『3-6.心をフロー状態に保つ考え方(1)失敗促進 (2)「ハッハッハッ」と笑い飛ばす』の記事では、
- 「失敗」を「早く」「うまく」「安く」経験するために、自ら進んで求めて欲しいこと、「失敗」をしゃぶり尽くすことで、多くの「気づき」や「学び」を得て欲しいこと
- 想定外のことが起こった際は、心の中で「ハッハッハッ」と笑い飛ばして、心を動揺させることなく、いち早く切り替えて、その場その場で最善の手を打って欲しいこと
をお伝えしました。
今回の記事も含めて複数の記事で、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態=フロー状態に保つ考え方をご紹介しますが、
心をフロー状態に保つ方法や考え方に絶対的な正解はなく、どんな方法、どんな考え方でも自分が「心をフロー状態に保つ」ことができればそれで良いので、ぜひ、あなたに最適な方法、考え方で心をフロー状態に保ち、常に、自分の能力を最大限に発揮してください!
本記事では、『心をフロー状態に保つ考え方』の3つ目である
・超マイナス思考で備える
という考え方をご紹介します。
「超マイナス思考で備える」という考え方は、強力で、かつ、様々なシーンで活用することができるので、ぜひ、日常生活でも、仕事でもどんどん使ってみてください! 「超マイナス思考で備える」と、どんなことに対しても心に余裕をもって対応できるようになります!
目次
「超マイナス思考で備える」とは?
「超マイナス思考で備える」とは、
- 事前にネガティブなことを想定し、前向きな回答を用意しておくこと
です。
事前にネガティブなことを想定し、前向きな回答を用意しておくこと
「超マイナス思考で備える」とは、
・事前に、徹底的にありとあらゆるネガティブなことを想定し、それらに対する前向きな回答を用意しておくこと
であり、どんなことに対しても、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保ち、心に余裕をもって対応できるようになる考え方です。
この「超マイナス思考で備える」という考え方は、社内の大好きな先輩に教えてもらいました!
数年前、偶然、その大好きな先輩と一緒に、お客様先に営業(商談)に行くことになったときの話ですが、(ここからは会話形式でお楽しみください!)
あぁー、今日は、全然、営業(商談)がうまくいく気がしませんわぁ
ほな、今日は「ネガティブ営業」しようか!
「ネガティブ営業」って何すか?
「超マイナス思考」で、もう、ありとあらゆるネガティブなことを事前に考えて、前向きな回答を用意したうえで、営業(商談)に臨むってこと! とりあえず、「超マイナス思考」で、今からの商談で起こりえるネガティブなこと言ってみ!
じゃ、まず、お客様先に行ったら、話すら聞いてもらえないことっす。 『あっ、もう別な商品買うことにしましたから!言ってませんでしたっけ?』とか言われて、、、
朝からキツイな、それは! その時は、何かうまいものでも食べて帰ろう!! じゃ、次は僕が(ネガティブなこと)言うわ!
何とか話は聞いてもらえたけど、商談が始まったら、(何かしらのトラブルなどで)いきなりお客様が電話で長時間話し始めて、全然話す時間がないとか、、、
そのパターン、経験したことありますわ! その時は、連絡先と、パンフレット、説明資料だけ渡して、後日電話でフォローしましょう!(連絡先、パンフレット、説明資料を渡し易いように一式にまとめる)
じゃ、次は私が。話す時間はあったけど、商品の説明したら、お客様からいきなり『高いわー、他の商品でもっと安いのあるで!』と突っ込まれるとか、、、
そうやねん、うちの商品高いねん! けど、それはしゃーないから、高いなりの機能(理由)があることをちゃんと説明しよか!!
じゃ、更に僕から。高いなりの機能(理由)があることを説明したら、『そんな機能いらんねん!シンプルでええねん!!』と切り返されるとか、、、
その切り返しも、あるあるですね! その時は、いつもこの事例を説明して納得してもらってますわ。だいたい『なるほど、それなら、その(高いなりの)機能もアリやな!』と言ってもらえます!
じゃ、更に私から。事例に納得してもらえたけど、結局、『今、金ないねん。今年予算キツイからなー』と言われるとか、、、
『今年予算キツイからなー』は、毎年言われるセリフやな! その時は、今、国からIT投資に対する補助金が出てること説明しようか! 今、補助金の説明資料を持ち歩いてるから、カバンに入ってるわ!!
おぉ!さすがっす! じゃ、そろそろ時間なんで行きましょうか!?
というように、「超マイナス思考」になり、事前に、ありとあらゆるネガティブなことを想定して、それらに対する前向きな回答を用意したうえで、営業(商談)に臨み、
その結果として、この商談はうまくまとまりました!(無事、商品を買っていただけました)
もちろん、毎回商談がうまくまとまる(商品を買っていただける)訳ではありませんが、「超マイナス思考」になり、事前に、ありとあらゆるネガティブなことを想定して、それらに対する前向きな回答を用意しておくことで、
どんなことが起きても、何を言われても平気で、心に余裕を持って、営業(商談)を進めることができるようになります。
たまには、想定外のことが起こったり、言われたりするんじゃないの!?
と思われたかもしれませんが、想定外のことに対しては、『3-6.心をフロー状態に保つ考え方(1)失敗促進 (2)「ハッハッハッ」と笑い飛ばす』の記事でご紹介した、心の中で「ハッハッハッ」と笑い飛ばすことと、「失敗」を自らに「促進する(うながす)」ことを実践して
「ハッハッハッ」そう来ましたか(そんなとこをツッコミますか)!? これは、また今後の勉強になるな~! さて、今回は「失敗」することを前提にして、これを試してみるか!!
というように、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保ったうえで、その場その場で最善の手を尽くし、仮に「失敗」したとしても、(多くの場合は「失敗」しますが)
そのときの「失敗」を今後の「超マイナス思考で備える」ための経験値にします。
「超マイナス思考で備える」ことの利点は、営業(商談)などを繰り返すほど、経験値が蓄積され、どんどん想定外のことが想定内になり、心が何事にも動じなくなってくることです。
会話形式で書いた私と先輩との会話は、少し(かなり)綺麗な言葉に変えてますし、もっとふざけた会話もたくさんしています(笑)商談中に『じゃ、ちょっと得意なモノマネしてみて』と言われるとか、、、。しかし、楽しくふざけながらも、ネガティブなことを想定し、事前に前向きな回答を用意しておくと、心に余裕が生まれるのは事実ですので、ぜひ、試してみてください!
なぜ、「超マイナス思考で備える」と良いのか?
なぜ、「超マイナス思考で備える」と良いのか?というと、
- 心を乱されることなく、冷静に対処することが可能となるから
です。
心を乱されることなく、冷静に対処することが可能となるから
一人でも、複数人でも、どれだけ楽しく、ときにはふざけながらでも構いませんので、
事前に、徹底的にありとあらゆるネガティブなことを想定し、それらに対する前向きな回答を用意しておくことで、
何か言われた際に、何かが起こった際に、心を乱されることなく、冷静に対処することが可能となります。
もし、事前に想定していたネガティブなこと以上に想定外のことを言われた、起こった際は、
「ハッハッハッ」これは、一本取られましたな!
というように、まずは、心の中で「ハッハッハッ」と笑い飛ばして、心をフロー状態に保ったうえで、最善の手を打ってください!
そして、その想定外の経験から学んで、次回以降は、その想定外だったことに対する前向きな回答を用意することを繰り返して、どんどん想定外のことを想定内に変えていくことが大切です。
想定外のことを積み重ねることで、「めったなことでは想定外のことが起こらない」ようになれば、あなたの心は、ビクともしなくなります。
そして、ごくごく稀に起こる想定外のことに対しては、
「おぉ!! ホンマに久しぶりに想定外のことが起こった!!」「これでまた、ひとつ学べる!!」「もっと、心を成熟させることができる!」
というように、嬉しい気持ちにすらなります!(人は、本能的に新しい刺激と自身の成長を望んでいるモノなので、、、)
ぜひ、あなたも仲の良い友人や恋人、職場の同僚や大好きな先輩などと、楽しみながら、ときにはふざけながら、徹底的にありとあらゆるネガティブなことを想定して、それらに対する前向きな回答を用意しておくことで、心をフロー状態に保ち、心に余裕をもって物事を円滑に進めてください!
本記事では、「ネガティブ営業」の例をご紹介しましたが、他にも「ネガティブプレゼン」「ネガティブセミナー」「ネガティブ面談」など、様々なシーンで「超マイナス思考で備える」ことができますので、ぜひ、日常生活や仕事で役立ててください!
一番役立つのは、「ネガティブ家族会議」かもしれません(笑)(そのような状況にならないことが一番望ましいですが、、、)
まとめ
- 事前に、徹底的にありとあらゆるネガティブなことを想定し、それらに対する前向きな回答を用意しておくこと
- ネガティブなことを想定し、前向きな回答を用意するのは、複数人で楽しみながら、ときにはふざけながらでも良いこと
- 「超マイナス思考で備える」ことで、心を乱されることなく、冷静に対処することが可能となること
どんなことに対しても「超マイナス思考で備える」ことで、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保ち、心に余裕をもって取り組めるようになることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!