『3-12.心をフロー状態に保つ考え方(8)みんなミジンコ』の記事では、
- 地球全体から見たら、人は「みんなミジンコ」のようなものというように、ものごとを「大きな視野」「無限に広い心」で考えることで、不要な悩みを無くして欲しいこと
- 「みんなミジンコ」と考えることで「誰か」や「何か」に対して、ムダに(必要以上に)緊張することなくリラックスした状態を保ち、自分の能力を最大限に発揮して欲しいこと
をお伝えしました。
今回の記事も含めて複数の記事で、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態=フロー状態に保つ考え方をご紹介しますが、
心をフロー状態に保つ方法や考え方に絶対的な正解はなく、どんな方法、どんな考え方でも自分が「心をフロー状態に保つ」ことができればそれで良いので、ぜひ、あなたに最適な方法、考え方で心をフロー状態に保ち、常に、自分の能力を最大限に発揮してください!
本記事では、『心をフロー状態に保つ考え方』の9つ目である
・「天命」を全う(まっとう)する
という考え方をご紹介します。
私は、司馬遼太郎さんの歴史小説が大好きです! 特に、幕末を描いた小説である『竜馬がゆく』『世に棲む日日』『花神』などが好きなのですが、幕末の維新志士たちは皆、『「天命」を全う(まっとう)する』という考え方をして生きており、その生き様を心から尊敬しています!
目次
『「天命」を全う(まっとう)する』とは?
『「天命」を全う(まっとう)する』とは、
- 天から与えられた「使命」や「役割」を最後まで成し遂げること
です。
天から与えられた「使命」や「役割」を最後まで成し遂げること
普段、「天命」という言葉はあんまり使わないけど、そもそも、「天命」ってどういう意味!?
と思われたかもしれませんが、
「天命」とは、
- 天から与えられた「使命」や「役割」
- 天から与えられた「命そのもの」
という意味です。
そして、「全う(まっとう)する」とは、
- ものごとを最後まで成し遂げること
- 自分に与えられた物事を完全に終わらせること
なので、
『「天命」を全う(まっとう)する』とは、
・天から与えられた「命そのもの」を大切にし、天から与えられた「使命」や「役割」を最後まで成し遂げる、完全に終わらせること
になります。
私は、『「天命」を全う(まっとう)する』ことに関して、『「いつ死ぬか?」は天が決めることで、自分ではどうすることもできない』 『すべては「必然」で、天が「必要なときに、必要な人やモノと巡り合わせてくれる」』と考えています!
なぜ、『「天命」を全う(まっとう)する』ことが大切なのか?
なぜ、『「天命」を全う(まっとう)する』ことが大切なのか?というと、
『「命」は天に与えられているもの』そして『天が「必要なときに、必要な人やモノと巡り合わせてくれる」』と考えることで、
- 余計な「不安」や「悩み」を解消してくれるから
- 目の前の人やモノを、心から大切にすることができるから
です。
余計な「不安」や「悩み」を解消してくれるから
誰しもが、
自分は、(自分の周りの人も)いつまで生きられるのだろうか、、、?
という、将来に対する漠然とした「不安」や「悩み」を少なからず感じてしまうものですが、
『「命」は天に与えられているもの』で、人が「いつ死ぬか?」は、すべて天が決めることであり、自分ではどうすることができないものと考えると、
自分ではどうすることもできないことに、アレコレ悩んでも仕方がないので、余計な「不安」や「悩み」を解消することができます。
私は、天から『自分に与えられた「使命」や「役割」が無くなったときに死ぬ』と考えており、「いつ死ぬか?」ということにアレコレ悩むより、自分に与えられた『「天命」を全う(まっとう)する』ことに専念するようにしています!
目の前の人やモノを、心から大切にすることができるから
また、
『生きているということは、「誰か」や「何か」の役に立つ「使命」や「役割」がまだ与えられている(やり残している「使命」や「役割」がまだ残っている)』
とも考えています。
えっ、一体、「誰」や「何」の役に立つ「使命」や「役割」が残っているの!?
と思われたかもしれませんが、
それは、
『天が「必然的に」巡り合わせてくれた、今、目の前にいる人やモノの役に立てば良い」
ということです。
『天が「必要なときに、必要な人やモノと巡り合わせてくれる」』と考えると、
・今、目の前にいる人やモノが、今、自分にとって必要な人やモノ
ということなので、今、目の前にいる人やモノを、心から大切にすることができます。
誰しもが、
「あぁ、もっと良い人と巡り合いたいな、、、」「何か、もっと良いことが起きへんかな、、、」
ということを考えてしまうものですが、
今、目の前にいる人やモノが、今、自分にとって必要な人やモノなので、まずは、その目の前にいる人やモノの役に立つことに、全力を尽くすことが大切です。
そして、今、目の前にいる人やモノの役に立てた後、必要であれば、また、『天が「必要なときに、必要な人やモノと巡り合わせてくれる」』ので、役に立つべき人やモノが目の前に現れます。
ぜひ、あなたも『「天命」を全う(まっとう)する』と考えることで、自分ではどうすることもできない、将来に対する余計な「不安」や「悩み」を解消して、今、目の前にいる人やモノと真剣に向き合い、心から大切にしてください!
どのように、『「天命」を全う(まっとう)する』と良いのか?
どのように、『「天命」を全う(まっとう)する』と良いのか?というと、
- 自分の身近な人、特に、家族を大切にする
- 今、与えられている仕事をやり遂げる
と良いです。
自分の身近な人、特に、家族を大切にする
『天が「必要なときに、必要な人と巡り合わせてくれる」』と考えており、「今、目の前にいる人が、自分にとって必要な人」ということなので、
まず、私は、自分の身近な人、特に、家族をとても大切にしています。
妻と子供に巡り合わせてもらったことに、心から感謝して、生きている限り、
- 少しでも、役に立ち続けること
- 少しでも、笑顔に、幸せにし続けること
を心に誓っています。
家族以外でも、今、巡り合わせてもらった人たちを心から大切にして、少しでも役に立ちたいと考えています。
今、こうして、ブログを書いているのも、「悩めるビジネスパーソン」の悩みを、少しでも軽くして、取り除いて、少しでも役に立ちたいためです。
「じゃ、苦手な人はいないの?」「嫌だな~と思う人はいなの!?」
と思われたかもしれませんが、
もちろん苦手な人や、嫌だと思う人もいますが、その人たちも、天から与えられた必要な人であり、
- 苦手な人、嫌だと思う人を克服するための試練
- あらゆる人に対する偏見をなくす良いきっかけ
- 他の人の意見や価値観を尊重し、新しい気づきや学びを得るための訓練
だと考えています。
『3-12.心をフロー状態に保つ考え方(8)みんなミジンコ』の記事でも書いていますが、人は「みんなミジンコ」のようなものなので、良い人も悪い人もいません。すべては、自分の考え方次第で、良いも悪いもなく「必要な人」になります!
今、与えられている仕事をやり遂げる
『天が「必要なときに、必要なモノと巡り合わせてくれる」』と考えており、「今、目の前に与えられているモノが、自分にとって必要なモノ」ということなので、
私は、今、自分に与えられている仕事を大切にして、やり遂げるようにしています。
仕事を通じて、お客様の役に立てること、お客様の経営課題を解決することで、その対価をもらえることに、感謝しています。
少しでも、自分のスキルを向上させることで、知恵を絞ることで、もっとお客様に貢献できるようになりたいと考えていますし、
もっと自分の生産性を向上させて、より少ない時間、エネルギー(気力と体力)、お金、人で、求められる成果を(またはそれ以上の成果を)残せるようになり、より会社に貢献できるようになりたいと考えています。
「えっ、会社に不満ないの、、、?」
と思われたかもしれませんが、
それは、もうたくさん、たくさん、たくさん、、、数え切れないほどあります(笑)
給料はもっとたくさん欲しいですし、やりたくない事務作業もたくさんありますし、特に、「こんなことしても、全然、お客様に対する価値提供にならへんやん!」と思うようなことは、本当にやるのが嫌ですし、、、
書き出すときりが無いのですが、それでも、それらも自分にとって必要なモノの一部であり、まずは、今自分に与えられた職場での仕事で、きっちり成果を残すことが大切だと考えています。
以前、「これパワハラなのでは?」と感じるぐらいのプレッシャーを与えてくる上司と巡り合いましたが、そのときは、本当に精神的にキツく、天に向かって、
「この試練厳し過ぎませんか?」「もう、限界ギリギリなんですけど??」「ホンマに無理なときは、ちゃんと、別の上司と巡り合わせてくれますよね!?」
と何度も、何度も叫んでいました(泣)
天に対する私の心からの叫び(切なる願い)が通じたのか、1年後には、無事、新しい上司と巡り合うことができました。
精神的には疲弊しきり、新しい上司と巡り合わせてもらったときは、「よっしゃー!」とただただ嬉しい気持ちしかありませんでしたが、振り返ってみると、
厳しい指摘、高いレベルの要求をされることで、自身が成長できたのは、事実です。
(もう一度、やれと言われたら、断固拒否ですが、、、)
※あと、本当に職場でパワハラやセクハラなどのハラスメントを受けている場合は、すぐにでも正当な方法で、社内、社外問わず助けを求めてくださいね!
『天が「必要なときに、必要なモノと巡り合わせてくれる」』と考えることで、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保ち、巡り合うことができた目の前の人やモノに感謝して、心から大切にすることができます!
まとめ
- 『「天命」を全う(まっとう)する』とは、天から与えられた「命そのもの」を大切にし、天から与えられた「使命」や「役割」を最後まで成し遂げること
- 『「天命」を全う(まっとう)する』と考えることで、将来に対する、余計な「不安」や「悩み」が解消されること
- 『天が「必要なときに、必要な人やモノと巡り合わせてくれる」』と考えることで、目の前にいる人やモノと向き合い、心から大切にすることができること
『「天命」を全う(まっとう)する』と考えることで、将来に対する、余計な「不安」や「悩み」が解消され、目の前にいる人やモノと向き合い、心から大切にできることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!