「3-22.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(18)一人でもゼロからでも何とかする」の記事に引き続き、
心をフロー状態、すなわち、「揺らがず」「捉われず」、あるがままで自然な心の状態に保つのに、役立つ考え方をご紹介します。
それは
・逆境を喜ぶ
という考え方です。
目次
「逆境を喜ぶ」とは?
「逆境を喜ぶ」とは、
- 苦労の多い境遇(置かれている状況)を喜ぶこと
- 全力で逆境に立ち向かうこと
- ありとあらゆる手段を模索すること
です。
苦労の多い境遇(置かれている状況)を喜ぶこと
逆境とは、苦労の多い境遇(置かれている状況)のことで、もし、過去に逆境を経験したなら、現在、逆境を経験しているなら、それは、非常に喜ばしいことです。
私も、過去に何度か逆境と呼べる苦労の多い境遇を経験していますが、
- あの時、逆境を経験することで大きく成長できた
- あの時苦労したから、今の自分がある
- あの時の経験が、現在の生活や仕事に活かされている
と、心から思います。
正直、逆境に対しては、感謝しかありません。
逆境を経験してこなければ、「全然成長できていなかった」「今の自分は無い」「現在の生活や仕事のやり方が(悪い意味で)変わっていた」と断言できます。
逆境を経験している時は、
「あぁ、辛い、、、しんどい、、、」「なんで課題が次から次へと降ってくるねん、、、」「今すぐにでも、この状況から抜け出したい、、、」
と思ってしまうものですが、逆境は、非常に貴重な経験であることは、間違いありません。
逆境を経験している時は、本当に大変な想いをしますが、その貴重な経験は、喜ぶべきものです。
全力で逆境に立ち向かうこと
もし、今後、逆境を経験することになるなら、現在、逆境を経験しているなら、目の前の逆境に対して、全力で立ち向かうことが大切です。
逆境から逃げても良いことはありません。
逆境から逃げることは、課題(解決すべき問題)を先延ばしにすることであり、結局いつかは、その課題(解決すべき問題)に直面します。
結局いつかは解決しなければならないのなら、課題に向き合うのは、早ければ早い方が良いです。
早ければ早い方が、その課題に対して、時間もエネルギー(気力と体力)も多く使うことができ、その分、多くの解決策を模索することが可能です。
逆境から逃げることは、成長できる機会を失うことでもあります。
せっかくの「成長できる機会」を失ってしまうことは、大損でしかないので、目の前の逆境に対しては、意を決して、全力で立ち向かうことが大切です。
ありとあらゆる手段を模索すること
逆境に立ち向かっている間は、その苦労を乗り越えるために、ありとあらゆる手段を模索する必要があります。
逆境に立ち向かうことになった、その時までの自分の能力(スキル)で、その時点で持っている知識や経験で、その時までに構築した人間関係で、逆境を乗り越えることができればそれでも構いませんが、
多くの場合は、その時までの手段では、逆境を乗り越えることが困難です。
逆境を乗り越えるためには、
- 新しい能力(スキル)を習得すること
- 新しい知識や経験を積み重ねること
- 新しい人間関係を構築すること
など、その時までの手段ではない、新しいありとあらゆる手段を模索しなければなりません。
なぜ、「逆境を喜ぶ」と良いのか?
なぜ、「逆境を喜ぶ」と良いのか?というと、
- 苦労をすれば、必ず成長できるから
- 例え失敗したとしても、得られるものがあるから
です。
苦労をすれば、必ず成長できるから
逆境に全力で立ち向かい、数多くの苦労を経験すれば、苦労の分だけ、必ず成長できます。
「逆境に全力で立ち向かって、数多くの苦労を経験して、成長できないことはない」と断言しても良いです。
逆境に全力で立ち向かい、数多くの苦労を経験すれば、必ず成長できるものなので、逆境に直面したら、
「あぁ、辛い状況になってしまった、、、」
と思うのではなく、
「逆境キターーーー(゚∀゚)----!!!」
と考えた方が、絶対にお得です(笑)
例え失敗したとしても、得られるものがあるから
また、逆境に全力で立ち向かう際は、「絶対にうまくやらねば、、、」「失敗できない、、、」などと思う必要はありません。
すべての逆境に対して、毎回絵に描いたように成功することは不可能です。
全力で立ち向かっても、うまくいかない時も必ずあります。
失敗してしまうことも、必ずあります。(小さい失敗など、数えきれないほどします)
確実に言えることは、逆境そのものが人を成長させてくれるので、全力で立ち向かった結果、うまくいかなかったとしても、数多くの失敗をしてしまっても、得られるものは必ずあります。
逆境に全力で立ち向かうことで、何かしらの成長が、何かしらの気づきや学びが得られるので、直面した逆境には、変に固くならずに、緊張せずに、思う存分向き合うことが大切です。
どのように、「逆境を喜ぶ」と良いのか?
どのように、「逆境を喜ぶ」と良いのか?というと、
- 成長できる試練の場を求める
- 新しい可能性を発見できる機会を求める
と良いです。
成長できる試練の場を求める
普段から逆境を避けていると、いざ、逆境に出会ってしまったときに、
「あぁ、遂に逆境に直面してしまった、、、」
と心が揺らいだり、捉われたりしてしまいます。
心が揺らいだり、捉われたりしてしまうと、あなた自身のパフォーマンスを最大に発揮することができなくなってしまいます。
それは、非常に勿体ないことなので、普段から
- 成長できる試練の場を求めること
- どのような環境や状況に身を置けば、もっと成長できるかを考えること
- どのような挑戦や行動をすれば、もっと成長できるかを考えること
で、普段から、逆境を求めると良いです。
こちらから逆境を求めていれば、本当に逆境に直面した際に、心が揺らいだり、捉われたりすることなく、逆境に全力で立ち向かい、逆境の中でも、最高のパフォーマンスを発揮することができるようになります。
新しい可能性を発見できる機会を求める
逆境に立ち向かっている間は、その苦労を乗り越えるために、ありとあらゆる手段を模索する必要があるので、
逆境は、新しい可能性を発見できる機会そのものです。
逆に言うと、新しい可能性を発見できる機会を探していると、もれなく、逆境に巡り合うことができます。(新しいことに、苦労は付き物ですので、、、)
現状を打破するために、将来をより良いものにするために、
- 新しい能力(スキル)を習得できる機会を探すこと
- 新しい知識や経験をできる機会を求めること
- 新しい人間関係を構築できる場に参加すること
で、待ち焦がれていた、逆境に巡り合うことができます(笑)。
こちらから、新しい可能性を発見できる機会を探し、自ら逆境に飛び込み、逆境に(苦労をすることに)慣れてしまえば、逆境を楽しむことさえできるようになります。
まとめ
- 逆境に全力で立ち向かい、ありとあらゆる手段を模索することで、必ず成長できること
- 普段から、成長できる試練の場や新しい可能性を発見できる機会=逆境を求めること
逆境を経験している最中は、大変な想いをするものですが、逆境に全力で立ち向かい、ありとあらゆる手段を模索することで、必ず成長できるので、
逆境を自ら求め、逆境に全力で立ち向かえることを喜び、常に成長し続けることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!
- 3-25.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(21)相手の感情に流されない
- 3-24.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(20)いつからでも何回でもやり直せる
- 3-23.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(19)逆境を喜ぶ
- 3-22.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(18)一人でもゼロからでも何とかする
- 3-21.心をフロー状態に保つ考え方(17)今いる人、今あるモノ(コト)に感謝する
- 3-20.心をフロー状態に保つ考え方(16)気にしたら負け!
- 3-19.心をフロー状態に保つ考え方(15)好きとか嫌いとか関係ない
- 3-18.心をフロー状態に保つ考え方(14)半分冗談・半分本気
- 3-17.心をフロー状態に保つ考え方(13)謙虚・懸命・堅実に生きる
- 3-16.心をフロー状態に保つ考え方(12)人をコントロールしない
- 3-15.心をフロー状態に保つ考え方(11)すべては自分の責任
- 3-14.心をフロー状態に保つ考え方(10)先義後利(せんぎこうり)
- 3-13.心をフロー状態に保つ考え方(9)「天命」を全う(まっとう)する
- 3-12.心をフロー状態に保つ考え方(8)みんなミジンコ
- 3-11.心をフロー状態に保つ考え方(7)マイノリティで良い!
- 3-10.心をフロー状態に保つ考え方(6)ストレスと友達になる
- 3-9.心をフロー状態に保つ考え方(5)「セルフ・コンパッション」
- 3-8.心をフロー状態に保つ考え方(4)速かならんと欲することなかれ
- 3-7.心をフロー状態に保つ考え方(3)超マイナス思考で備える
- 3-6.心をフロー状態に保つ考え方(1)失敗促進 (2)「ハッハッハッ」と笑い飛ばす
- 3-5.心をフロー状態に保つには、どうすれば良いのか?
- 3-4.心を最高の状態に保つには、心をフロー状態に保つこと
- 3-3.心を最高の状態に保つには、「自分の心の状態は、自分で決める」こと
- 3-2.心を最高の状態に保つには、「結局、最後はうまくいく」と思い込むこと
- 3-1.心を最高の状態に保つには、「自分がどんな人間か」は自分で決めること
逆境とは、苦労の多い境遇(置かれている状況)のことで、逆境を経験すると、人は必ず成長できます。「若い時の苦労は買ってでもせよ」と昔から言われている通り、苦労は貴重な経験となるので、逆境には喜んで立ち向かうと良いです!