考えると、また、別のプロジェクト(自分自身が成長できそうな、課題が多く詰まってそうなもの)に参加できる機会があれば、私は迷わずに立候補します。

ここで、1つ、強くお伝えしたいことは、プロジェクトを成功に導くには、「情熱と粘り強さを兼ね備えること」が必要であることと、「情熱と粘り強さを兼ね備えたメンバーを集めること」が非常に重要であることです。

よく、各部門から一人ずつ不公平がないようにプロジェクトのメンバーを選抜することがありますが、これは好ましくありません。「情熱と粘り強さを兼ね備えているか?」がほとんど考慮されていないからです。

各部門から選抜されたメンバーは、「絶対にプロジェクトのゴールを達成したい」という情熱より、「自部門には悪影響がないようにしなければ」という使命感の方が強くなる傾向があります。

(自部門に悪影響を及ぼすと、プロジェクトから戻ったときに、非難されてしまうので、、、)

プロジェクトメンバーは、各部門から選抜するのではなく、「絶対にプロジェクトのゴールを達成したい」という情熱をもった人を、可能な限り、立候補で集めるべきです。

そして、立候補者が「粘り強さを兼ね備えているか?」、もしくは、「粘り強くゴールを達成する覚悟があるか?」を確認することが望ましいです。

プロジェクトには、変化がつきもので、臨機応変に多くの課題に対応しなければなりませんが、そのような状況が好きな人もいます。

私も、そのような状況は嫌いではありません、、、。

すいません、素直に言います。そのような状況が大好きです!

プロジェクトのゴールを達成するには、プロジェクトメンバーが「情熱と粘り強さを兼ね備えること」が重要ですが、もともと、変化に柔軟に対応することが、困難に立ち向かうことが好きな人もいますので、

「情熱と粘り強さを兼ね備えたメンバー」を立候補で集めることを強く推奨します。

まとめ

  • 情熱と粘り強さを兼ね備えることで、長く、辛く、険しい道のりにおいて、感情に左右されることなく、その瞬間にすべき最善の行動をし続け、プロジェクトのゴールを達成できるようになる
  • もともと、変化に柔軟に対応することや、困難に立ち向かうことが好きな「情熱と粘り強さを兼ね備えたメンバー」を立候補で集めること

ぜひ、あなたも「情熱と粘り強さを兼ね備えること」を強く意識して、プロジェクトに参画してみてください!

情熱と粘り強さを兼ね備えることで、ちょっとやそっとの課題や計画変更にはびくともしなくなり、また、多くの利害関係者との交渉や調整も粛々と行えるようになります!

長く、辛く、険しい道のりを乗り越えることで得られる、格別の一体感と達成感を味わってもらえること、あなた自身を成長させるかけがえのない大きな経験が得られること、そして、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!

6.プロジェクトを完遂したい