「3-19.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(15)好きとか嫌いとか関係ない」の記事に引き続き、
心をフロー状態、すなわち、「揺らがず」「捉われず」、あるがままで自然な心の状態に保つのに、役立つ考え方をご紹介します。
それは
・気にしたら負け
という考え方です。
「気にしたら負け」とは?
「気にしたら負け」は、中学時代の友人がいつも言っていた口癖です。

今日、学校終わったら、遊びに行こうや!

今日は、何か疲れてて、気分が乗らんねんどけど、、、

そんなん、「気にしたら負け」や!とりあえず、遊びに行こう!
とか、

今度の土日に泊まりに来いや!みんなでバーベキューしようぜ!

泊まりでバーベキュー!?ちょっと、親に聞いてみないと分からんわ、、、

親に聞かんでも、大丈夫!「気にしたら負け」やって。とにかく、待ってるわ!
とか

元旦に山登って、「初日の出」見に行こうや!

えぇ、元旦の早朝から山登り!?早朝に山登れるもんなんかな、、、

やる前から「気にしたら負け」やで!とりあえず、やってみようや!
とか、

高校の進学で、地元の公立高校行くか、兵庫県の山奥にある「総合科学科」がある高校に受験してみるか迷ってんねんけど、、、

行ってみたいのは、兵庫県の山奥にある「総合科学科」がある高校なんやろ?ほな、とりあえず、受験してみたらええやん!「気にしたら負け」やで!

そやね!受かるかどうかも分からへんし「気にしたら負け」やね!とりあえず、兵庫県の山奥にある「総合科学科」がある高校受験してみることにするわ!
など、中学時代は弱気で、内気で、消極的であった私を、友人は、「気にしたら負け」という、何故かとても心強い言葉で、いつも後押ししてくれました。
「気にしたら負け」という言葉が、なんでここまで心強いのかは分かりませんが、中学を卒業した後も、何度も「気にしたら負け」という言葉に後押しされることで、様々なことに挑戦することが出来ました。
この「気にしたら負け」という言葉は、中学校を卒業してから、20年以上経った今でも、ずっと心に残っています。
「気にしたら負け」とは、
- とにかく、何事にも挑戦してみること
- 挑戦する前に、どこからともなく聞こえてくる「他人の声」や、自分の中にいる「弱気な自分からの声」は、気にしたら負け
ということです。
なぜ、「気にしたら負け」なのか?
なぜ、「気にしたら負け」なのか?というと、
- 何事もやってみなければ、何も始まらないから
- やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良いから
です。
何か新しいことに挑戦するとき、どこからともなく聞こえてくる「他人の声」や、自分の中にいる「弱気な自分からの声」に、
心が「揺らがされて」「捉われて」しまい、挑戦することをやめてしまったら、その時点で可能性が途絶えてしまいます。
何事もやってみなければ、何も始まりません。
「何事もやってみなければ、何も始まらない」のは、当たり前のことなのですが、年を重ねるごとに、
何か新しいことに挑戦した際に、今まで他人から言われたこと、似たような挑戦をした際に、失敗や挫折してしまった苦い過去の経験などが、新しいことに挑戦することを邪魔してきます。
年を重ねるごとに、その分、失敗や挫折などの経験も多くなってきますので、
他人から言われた嫌な言葉、失敗や挫折をしたことで味わった辛い気持ち、惨めな気持ち、悲しい気持ちなども、どんどん沸いてきてしまいます。
しかし、そんな「他人の声」「弱気な自分の声」は、すべて「気にしたら負け」なので、年を重ねても、何歳になっても、新しいことに挑戦し続けることが大切です。
そして、年を重ねても、何歳になっても、やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良いです。
年を重ねたからと言って、やらなかったら必ず後悔します。
年を重ねることで、やらなかったことに対する後悔を感じなくなることもありません。
やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が必ずスッキリします。未練が無くなります。
やらなかった場合は、「あのとき、やってみれば良かった、、、」とずっと思い続けることになりますが
やった場合は、例えダメだったとしても、「やっても、全然ダメやったな。自分に向いてないことがハッキリしたから、次、また何かに挑戦しよう!」と前向きに切り替えることができます。
※念のために補足しておきますが、きちんと、あなたの残された時間で本当に達成したいことは何か?あなたにとって本当に重要なこと、本当に大切な人を、完全に明確にしたうえで、新しいことに挑戦することが大切です。
「やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が必ずスッキリする」と言っても、他人を傷つけたり、ましてや、不倫を推奨している訳では、決してありません。
どんな時に、「気にしたら負け」を使えば良いか?
何か新しいことに挑戦するときは、いつでも、「気にしたら負け」という考え方を使えます。
「0-4.ブログ運営者のプロフィールとは?どんな人生を生き、今何をしているのか?」の記事でも書いているのですが、
私は、今まで職場を変える転職も、同じ職場で部門を変える異動も、何度も経験しています。
職場を変えるときも、同じ職場で部門を変えるときも、やはり、「周りの声」や「自分自身の声」は気になります。
周りの人からは
「なんで、職場(部門)を変えるん?」「何が嫌やったん?」「へー、ここの職場(部門)を見捨てるんや」
など、言われるだろうなと思いますし、実際に、ほとんど必ず言われます。
(新しいことに挑戦したいから、環境を変えるのであって、嫌で変える訳でも、見捨てる訳でもないのですが、、、)
自分自身からも、
「本当に今の職場(部門)を変えて良いのだろうか?」「まだ、やれること、やり残したことがあるのでは?」「ただ、嫌なことや辛いことから、逃げ出したいだけなのでは?」
という心の声が聞こえてきて、葛藤が生じます。
しかし、そんな「周りの声」や「自分自身の声」を気にして、新しいことに挑戦することに、二の足を踏んでいると、どこからともなく中学時代の友人が頭の中に現れて、

「気にしたら負け」っていつも言うてるやん!やってみたらええねんて!
といつも後押しをしてくれます。(本当にありがたい存在です)
以前勤めていた会社で、システムエンジニアをしていた際に、当時の上司から、
「新しく開発するシステムの、プロジェクトマネージャーをやってみる気ある?」
と言われた際も、その時は、プロジェクトマネージャーを経験したことがなかったので、
「もし、失敗したら、周りから非難されるかも、、、」「全然、システムが動かなくて、大きな責任になるかも、、、」「果たして、自分にできるだろうか?」
と回答に躊躇していたところ、中学時代の友人から(頭の中で)

「気にしたら負け」や!とりあえず、「やります!」と言っとけ!
と言われ、「はい、ぜひ、プロジェクトマネージャーやらせてください!」と回答できました。
妻と知り合ったのは、仲の良い友人と何人かで定期的にテニスをしているときに、友人の一人がテニスに誘ってくれたことがきっかけなのですが、
「あぁ、めちゃくちゃ気になるけど、友人の友達やしな、、、」「うまくいかなかったときは、その友人にも影響あるしな、、、」「そもそも、彼氏おるかもしれんしな、、、」
など、全然、デートに誘えなかったときに、再度、中学時代の友人から(頭の中で)

このヘタレ!!「気にしたら負け」って何回言ったら分かるねん!とりあえず、デートに誘わないと、何も始まらんやろ!
と言われ、意を決して、デートに誘うことができました。
中学時代の友人には、新しいことに挑戦する度に、「気にしたら負け」という言葉で何度、背中を押してもらったか分かりません。(もう、その中学時代の友人には、足を向けて寝れません)
ぜひ、何か新しいことに挑戦するときに、「周りの声」や「自分自身の声」が気になって、二の足を踏んでしまうようなことがあれば、「気にしたら負け」という考え方を思い出してください!
まとめ
- 何か新しいことに挑戦するときに聞こえる「他人の声」「弱気な自分からの声」は、気にしたら負け
- 何事もやってみなければ、何も始まらないし、やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が良い
あなたの残された時間で本当に達成したいことは何か?あなたにとって本当に重要なこと、本当に大切な人を、完全に明確にしたうえで、
何か新しいことに挑戦する際には、「気にしたら負け」という考え方を持ち、何歳になっても、新しいことに挑戦し続けることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!
- 3-25.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(21)相手の感情に流されない
- 3-24.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(20)いつからでも何回でもやり直せる
- 3-23.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(19)逆境を喜ぶ
- 3-22.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(18)一人でもゼロからでも何とかする
- 3-21.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(17)今いる人、今あるモノに感謝する
- 3-20.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(16)気にしたら負け
- 3-19.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(15)好きとか嫌いとか関係ない
- 3-18.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(14)半分冗談・半分本気
- 3-17.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(13)謙虚・懸命・堅実に生きる
- 3-16.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(12)人をコントロールしない
- 3-15.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(11)すべては自分の責任
- 3-14.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(10)先義後利(せんぎこうり)
- 3-13.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(9)天命を全う(まっとう)する
- 3-12.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(8)みんなミジンコ
- 3-11.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(7)マイノリティで良い
- 3-10.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(6)ストレスと友達になる
- 3-9.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(5)セルフコンパッション
- 3-8.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(4)速かならんと欲することなかれ
- 3-7.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(3)超マイナス思考で備える
- 3-6.心をフロー状態に保つのに役立つ考え方(1)失敗促進(2)ハッハッハッ
- 3-5.どのようにして、心をフロー状態に保てば良いのか?
- 3-4.心を最高の状態に保つには、心をフロー状態にするのが最高である
- 3-3.心を最高の状態に保つには、自分の心の状態も自分で決めること
- 3-2.心を最高の状態に保つには、結局最後はうまくいくと思い込むこと
- 3-1.心を最高の状態に保つには、自分がどんな人間かは自分で決めること
何か新しいことに挑戦するとき、どこからともなく聞こえてくる「他人の声」や、自分の中にいる「弱気な自分からの声」が気になり、少なからず、二の足を踏んでしまうものですが、「他人の声」「弱気な自分からの声」は、「気にしたら負け」です!