「3-21.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(17)今いる人、今あるモノに感謝する」の記事に引き続き、
心をフロー状態、すなわち、「揺らがず」「捉われず」、あるがままで自然な心の状態に保つのに、役立つ考え方をご紹介します。
それは
・一人でも、ゼロからでも何とかする
という考え方です。
目次
「一人でも、ゼロからでも何とかする」とは?
「一人でも、ゼロからでも何とかする」とは、何かに取り組む際に、
- たとえ、一人だとしても、何とかする!
- たとえ、ゼロからだとしても、何とかする!
という覚悟をもつことです。
「一人でも何とかする!」覚悟をもつこと
何かに取り組む際に、(取り組んでいる際に、)
- 一人で始めなければならないこと
- 一人で立ち上げをしなければならないこと
- 一緒にやってきた人が、途中で離脱してしまうこと
などは、必ずあります。
毎回、誰かと一緒に、何かを始められる、立ち上げをできるとは限りません。
一緒にやっている人が、ずっと、永遠に一緒にいられる訳でもありません。
もちろん、誰かと一緒に何かを始められる、立ち上げをできるのであれば、ずっと一緒にやれるのであれば、それでも構いませんが、(何が何でも一人でやることを推奨している訳ではありません)
その人に依存してはいけません。
その人に依存してしまっては、その人を失うことが怖くてたまらなくなります。
「その人を失ってしまったらどうしよう、、、」ということに心は捉われてしまいます。
実際に、その人と一緒に何かを始められないとき、立ち上げをできないとき、途中で離脱してしまったときに、
「あぁ、一人では、どうしようもない、、、」という気持ちになり、心は揺らいでしまいます。
誰かに、素直にアドバイスをもらうこと、誰かに感謝して、心から大切にすることは重要ですが、依存することとは異なります。
誰にも依存することなく、「たとえ、一人だとしても、何とかする!」という覚悟をもち、何かを始めるとき、立ち上げをするとき、誰かが離脱したときでも、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保ち、
自身の最高のパフォーマンスを発揮することが大切です。
「ゼロからでも何とかする!」覚悟をもつこと
何かに取り組む際に、(取り組んでいる際に、)
- 何も無い状態から始めなければならないこと
- 何も無い状態で立ち上げをしなければならないこと
- 途中で、何かを失ってしまうこと(最悪、何も無い状態になってしまうこと)
などは、必ずあります。
毎回、準備が整った状態で、何かを始められる、立ち上げをできるとは限りません。
積み上げてきたものが、永遠に無くならない、崩れない保証はありません。
もちろん、しっかりと準備をしたうえで、何かを始められる、立ち上げをできるのであれば、ずっと、積み上げ続けることができるのであれば、その方が良いですが、(何が何でもゼロからやることを推奨している訳ではありません)
準備期間がない場合も、途中で何かを失う場合も想定しておく必要があります。
準備期間があることを前提に、何かがあることを前提にしていると、
実際は、準備期間が無かった場合に、何かが無かった場合(何かを失った場合)に、
「あぁ、準備期間が無いから、●●が無いから、何もできない、、、」という気持ちになり、心は揺らいでしまいます。
普段からしっかりと準備をしておくこと、何かの備えをしておくことは重要ですが、想定外のことも起こり得ます。
何にも依存することなく、「たとえ、ゼロからだとしても、何とかする!」という覚悟をもち、準備期間が無かったとしても、何かが不足していても(何かを失ったとしても)、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保ち、
その場、その場で最高のパフォーマンスを発揮することが大切です。
なぜ、「一人でも、ゼロからでも何とかする」ことが大切なのか?
なぜ、「一人でも、ゼロからでも何とかする」ことが大切なのか?というと、
- 誰かに、何かに依存すると、心をフロー状態に保てなくなるから
- 一人でも、ゼロからでも、何とかなるから
です。
誰かに、何かに依存すると、心をフロー状態に保てなくなるから
「誰かがいないとダメ、、、」「何かがないとダメ、、、」
というように、誰かに、何かに依存をしていると、
心は、その「誰か」や「何か」に捉われ、その「誰か」や「何か」を失った際に、大きく揺れ動いてしまいます。
「誰か」や「何か」に、心が捉われている状態、心が揺れ動かされている状態では、普段通りの考え方や行動が出来なくなってしまいます。
あなた自身の最高のパフォーマンスを発揮出来なくなってしまいます。
普段通りの考え方や行動を行い、最高のパフォーマンスを発揮するためにも、「一人でも、ゼロからでも何とかする!」という覚悟をもち、誰にも、何にも依存することなく、
心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことが大切です。
一人でも、ゼロからでも、何とかなるから
「一人でも大丈夫かな、、、」「ゼロからでも大丈夫かな、、、」
と、何かに取り組む前は、不安になっていたとしても、「一人でも、ゼロからでも何とかする!」という覚悟をもち、心を決めて、いざ、取り組みを始めてみると、
- 誰かしらの協力者は現れるもの
- 何かしらの支援はもらえるもの
です。
何かしらの「目的」や「信念」をもって、何かに取り組めば、その「目的」や「信念」に共感してくれる人は、必ず現れます。
素直に、「助け」や「協力」を求めれば、何かしらの支援をしてもらえることがほとんどです。
過去にも多くの人たちが、「一人でも、ゼロからでも何とかする!」という覚悟もち、挑戦と失敗から貪欲に学び、試行錯誤しながら、道を切り開いてきています。
そのような人たちは、同じように「一人でも、ゼロからでも何とかする!」という覚悟もち、道を切り開こうとする人に対して、アドバイスをしてくれたり、一時的な協力や支援をしてくれます。
一人で始めたとしても、途中で協力者を増やすことができます。
ゼロから始めたとしても、少しずつ積み上げていくことができます。
「一人でも、ゼロからでも何とかする!」という覚悟をもって何かに取り組めば、ずっと一人ということも、ずっと何も無い状態ということもなく、
途中で増えた協力者と、少しずつ積み重ねていくことで、何とかできるものです。
どのように、「一人でも、ゼロからでも何とかする」と良いのか?
どのように、「一人でも、ゼロからでも何とかする」と良いのか?というと、
- 積極的に、新しいことに挑戦する
- 誰かを、何かを待たない
と良いです。
積極的に、新しいことに挑戦する
「一人でも、ゼロからでも何とかする」には、普段から、積極的に新しいことに挑戦して、「一人でも、ゼロからでも何とかする」ことに慣れることが大切です。
いきなり、「一人でゼロから事業を立ち上げる」などは、ハードルが高過ぎるので、まずは、身近なところから、積極的に新しいことに挑戦してみると良いです。
「新しい趣味をつくる」というのが、一番簡単で、同じ趣味をもっている人たちの集まりに参加して、その中で、新しい人間関係を築き、趣味のレベルを向上させていく経験は、ビジネスでも非常に役に立ちます。
ビジネスでも、何か新しい事業を始める際は、その業界の集まりに参加して、ビジネスパートナーを見つけて、新しい人間関係を築き、事業に必要な知見を吸収し、スキルを向上させていく必要があります。
自身の興味や関心が高いこと、面白いと感じるものから始めると、新しい人間関係を築くのも、知見を深めていくことも、非常にやり易く、自然と、「一人でも、ゼロからでも何とかする」ことができます。
誰かを、何かを待たない
何かを始める際に、積極的に新しいことに挑戦する際に、「誰かを、何かを待たない」ことが大切です。
「誰か一緒にやってくれる人を待とう、、、」「何かの条件が揃ったらやろう、、、」
と考えていては、スタートを切るのがどんどん遅れてしまいます。
そのうち、気持ちも冷めてしまいますし、始めるタイミングも逃してしまいます。
「4-10.ゴールの達成に集中する極意(8)とにかく最初の一歩を踏み出す」の記事でも書いているのですが、
何かを始める際は、「とにかく最初の一歩を踏み出す」ことが一番重要です。
最初の一歩を踏み出すのが、精神的にも、肉体的にも一番重たいものですが、最初の一歩さえ踏み出してしまえば、どんどん進んでいけるようになります。
誰かを、何かを待たず、あなたが始めたいと思ったときに、始める決心をした際に、まずは、最初の一歩を踏み出すことが大切です。
まとめ
- 誰にも、何にも依存せずに、「一人でも、ゼロからでも何とかする」覚悟をもつこと
- 「一人でも、ゼロからでも何とかする」覚悟をもつことで、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことができ、最高のパフォーマンスを発揮できること
- 誰も、何も待たずに、積極的に新しいことに挑戦すること
感謝の心を持ち、誰かを、何かを大切にすることは、非常に重要ですが、それは、依存することではありません。
誰にも、何にも依存せずに、「一人でも、ゼロからでも何とかする」覚悟をもち、心をフロー状態に保ち、自身の最高のパフォーマンスを発揮できるようになることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!
- 3-25.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(21)相手の感情に流されない
- 3-24.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(20)いつからでも何回でもやり直せる
- 3-23.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(19)逆境を喜ぶ
- 3-22.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(18)一人でもゼロからでも何とかする
- 3-21.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(17)今いる人、今あるモノに感謝する
- 3-20.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(16)気にしたら負け
- 3-19.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(15)好きとか嫌いとか関係ない
- 3-18.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(14)半分冗談・半分本気
- 3-17.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(13)謙虚・懸命・堅実に生きる
- 3-16.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(12)人をコントロールしない
- 3-15.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(11)すべては自分の責任
- 3-14.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(10)先義後利(せんぎこうり)
- 3-13.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(9)天命を全う(まっとう)する
- 3-12.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(8)みんなミジンコ
- 3-11.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(7)マイノリティで良い
- 3-10.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(6)ストレスと友達になる
- 3-9.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(5)セルフコンパッション
- 3-8.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(4)速かならんと欲することなかれ
- 3-7.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(3)超マイナス思考で備える
- 3-6.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(1)失敗促進(2)ハッハッハッ
- 3-5.どのようにして、心をフロー状態に保てば良いのか?
- 3-4.心を最高の状態に保つには、心をフロー状態にするのが最高である
- 3-3.心を最高の状態に保つには、自分の心の状態も自分で決めること
- 3-2.心を最高の状態に保つには、結局最後はうまくいくと思い込むこと
- 3-1.心を最高の状態に保つには、自分がどんな人間かは自分で決めること
誰かに、何かに依存すると、その誰かを、何かを失うことが怖くてたまらなくなります。実際に、誰かを、何かを失った際に、立ち直れなくなります。心をフロー状態に保つには、誰にも、何にも依存せず、「一人でも、ゼロからでも何とかする」という覚悟を持つことが大切です!