3-19.心をフロー状態に保つ考え方(15)好きとか嫌いとか関係ない

『3-18.心をフロー状態に保つ考え方(14)半分冗談・半分本気』の記事では、

  • どんなことに取り組む場合でも、「冗談」と「本気」を交互に使い分けることで、ものごとに「楽しく」かつ「真剣に」取り組んで欲しいこと
  • しんどい時こそ「楽しさ」を気が緩んだ時には「真剣さ」を織り交ぜることで、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態=フロー状態に保って欲しいこと

をお伝えしました。

今回の記事も含めて複数の記事で、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態=フロー状態に保つ考え方をご紹介しますが、

心をフロー状態に保つ方法や考え方に絶対的な正解はなく、どんな方法、どんな考え方でも自分が「心をフロー状態に保つ」ことができればそれで良いので、ぜひ、あなたに最適な方法、考え方で心をフロー状態に保ち、常に、自分の能力を最大限に発揮してください!

本記事では、『心をフロー状態に保つ考え方』の15個目である

・好きとか嫌いとか関係ない

という考え方をご紹介します。

ヤミシタ

どれだけ嫌いな人でも、どれだけ苦手な人でも、好きとか嫌いとか関係なく分析・学習対象とすることで、「気づき」や「学び」を得ることができます! 好きになる必要は全くないので、嫌いだから、苦手だからと言って、得られるものは得ておかないと勿体ないです!

「好きとか嫌いとか関係ない」とは?

「好きとか嫌いとか関係ない」とは、

  • 感情論は抜きにして、どんな人からでも学べるものは学ぶこと

です。

感情論は抜きにして、どんな人からでも学べるものは学ぶこと

私に、好きとか嫌いとか関係なく、どんな人からでも学べるものは学んだ方が良いことを教えてくれたのは、『1-7.思考を変え人生を変える方法(7)この人の思考になれたら、人生は好転する』の記事の中でご紹介した、

「次世代起業家・経営者アカデミー」の代表講師である「加藤 将太さん」です。

「次世代起業家・経営者アカデミー」の中で、加藤さんは、

「好きとか嫌いとか関係ない。もし、その人が自分より1円でもお金を稼いでいるのであれば、好きだろうが、嫌いだろうが、その人のことを分析して、気づきを得て、学ぶことが重要である」

その人のことを、その人がどのようにお金を稼いでいるかを分析して、丸裸にして、学べるだけ学べば良い。でないと、勿体ない!」

「その人のことを、その人がどのようにお金を稼いでいるかを知ったうえで、自分がそれをやるかどうかは、また別の話。嫌ならやらなければ良い。知らないままでいることがダメ

「次世代起業家・経営者アカデミー」より

と伝えています。

私はこの考え方を聞いたとき、

過去の私

嫌いと思った瞬間、その人のこと、その人の仕事のやり方を分析・学習対象から外していたことは、間違っていた、、、

と気づきました。

それ以降私は、従来の考え方を変え、「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方を取り入れるようにしました。

当時、とても高圧的で、いつも不機嫌さを全開にしているむちゃくちゃ苦手な上司がおり、完全にその上司への興味、その上司の仕事のやり方、考え方、アドバイスを聞くのを遮断していましたが、

「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方を実践してみました。

その苦手な上司は、

苦手な上司

「前の会社では、●●だった。今の会社では、全然、●●ができていない! いったい、この会社はどうなっているのか!?」

というように、以前勤めていた会社と現在の会社を比較して、現在の会社に対する不満とともに、仕事に対する指摘をしてくることが良くありました。

そのたびに私は、

過去の私

「会社への不満を、私にぶつけないでよ、、、」「直接、経営層に言ったらええやん!」「というか、前の会社がそんなに良いんやったら、今すぐにでも戻ったらいいのでは!?」

とばかり思い、全くその上司のこと、上司のアドバイスや考え方を分析し、気づきや学びを得ようとしていませんでした、、、

しかし、その上司のことを分析・学習対象として、アドバイスなどもちゃんと聞いてみると、(ホントに、失礼ながら、)良いこともちゃんと言っていることに気がつきました。

良いアドバイス

「仕事で一番重要なことは何か分かってるか?」「『いかに利益を多く得られるか』やで」「売上と違う。どれだけ売上金額が大きくても、利益が少なかったら全く意味がない」「売上を最大化するための仕事のやり方と、利益を最大化するための仕事のやり方は全く異なる」

ただの不満

「なのに、この会社は、売上至上主義で、利益度外視で、売上だけが大きい仕事ばかり優先して、ウンタラカンタラ、、、」(このあと、会社に対する不満が延々と続きます)

上記の話を聞いたとき、いつもは会社に対する不満を自分にされることに嫌気がして、話の内容が全く頭に残らなかったのですが、「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方を実践してみると、

  • 大きな売上よりも多くの利益を得ることの方が重要なこと
  • 売上を優先するか、利益を優先するかで、仕事のやり方は全く異なること

に関しては、今でも私の頭に残っており、そして、今でも仕事に活用できています。(今でも利益を優先して仕事をすることができています)

「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方ができず、苦手な上司を分析・学習対象から外し、その上司の的確なアドバイスを遮断してしまっていたら、今でも私は、売上重視の仕事のやり方をしてしまっていたハズです、、、

ヤミシタ

感情論は抜きにして、どんな人からでも学べるものは学ぶことが大切であり、「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方を教えてくれた加藤さんにも、的確なアドバイスをしてくれた当時の上司にも、心から感謝しています!

なぜ、「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方が大切なのか?

なぜ、「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方が大切なのか?というと、

  • 学べるものは学んでおかないと勿体ないから

です。

学べるものは学んでおかないと勿体ないから

どれだけ嫌いな人でも、苦手な人でも、分析・学習対象として、客観的にみることで、少なからず「気づき」や「学び」が得られます。

むしろ、嫌いな人や苦手な人ほど、客観的に聞いてみると、的確で、自分にとって必要なアドバイスをしてくれるものです。

肝心なのは、「好きとか嫌いとか関係ない」という考えをもち、

負の感情

「あぁ、やっぱり嫌いや(苦手や)、、、」「全然、好きになられへん、、、」「もう、これ以上話を聞きたくない、、、」

と思ってしまう負の感情を抑え、客観的に話を聞けるかどうかです。

せっかく、嫌いな人、苦手な人と一緒に仕事や作業をして、同じ時間を過ごすのなら、

学べるものは学んでおかないと(得られるものは得ておかないと)勿体ない

です。

学べるものは学んでおかないと(得られるものは得ておかないと)、嫌いな人、苦手な人と一緒に過ごした時間が、

ただただ苦痛で、不毛な時間

となってしまいます、、、

ヤミシタ

あなたの貴重な時間を少しでも有意義にするために「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方をもち、感情論を抜きにして、心をフロー状態に保ち、どんな人からでも、学べるだけ学ぶ(得られるものは得る)ことが大切です!

「好きとか嫌いとか関係ない」以外に、どのようなものがあるのか?

「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方以外にも、

  • 「年下とか年上とか関係ない」
  • 「女性とか男性とか関係ない」
  • 「経歴(学歴)があるとかないとか関係ない」
  • 「日本人とか外国人とか関係ない」

などの考え方がありますので、一つ一つ詳しく解説していきます。

「年下とか年上とか関係ない」

「年下とか年上とか関係ない」という考え方は、年をとればとるほど、実践するのが億劫になってくる(できなくなってくる)考え方なので、年齢を重ねている人ほど注意が必要です。

私も、ついこないだ

無意識の私

あぁ、最近の若い者は、、、

と自然に思ってしまうことがあり、

気づいた私

これはヤバい!再度、「年下とか年上とか関係ない」ことに注意せねば!!

と思いました、、、(泣)

最近、仕事をしていて、度々感じることは、

・若い人ほど、ITリテラシー(ITを使いこなす能力)が高いこと

です。

ITリテラシー(ITリテラシー)には、下記の3つの能力がありますが、

  • 情報リテラシー:欲しい情報を的確に素早く探す能力
  • コンピューターリテラシー:コンピューターやスマホなどのIT機器を使いこなす能力
  • インタネットリテラシー:インターネットやSNSを使う上でのマナーを理解し、適切に活用する能力

いずれも、驚くほど高いと感じます。(怖ろしさを感じるほどです、、、)

ちょっとした依頼

「●●さん、■■について、調べといてくれへん?」

という依頼事をすると、10分経たないうちに、

若手社員

「できました!■■について、複数サイトで調べたところ、このサイトが一番信頼できそうでした。SNSでのコメント等も確認しましたが、悪評などはありませんでした!!」

などと言われます、、、

こんなことをされると、私のようなオジサンは困ってしまいます(笑)

しかし、困っているだけではダメなので、「年下とか年上とか関係ない」という考え方をもち、若い人からも、学べるものは学ぶ(得られるものは得る)という姿勢で、

貪欲な質問

「そんなんどうやって調べたん?」「コツは?」「どのアプリがオススメなん?」

というように、積極的に質問して、「気づき」や「学び」を得るように心掛けています。

もちろん、一方的に学ぶ(得る)だけでは不公平なので、これまで私が得てきた業界知識や仕事のスキルや経験は、若い人たちに伝えています。

また、

・若い人ほど、変化に対する適応能力が高い

とも感じます。

年を取ってくると、

億劫な感情

「あぁ、また、新しいことが出てきた、、、」「どうせ、その次の新しいこともすぐ出てくるやろ、、、」「とりあえず、今回はパスして、次の新しいことを学ぼうかな、、、」

と考えてしまい、どんどんついていけなくなってしまいます、、、

若い人は、

若い人

「ふむふむ、なるほど」「新しいことは、こうすれば良いのか」「これ、面白いし、使えるな!」

というように、どんどん吸収し、変化に適応していきます。

ヤミシタ

「ITリテラシーの高さ」「変化への適応能力の高さ」などに関して、スゴイものはスゴイので、素直に負けを認めて、「年下とか年上とか関係ない」という考えをもち、貪欲に学び続けねば、、、と、常日頃から感じています!

「女性とか男性とか関係ない」

「女性とか男性とか関係ない」という考え方は、私がその大切さを伝えるまでもなく、どんどん普及していると感じます。(世界から見ると、日本はまだまだなのですが、、、)

最近、ゼネコン関係の仕事をしていて、建築現場でも、女性の姿を多く見るようになりました。

建築現場では、まだまだ圧倒的に男性の方が多いのが事実ですが、(実際に、かなりの力仕事になりますので、、、)

建築現場で、施工管理の職務に就き、現場の職人さん(ほぼ男性)たちにテキパキと指示をする姿は、本当に逞しく、見習うことばかりです。

私は、元々システムエンジニアであり、その後も、営業、技術営業(プリセールス)の仕事をしているので、建築現場に行くということは、ほとんどないのですが、

たまに、建築現場に行き、屈強な職人さんと話をするときは、話す前からビビってしまい、オロオロして、まともな会話ができなくなることが多いです、、、

屈強な職人さん

「何喋ってるねん?」「もっと、シャキッと話さんかい!」「とりあえず、もっと声張ってや!!」

などと言われて、その都度、凹んでいます(泣)

ヤミシタ

本当に「女性とか男性とか関係ない」ということを日々痛感しており、「私よりも逞しい女性はたくさんいる」と常々思い、見習うことばかりです、、、もっともっと女性の活躍できる場(女性の方が活躍できる場)が増えて欲しいと願います!

「経歴(学歴)があるとかないとか関係ない」

私が心から尊敬する一人に、

・元美容師から、経営者になり、4年で全国に100店舗以上フランチャイズ店の出店を達成した

という人がいますが、その人の考え方、行動はむちゃくちゃ参考になります。

その人のセミナー動画等は、何度も視聴していますし、その人が発信する情報には、なるべく目を通すように心掛けています。

何度セミナーを視聴していても、ずっとその人の情報に目を通していても、新しい情報に目を通した際は、

感嘆する私

「なるほど!」「そういう考え方、行動が重要なのか」「どれだけ知識やノウハウを持っているのだろうか、、、」

と毎回思います。

私は、IT業界で仕事をしており、美容室の業界とは異なりますが、その人の

  • お客様を最高に満足させ続けるための考え方や行動の起こし方
  • 高単価、高リピート率を実現するための経営戦略
  • 圧倒的なスピードで事業を成長・拡大させる方法

などは、業界が異なっても、「気づき」や「学び」が非常に多くあります。

学歴があるとかないとか関係なく、今の自分にとって必要な情報は、素直に自分の中に取り入れて、今後の行動を変えていくことが大切であると、私自身に戒めています。

また、私の会社には、他の業界で非常に優秀な成果を残した人が転職してきたりしますが、

・他の業界での考え方や価値観を一方的に押し付けて、今の会社に存在する考え方や価値観をすべて否定して、言いたいだけの文句を一通り言った後、何の成果も残さないで退職される

という人が何人もいました、、、

『3-11.心をフロー状態に保つ考え方(7)マイノリティで良い!』の記事の中でも書いているのですが、自分の考え方や価値観を一方的に押し付けて、相手側の考え方や価値観を否定してはいけません。

それは、どれだけの経歴があったとしても、同じことです。

大切なのは、自分の考え方や価値観と同じぐらい、相手の考え方や価値観を尊重し、本音で、本気で話し合うことで、お互いがプラスになる、納得することができる妥協点を見出すことです。

ヤミシタ

経歴があるとかないとか関係なく、自分の考え方や価値観を押し付けず、お互いを尊重することで、今の立場で、今の環境で、今、この瞬間、お互いにとって大切な考え方や価値観を一緒に創り出すことが大切です!

「日本人とか外国人とか関係ない」

少し前から、ベトナム出身の方と仕事をする機会がありますが、その人は、

  • 日本語も、英語も、ベトナム語もできる
  • そのうえ、ITスキルや業界知識も兼ね備えている

方でした。

近年は、中国よりもベトナムなどの東南アジアの国に、ITシステム開発などの仕事を依頼する日本企業が増えており、(中国は人件費が日本と同等になっていますので、、、)

ベトナムでは、国と大手企業が連携して、「グローバルで活躍できるITスキルをもった人材」の育成に注力しています。(国策としています)

世界各国からITシステム開発などの仕事を受注している大手企業が国と連携することで、

  • 大学などの公共機関で、実際に開発したITシステムなどを題材にした、実践的なITスキルの習得が可能
  • そして、大学で優秀な成績を収めた学生は、そのまま大手企業に就職が可能(すでに実践的なITスキルが身についているので、即戦力にもなる!

となっています。

このことを知ったときは、まさに「日本人とか外国人とか関係ない」と思いましたし、ベトナムの方の優秀さに唖然としました

ヤミシタ

日本人は勤勉と言われてきましたが、ベトナム人もむちゃくちゃ勤勉です! そのベトナムの方には、ITスキルに関してはもちろんですが、その勤勉さや人間性、更には、私が全然知らない文化についても、多くのことを学ばせて頂いています!

まとめ

  • 嫌いな人、苦手な人でも、分析・学習対象とすることで、気づきや学びを得られること
  • 好きとか嫌いとか、年上とか年下とか、女性とか男性とか、経歴(学歴)があるとかないとか、日本人とか外国人とか、まったく関係なく、学べることは学ぶ(得られるものは得る)こと

「好きとか嫌いとか関係ない」という考え方、その他の同様の考え方を行うことで、感情にも偏見にも、心を「揺らがされることなく」「捉われることなく」あるがままで自然な状態に保ち、

学べるだけ学ぶ(得られるものは得る)ことで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!

3.心を最高の状態に保ちたい