「4-18.ゴールの達成に集中する極意(16)エントロピー増大の法則を理解する」の記事にて、
・「エントロピー増大の法則を理解する」ことで、あなたにとって「本当に重要なこと」「本当に大切な人」に、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下して欲しいこと
をお伝えしましたが、本記事では、ゴールの達成に集中する極意である
・自分を変えることに集中する
について詳しく解説します。
目次
「自分を変えることに集中する」とは?
これは、「1-7.思考を変え人生を変える方法(7)この人の思考になれたら、人生は好転する」の記事の中でご紹介した
「次世代起業家・経営者アカデミー」の代表講師である「加藤 将太さん」から学んだ考え方です。
「次世代起業家・経営者アカデミー」の中で、加藤さんは、
今までの自分では達成することができなかった、中長期的なゴールを達成するには、「自分を変える」必要がある。
「自分を変える」には、変化を起こすには、大きな力が必要なので、「変化に必要なことに注力すること」すなわち「自分を変えることに集中する」ことが重要である。
そして、人は、変化を、不安定さを受け入れた分だけ成長することができ、受け入れた変化・不安定さの大きさが、その人の器の大きさとなる。
「次世代起業家・経営者アカデミー」より
と伝えています。
私は、この考え方を聞いたとき、
・今まで自分がやってきたことは、間違えではなかった!多くの職場、多くの部門を経験してきて良かった!
と確信することができました。
私は、今まで、3度の転職と、2度の部門異動を経験しています。
転職や部門異動を決意するときは、毎回
「自分はこのままこの会社、この部署に留まっていて良いのか?」「自分を成長させるためには、新し会社、新しい部署に挑戦すべきでは?」「けど、それは今の会社、部署から逃げているだけなのでは?」
という葛藤が生じ、意を決して、転職や部門異動を行った後も、
「新しい会社、部署にきて、本当に良かったのか?」「自らの成長にとって一番良い選択だったのか?」「前の会社、部署に居た方が成長できたのでは?」
という疑問が、少なからず、浮かんでくることがありました。
・多くの職場、多くの部門を経験したことが、本当に自分自身の成長につながっているのか?
心のどこかで確信が持てないでいることがありましたが、加藤さんからの言葉で、
「多くの職場、多くの部門を経験して、多くの変化、不安定さを受け入れてきて良かった」
と心の底から思うことができ、自分自身を救ってもらったように感じました。
「人は、変化を、不安定さを受け入れた分だけ成長することができる」
という考え方を知れただけでも、「次世代起業家・経営者アカデミー」に入学して良かったと感じ、この考え方を教えてもらった加藤さんには、今でも心から感謝しています。
なぜ、「自分を変えることに集中する」必要があるのか?
なぜ、「自分を変えることに集中する」必要があるのか?というと、
- 自分を変えること、自らを破壊することは、大きな力と勇気が必要だから
- 変化を、不安定さを受け入れることも、大胆さと勇敢さが必要だから
です。
自分を変えることは、自らを破壊することです。
自らを破壊するとは、今までの自分では達成できなかった、中長期的なゴールを達成するために、今までの自分の考え方、行動、習慣を一度すべて捨てて、ゼロから再構築することです。
もちろん、今までの行動、取り組み、経験やノウハウがすべてムダになることはありませんが、一度全部捨てたうえで、今から目指すゴールを達成に必要なものだけを、再度拾い集める必要があります。
一度全部捨てたあとで、必要なものだけを拾い集める際は、従来の経験やノウハウをそのまま使えるということはほとんどなく、
従来の経験やノウハウで使えるものだけが残るようにムダな部分を削ぎ落し、そこに新しい考え方を付け加えていき、新しい経験やノウハウを積み重ねていく必要があります。
今までの自分の考え方、行動、習慣をすべて捨てるのには、勇気がいります。
そして、一度すべて捨ててから、ゼロから自分を再構築するのには、大きな力が必要です。
だからこそ、自分を変えることに集中すること、すなわち、自分を変えることだけに、全身全霊を注ぐ必要があります。
また、自分を成長させるためには、変化を、不安定さを受け入れる必要がありますが、誰しも、変化を、不安定さを受け入れることには、少なからず、恐怖や抵抗を感じます。
変化には、時代の変化、価値観の変化、科学技術の変化、環境の変化など、様々なものがありますが、今は本当に目まぐるしく変化が起こっています。(もう、嫌になっちゃうぐらいです、、、)
変化を受け入れることは、同時に、不安定さも受け入れることになります。
今まで当たり前であったことが、突然、当たり前でなくなります。
コロナ禍の現在がまさにそうで、今まで当たり前にできていた多くのことが、突然、当たり前にできなくなっています。
当たり前に人と対面で会えていたこと、当たり前に人が集まっていたこと、当たり前に行っていた経済活動が、当たり前にできなくなっています。
今までの当たり前が、当たり前でなくなった瞬間に、足元がグラグラ、ガタガタと激しく音を立てて揺さぶられるように、不安定になります。
不安定さを受け入れるのは、本能的に、怖いものです。嫌なものです。
だからこそ、大胆さと勇敢さをもって、その変化を、不安定さを受け入れる必要があります。
変化を、不安定さを受け入れた分だけ成長できること、変化を、不安定さを受け入れた分だけ、人としての器が大きくなることを、強く意識して、「自分を変えることに集中する」ことが大切です。
「自分を変えることに集中する」には、どうすれば良いのか?
「自分を変えることに集中する」には、どうすれば良いのか?というと、
- 自らを破壊することを決意し、挑戦と失敗から貪欲に学び、試行錯誤を繰り返しながら、中長期的なゴールの達成を目指すこと
- いつでも、変化を、不安定さを受け入れる準備をしておくこと
と良いです。
自らを破壊することを決意する
まずは、今までの自分では達成できなかった、中長期的なゴールを達成するために、自らを破壊することを決意する必要があります。
自らを破壊するには、大きな力と勇気が必要なので、固い決意が必要です。
「そんな、急に固い決意が必要と言われても困るわ、、、」
と思われるかもしれませんが、私は、自らを破壊することに対して、
「今、自分で自分を壊さなくても、結局、いずれは、外部から自分を壊されることになる」
と考えており、(変化に適応しないと、生き残っていけないので、、、)
「早いか遅いかの違いだけやし、外部から壊されるぐらいなら、自分で壊した方がええわ」
と思い、自らを破壊することを決意しています。(しゃーなしで!)
自らを破壊することを決意した後は、
- 勇猛果敢に、新しいことに挑戦すること
- 新しい挑戦により、多くの失敗を経験し、その失敗から貪欲に学ぶこと
- 失敗から貪欲に学びながら、試行錯誤を繰り返して、中長期的なゴールの達成を目指すこと
を実践しています。
新しいことに挑戦しなければ、何も始まりませんし、新しい挑戦には、多くの失敗がつきものなので、多くの失敗から、貪欲に学ぶようにしています。
そして、すんなりゴールを達成できる訳もないので、途中の失敗から貪欲に学びながら、試行錯誤を繰り返し、中長期的なゴールの達成を目指しています。
変化を、不安定さを受け入れる準備をする
また、変化を、不安定さを受け入れるのは、本能的に、怖いもの、嫌なものなので、いざという時に、大胆さと勇敢さをもって受け入れるためにも、
普段から変化を、不安定さを受け入れる準備をする必要があります。
事前に何の準備もせずに、大胆さと勇敢さのみで、不安定さを受け入れることができるのは、真の勇者だけだと思います(笑)。
私は、ビビりで、臆病者なので、真似できません(泣)。
私は、今まで、3度の転職と、2度の部門異動を経験してきたとお伝えしましたが、どの転職、どの部門異動の前にも、しっかり準備をしてきました。
もちろん、転職した後、部門異動した後、すぐに活躍できるとは全く思っていませんが、
「変化を、不安定さを受け入れても、何とかなるだろう!」
と自分自身で思えるぐらいの、下調べ、業界分析や専門知識の習得には、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を使ったうえで、大胆さと勇敢さをもって、転職や部署異動を行ってきました。
実際に、転職した後、部門異動した後に、
「あれっ?全然想像してたのと違う、、、。準備してきたこと、全然意味無かった、、、」
と思ったことは(何度も)ありますが、もう、転職や部門異動は取り消せないので、そこで、変化や不安定さを受け入れて、死に物狂いで、何とかするしかありません(泣)。
すべてを見通せるわけではないので、完璧に準備することはできませんが、
変化や不安定さを受け入れる必要がある機会(チャンス)が巡ってきた際に、迷わず、「ハイッ!私やります!」と立候補できるぐらいの、挑戦したいと思えるぐらいの、準備が必要になります。
(準備をしていないと、立候補、挑戦するのを躊躇してしまいますので、、、。そして、躊躇している間に、他の誰かが、立候補、挑戦してしまいますので、ご注意を!)
まとめ
- 今までの自分では達成することができなかった、中長期的なゴールを達成するには、「自分を変える」必要があること
- 自分を変えるには、「自らを破壊すること」「変化を、不安定さを受け入れること」が必要であること
- 自分を変えるには、大きな力と勇気が必要なので、自分を変えることだけに、全身全霊を注ぐこと
「自らを破壊する」とか「変化を、不安定さを受け入れる」とか、進んではやりたくないこと、嫌なことばかり、言ってしまいましたが、(それもネチネチと言ってしまい、すいません、、、)
人は、変化を、不安定さを受け入れた分だけ成長できることは事実なので、「自分を変えることに集中する」ことで、大きな成長を成し遂げ、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!
- 4-25.ゴールの達成に集中する極意(23)犠牲にすることを決める
- 4-24.ゴールの達成に集中する極意(22)過去最高を更新し続ける
- 4-23.ゴールの達成に集中する極意(21)悔しさを忘れない
- 4-22.ゴールの達成に集中する極意(20)頭寒足熱(ずかんそくねつ)+おまけ
- 4-21.ゴールの達成に集中する極意(19)できることに専念する
- 4-20.ゴールの達成に集中する極意(18)ゆっくりよく噛んで食べる
- 4-19.ゴールの達成に集中する極意(17)自分を変えることに集中する
- 4-18.ゴールの達成に集中する極意(16)エントロピー増大の法則を理解する
- 4-17.ゴールの達成に集中する極意(15)足芯呼吸で気持ち良くなる
- 4-16.ゴールの達成に集中する極意(14)周辺視野を使って視る
- 4-15.ゴールの達成に集中する極意(13)全体像を見失わない
- 4-14.ゴールの達成に集中する極意(12)ちょっとを多くやる
- 4-13.ゴールの達成に集中する極意(11)無(ム)になって、行動し続ける
- 4-12.ゴールの達成に集中する極意(10)暗示を仕掛ける
- 4-11.ゴールの達成に集中する極意(9)行動計画に従う
- 4-10.ゴールの達成に集中する極意(8)とにかく最初の一歩を踏み出す
- 4-9.ゴールの達成に集中する極意(7)睡眠時間だけは削らない
- 4-8.ゴールの達成に集中する極意(6)超早起き
- 4-7.ゴールの達成に集中するのを妨げる、最大の敵は「上司」と「会議」!?
- 4-6.ゴールの達成に集中する極意(5)躊躇なく信頼して任せる
- 4-5.ゴールの達成に集中する極意(4)時間とエネルギーのためにお金を使う
- 4-4.ゴールの達成に集中する極意(3)大胆に断固として無視する
- 4-3.ゴールの達成に集中する極意(2)爽やかにハッキリと断る
- 4-2.ゴールの達成に集中する極意(1)「緊急ではなく重要な課題」に集中する
- 4-1.ゴールの達成に集中するには、時間・エネルギー・お金を死守すること
中長期的なゴールを達成するには、「今の自分を変える」必要があります。そして、変化を起こすには、大きな力が必要です。だからこそ、ゴールの達成に集中することは、「自分を変えることに集中すること」と言っても過言ではありません!