3-10.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(6)ストレスと友達になる

「自己定義と心のフロー状態」のアイキャッチ画像

「3-9.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(5)セルフコンパッション」の記事に引き続き、

心をフロー状態、すなわち、「揺らがず」「捉われず」、あるがままで自然な心の状態に保つのに、役立つ考え方をご紹介します。

それは

・ストレスと友達になる

という考え方です。

ヤミシタ

「えっ、ストレスと友達になるって、どういうこと!?」と思われたかもしれませんが、あなたの考え方次第で、ストレスは、あなたにとって良いものにも、悪いものにもなります。ストレスに対する考え方をガラッと変えて、ストレスと仲の良い友達になりましょう!

ストレスと友達になるとは?

これは、TEDで公開されているプレゼンテーションの1つ(※TEDとは、「Ideas worth spreading」の理念のもと、価値のあるアイデアを世界中に普及させることを目的とした、アメリカの非営利団体により運営管理される組織のことです)

「 How to make stress your friend 」by Kelly McGonigal (TEDGlobal 2013)

の中で紹介されている考え方になります。

※TEDの公式サイトで紹介されている本プレゼンテーションのページ(外部リンク)において、「日本語」を選択すると、全文の日本語訳をすぐにみることができます。

プレゼンテーションの中で、健康心理学者であり、健康や幸福、そして、個人的な成功に関する学術的な研究を、実用的で分かり易い内容にして世の中に発信している Kelly McGonigal 氏は、

ストレスが健康に悪いのではなく、「ストレスが健康に悪いと考えること」が、健康に悪影響を及ぼす。

ひどいストレスを経験した場合に、「ストレスが健康に害を及ぼすと信じていた」人たちだけ、死亡するリスクが高くなり、「ストレスが無害だと考えていた」人たちの死亡リスクは低かった。

ストレスに対する考え方を変えることで、人はより健康になれる。ストレスに対する体の反応を変えることができる。

ストレスと、ストレスにより起こる体の反応(心拍数や呼吸の回数が上昇したり、汗が出たりすること)を、不安の表れなど悪く考えると、血管が収縮するが、能力を発揮できるようにするための助けなど肯定的に考えると、血管が収縮することはない(リラックスしたときと変わらない状態になる)

人はストレスを感じると、 オキシトシンというホルモンが分泌されるが、オキシトシンは、他の人々と親密な関係を強めるような行動を促す。例えば、友達や家族との身体的な接触を強く望むようにさせたり、人との共感を高め、更には、私たちが大切に思う人たちを、進んで助けたり支えたいと思わせたりもする。

そして、実際に、他の人に対して思いやりをもった行動をすれば、ストレスに対する回復力を高めることができる。 

「 How to make stress your friend 」by Kelly McGonigal (TEDGlobal 2013)

と伝えています。

まず、ストレスとは、「外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと」です。

私も、このプレゼンテーションを聞くまでは、「ストレス=健康を害するもの」と考えていましたし、まさかストレスが健康に良いものになるとは、思ってもいなかったので、プレゼンテーションの内容には、衝撃を受けました。

自分自身を傷つけていたのは、自分自身のストレスに対する考え方だったとは、考えたことも無かったので、これまでの行いに対して、「あぁ、自分を痛めつけ過ぎた、、、」と深く反省しました(泣)。

本プレゼンテーションを見てからは、ストレスに対する考え方を変え、ストレスと友達になることを心がけています。

ストレスと友達になるとは、具体的には

  • ストレスと、ストレスにより起こる体の反応を、肯定的に考えること
  • ストレスを感じたら、他の人に素直に助けを求めること。また、他の人の助けになること

です。

なぜ、ストレスと友達になった方が良いのか?

なぜ、ストレスと友達になった方が良いのか?と言うと、少し繰り返しになりますが、

  • ストレスは健康に害を及ぼすと考えたら、本当に健康に害を及ぼすから
  • ストレスと、ストレスにより起こる体の反応を、肯定的に考えると、健康に害を及ぼすことがなくなるから。更には、リラックスした状態を保てるから。
  • ストレスを感じた時に、他の人に素直に助けを求めることで、一人で悩まなくて良くなるから。更には、同じストレスを感じている人の助けになることで、ストレスに対する回復力を高めることができるから

です。

まずは、「ストレスは健康に害を及ぼす」という考えだけは、すぐにでも辞めてください!

そう考えるだけで、知らず知らずのうちに、自分自身を傷つけてしまうことになりますので。

(私のように、自分自身を痛めつけないでください)

そして、ストレスと、ストレスにより起こる体の反応を、肯定的に考えること、ストレスを感じたら、他の人に素直に助けを求めること、また、他の人の助けになることで、ストレスと友達になりましょう!

どのようにして、ストレスを有効活用すれば良いのか?

ストレスと友達になったら、ストレスを次のように有効活用することをオススメします。

  • ストレスを感じたら、大歓迎して、集中力を高める助けにすること
  • ストレスを感じたら、他の人に素直に助けを求めて、ストレスを感じる原因を克服すること
  • ストレスを感じたら、同じストレスを感じている人を探して、助けてあげること

まずは、ストレスは友達なので、ストレスが寄って来たら(ストレスを感じたら)「おぉ、良く来たな!」と大歓迎してあげましょう。

そして、ストレスを感じることで引き起こされる、心拍数や呼吸の回数が上昇したり、汗をかいたりする反応に対して、

・能力を発揮できるようにするために、集中力を高めるようにするために、応援してくれている

と考えましょう!

これは、一人で解決できる課題に取り組むときや、一人で解決すべき課題に取り組む際に、有効な考え方です。

例えば、試験を受けること、商談でプレゼンテーションすること、セミナーでスピーチすることなどは、どうしても、本番では、一人で取り組む必要があるので、

ストレスを感じたら、友達がそばで応援してくれていると考え、集中力を高める助けにしてください。

次に、一人ではなかなか解決できない課題に取り組むとき、もともと複数人で解決する課題に取り組むときに、ストレスを感じたら、

「同じ課題に悩む友達が来た!」

と考え、その友達と一緒に、課題を解決するためのアドバイスをもらえる人に、素直に助けを求めましょう!

一人でアドバイスを求めるのは、少し気が引けるかもしれませんが、友達と一緒に行くと考えれば、少し気が楽になります。

私は、ストレスを「同じ課題に悩む友達」と考えるようになってからは、以前より素直に助けを求めれるようになりました。

また、「同じ課題に悩む友達」であるストレスと一緒に、更に、同じ課題で悩んでいる人たちを助けに行ってあげましょう!

これも、一人で他の人を助けに行くより、友達と一緒に行った方が、心強いものです。

私は、「同じ課題に悩む友達」であるストレスと一緒に、他の人を助けに行くと考えるようになってからは、他の人にアドバイスすることに、抵抗感が無くなりました。

ぜひ、ストレスと仲の良い友達になり、その仲の良い友達を、あなたのために有効活用してください!

まとめ

  • ストレスは考え方次第で、悪いものにも、良いものにもなる。
  • ストレスと友達になることで、能力を発揮できるようになる。
  • ストレスと友達になることで、素直に助けを求めることができる。また、他の人の助けになることができる。

ストレスがあなたにとって良いものになるか、悪いものになるかは、考え方次第ですので、考え方を変えることで、ストレスを有効活用し、

能力を発揮できるようになり、素直に助けを求めれるようになり、他の人を助けれるようになることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!

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