『4-2.ゴールの達成に集中する極意(1)「緊急ではなく重要な課題」に集中する』の記事では、
- 何よりもまず、あなたの「人生のゴール」を完全に明確にして、自分にとっての課題以外を「全部無視」して欲しいこと
- 次に、自分にとっての課題を4つに分類し、「緊急ではなく重要な課題」に、あなたの貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下して欲しいこと
をお伝えしました。
今回も含めて複数の記事で、
どのように、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を、「人生のゴール」を達成するために、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」のために集中投下すれば良いのか?
という『ゴールの達成に集中する極意』について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!
『ゴールの達成に集中する極意』の2つ目は、
・爽やかにハッキリと断る
です。
「緊急ではなく重要な課題」に時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下するためには、様々な人からの依頼やお誘いに対して、ハッキリと「No」を言わなければなりません。しかし、「No」を言うにも工夫が必要であり、「爽やかにハッキリと断る」ことが大切になります!
目次
「爽やかにハッキリと断る」とは?
「爽やかにハッキリと断る」とは、
- 相手に最大限の配慮をして、ハッキリと「No」を言うこと
です。
相手に最大限の配慮をして、ハッキリと「No」を言うこと
あなたが、残された時間で本当に達成したい「人生のゴール」を達成するには、自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」=「緊急ではなく重要な課題」に時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下するためには、
様々な人からの依頼やお誘いに対して
・ハッキリと「No」を言う
必要があります。
完全に明確にした「人生のゴール」を達成するために必要な自分にとっての課題であり、更に、「緊急ではなく重要な課題」であることは、非常に少ないので(1%もあるかどうか分からないので)
・ほとんどのこと(99%以上のこと)に対して「No」を言う
ことが求められます。
そんなに断ってばかりいたら、周りの人から相手にされなくなるのでは、、、?
と心配されたかもしれませんが、
ほとんどのこと(99%以上のこと)に対して「No」を言うからこそ、断り方がとても重要で、
・依頼やお誘いをしてくれた相手に対して、最大限の配慮をして、ハッキリと「No」を言う
ことが大切になります。
相手に対して最大限の配慮をするとは、
- 依頼やお誘いをしてくれた相手に、心からの感謝をすること
- 相手に対して、断る理由を明確に、簡潔に伝えること
- 回答は、可能な限り早く(できればその場で)すること
です。
「爽やかにハッキリと断る」際は、相手に対して、断る理由を明確に、簡潔に伝えたうえで、声を掛けてくれたことに、心から感謝しましょう! そして、回答を先延ばししても良いことは無いので、可能な限り早く(できればその場で)ハッキリと「No」を言い切ることが大切です!
なぜ、「爽やかにハッキリと断る」ことが大切なのか?
なぜ、「爽やかにハッキリと断る」ことが大切なのか?というと、
- あいまいな「No」は、相手にとっても迷惑だから
です。
あいまいな「No」は、相手にとっても迷惑だから
「断る」ということに関して、一つ絶対に心に留めておいて欲しいことがあります。
それは、
・あいまいな「No」は、相手にとっても迷惑
ということです。
ぎくっ!? 結構、あいまいな返事をする(あいまいな「No」を言う)ことあるけど、そんなにアカンの?
と思われたかもしれませんが、
私も昔はハッキリと断る(ハッキリと「No」を言う)のが非常に苦手でしたし、日本人はハッキリと断る(ハッキリと「No」を言う)のが苦手な傾向にあります。
(「『No』と言えない日本人」という言葉が流行ったことがあるぐらいなので、、、)
良くある例としては、飲み会のお誘いに対して、
行けるかどうか微妙ですけど、ちょっと考えさせてください!
などと、あいまいな返事をして(あいまいな「No」を言って)おき、直前になって、
すいません、、、。やっぱり行くのムリでした、、、
という断り方をしてしまうことです。
理由は色々あるかと思います。
- 誘われた際は、「急用が無ければ、行っても良い」と思っていたけど、直前で仕事が忙しくなったり、もっと重要な用事が割り込んできた
- もともと、あまり気分が乗らなかったけど、直接的に断ることに気が引けて、回答を保留してしまい、やっぱり行きたくないので、最後の最後で何かしらの理由をつけて断った
- 仕事の関係上、行った方が良いと思う自分と、プライベートも大切にしたいので、行きたくないと思う自分がいて、自分の中でも心の葛藤があり、結局、その時は、プライベートを優先して、断ることにした
などです。
しかし、どんな理由であろうと、あいまいな「No」は、結果的に相手にも迷惑がかかります。
- 相手は、飲み会に来てくれることを期待してくれていたかもしれません
- 喜ばせようと、色々お店を探したり、料理のコースを選んだりしていたかもしれません
- 来てくれることを想定して、他の人を誘うのをやめていたかもしれません
- 予約していた場合は、キャンセル料が発生していたかもしれません
程度の差はありますが、あいまいな返事をしてしまう(あいまいな「No」を言う)ことで、相手に迷惑をかけ、期待を裏切ってしまうことになります。
相手に迷惑をかけない、期待を裏切らないためにも、あいまいな返事はせずに「爽やかにハッキリと断る」ことが大切で、ハッキリと「No」を言うことで、相手はすぐに次の行動を起こすことができ、ムダな期待もしなくて良くなります!
どのように、「爽やかにハッキリと断る」と良いのか?
どのように、「爽やかにハッキリと断る」と良いのか?というと、
- 事前に、断る基準を完全に明確にしておく
- 最終的には、断る必要すらない状況を作る
と良いです。
事前に、断る基準を完全に明確にしておく
相手からの依頼やお誘いに対して、断る理由を明確に、簡潔に伝えたうえで、感謝の気持ちを示し、その場でハッキリと「No」を言うためには、
・事前に、断る基準を完全に明確にしておく
と良く、「事前に、断る基準を完全に明確にしておく」には、
・「人生のゴール」「自分にとっての課題」「本当に大切な人」「本当に重要なこと」=「緊急ではなく重要なこと」を完全に明確にしておく
必要があります。
「人生のゴール」「自分にとっての課題」「本当に大切な人」「本当に重要なこと」=「緊急ではなく重要なこと」があいまいな状態であれば、
・判断基準もあいまいになり、当然、返事もあいまいになる
のは一目瞭然です。
自分の中で「人生のゴール」「自分にとっての課題」「本当に大切な人」「本当に重要なこと」=「緊急ではなく重要なこと」を完全に明確にして、常に意識しておけば、どんな依頼やお誘いに対しても、返事があいまいにならず、返事を先延ばしすることもなく、その場でハッキリと「No」を言うことができます!
最終的には、断る必要すらない状況を作る
「断る」ということに対する最終的な理想は、
・断る必要すらなくなる
ということです。
「断る」ということは、何かしらの依頼やお誘いがあることが前提となりますが、そもそも、依頼やお誘いが来なければ、断る必要すらなくなります。
えっ、断る必要すらなくなるとか、ムリじゃない!?
と思われたかもしれませんが、断る必要すらない状況を作ることは可能で、
「最終的には、断る必要すらない状況を作る」には、自分にとっての「本当に大切な人」「本当に重要なこと」を、事前に、周囲に伝えておく必要があります。
事前に、あなたの「本当に大切な人」「本当に重要なこと」を周囲に伝えておけば、そもそもの「依頼やお誘いがほとんど来ない」状況になりますし、
「依頼やお誘いが来た」場合でも、あいまいな理由で断ることも、断ることを先延ばしすることも無く、一貫性があり、明確で簡潔な理由とともに、感謝の気持ちを示したうえで、ハッキリと「No」が言えるようになります。
私は、自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」である下記のことを周囲の人に伝えています。
- 家族(特に、妻と子供)が一番大切であること
- 共働きをしているので、家事と育児を夫婦で分担していること
- 毎日、21:00には(早いときは20:30頃から)子供と一緒に寝ること
「毎日21:00には(早いときは20:30頃から)子供と寝る」ということを、周りの人に伝えているので、飲み会に誘われることは、ほとんど無くなりました(笑)
伝えきれてなかった人から、飲みに誘われた場合は、「毎日21:00には(早いときは20:30頃から)子供と寝る」ことをお伝えし、感謝の気持ちを示したうえで、誰に対しても一貫性を保ったうえで、爽やかにハッキリと断っています!
私は、もともと人付き合いや飲み会が苦手ということもありますが、
- もちろん、パーッと飲みに行きたいこともあります
- ベロンベロンに酔っ払いたいという気持ちになることもあります
- 本当は行った方が良いのだろうと思うこともあります
しかし、私自身がしっかり時間をかけて、「本当に大切な人は誰か?」「本当に重要なことは何か?」ということを考えに考えて、完全に明確にしたうえでの、決断であり、選択ですので、後悔も後ろめたい気持ちも一切ありません。
飲み会を例にしましたが、他の依頼やお誘いに対しても、基本的には同じです。
私は、自分にとって「本当に重要なこと」である「伸ばしたいスキル」や「極めたい専門分野」を絞り、それを周囲の人に伝えています。
「伸ばしたいスキル」や「極めたい専門分野」に関する仕事は、積極的に自ら進んで行いますし、依頼にも喜んで対応しますが、(自身のリソースが枯渇している場合は除きます、、、)
逆に、「伸ばしたいスキル」や「極めたい専門分野」以外のことには、一切手を出さないように、口を挟まないようにしており、そもそも依頼がこない状況を作っています。
「伸ばしたいスキル」や「極めたい専門分野」以外のことに関しては、
あいつにこれ聞いてもアカンわ、、、。「全然分かってない」というより興味すら持って無い、、、
と周りの人に思ってもらえると最高です(笑)
ぜひ、あなたも、自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」のために、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下できるように、周りの人にも最大限の配慮をしたうえで、爽やかにハッキリと断ること、そして、そもそも断る必要がない状況を作ることを実践してみてください!
まとめ
- あいまいな「No」は、相手にとっても迷惑なので、ハッキリと「No」を言うこと
- しかし、ハッキリと「No」を言う場合は、相手に最大限の配慮を行うこと
- 断る理由を、明確に、簡潔に伝え、心からの感謝の気持ちを示すこと
- 自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」を事前に周囲にも伝えることで、そもそも断る必要がない状況を作ること
ハッキリと「No」を言うことは、はじめは気が引けるかもしれませんが、あいまいな「No」は、相手にとっても迷惑になるので、相手に最大限の配慮をし、心からの感謝の気持ちを示したうえで、爽やかにハッキリと断ってください!
そして、最終的には、そもそも断る必要がない状況をつくるためにも、自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」を事前に周囲の人たちに伝えることが大切です。
「爽やかにハッキリと断る」ことで、自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」のために、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下できるようになり、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!