『4-9.ゴールの達成に集中する極意(7)睡眠時間だけは絶対に削らない!』の記事では、
- 「睡眠時間だけは絶体に削らない!」ことで、中長期的な人生のゴールの達成に向けて、集中力を維持して、行動し続けて欲しいこと
- 「睡眠時間だけは絶体に削らない!」ためにも、出世を望まず、お客様に対する価値提供とは関係のない「ムダな時間」を徹底的に削って欲しいこと
をお伝えしました。
今回も含めて複数の記事で、
どのように、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を、「人生のゴール」を達成するために、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」のために集中投下すれば良いのか?
という『ゴールの達成に集中する極意』について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!
『ゴールの達成に集中する極意』の8つ目は、
・とにかく「最初の一歩」を踏み出す
です。
何かにゼロから取り組むときも、何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるときも、「最初の一歩」が一番重いものです。まるで、鉄球が付いた鎖を足に縛られているぐらい重いので、まずは、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことだけにすべてを注ぐことが大切です!
目次
なぜ、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことが大切なのか?
なぜ、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことが大切なのか?というと、
- 「最初の一歩」が一番重たいから
- 「最初の一歩」を踏み出せれば、行動し続けることができるから
です。
「最初の一歩」が一番重たいから
何かにゼロから取り組むときも、何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるときも、
・「最初の一歩」が一番重たい
ものです。
確かに、やり始めるまでの「最初の一歩」が一番億劫やわ、、、。やり始めてみると、どうってことないのに、なんでやろ、、、?
と思われたかもしれませんが、
「最初の一歩」が一番重たいのは、『慣性の法則』が働くからです。
『慣性の法則』って何!? 聞いたことあるような、ないような、、、
と思われたかもしれませんが、(「物理」を習っていた方はご存知かと思います)
『慣性の法則』とは、
すべての物体は、外部から力を加えられない限り、
- 静止している物体は静止状態を続ける
- 運動している物体は運動状態を続ける(正確には、等速直線運動を続ける)
というものです。
これは、もともと自然界に見られる現象に対して発見された普遍的な法則で、人の「心理」や「行動」に対して発見された法則ではないですが、
『慣性の法則』は、不思議なほど、人の「心理」や「行動」にも当てはまります。
すべての人は、外部から力を加えられない限り
- 静止している人は、静止状態を続ける(何もしない人は、何もしないことを続ける)
- 運動している人は、運動状態を続ける(行動している人は、行動することを継続する)
と言えます。
人の「心理」や「行動」に対して、『慣性の法則』が働くので、誰しも無意識のうちに、本能的に、
「あぁ、何かにゼロから取り組むのは億劫だ、、、」「何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるのも嫌だ(今やっている取り組みを続けたい)、、、」
などと思ってしまいます。(そして、思った通りの行動を取り続けてしまいます)
『慣性の法則』は、不思議なほど、人の「心理」や「行動」にも当てはまり、無意識のうちに、本能的に、何かにゼロから取り組んだり、何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるのを阻害してくるので、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことに全身全霊を懸けることが大切です!
「最初の一歩」を踏み出せれば、行動し続けることができるから
何かにゼロから取り組むときも、何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるときも、外部から力を加えられない限り、
- 何もしてない場合は、何もしてないことを続ける(続けたい)
- すでに何かに取り組んでいる場合は、今やっている取り組みを続ける(続けたい)
という『慣性の法則』が働きますので、
「新しい取り組みをしたくない、、、」「今やってることを変えたくない、、、」
と無意識のうちに、本能的に、思ってしまうものですが、
『慣性の法則』を意識的に断ち切り、新しい取り組み、今までとは異なる取り組みに対して、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことができれば、今度は
新しい取り組み、今までとは異なる取り組みをしたことに対して、『慣性の法則』が働きますので、
「新しい取り組みをやり続けたい!」「以前の取り組みには、戻りたくない!!」
と無意識のうちに、本能的に、思うようになり、
新しい取り組み、今までとは異なる取り組みに対する行動をし続けることができます。
『慣性の法則』は、何かにゼロから取り組んだり、何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるのを、初めは阻害してきますが、一度、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことができれば、今度は、力強く後押ししてくれるものなので、『慣性の法則』を意識して、うまく利用することが大切です!
とにかく「最初の一歩」を踏み出すには、何が重要なのか?
とにかく「最初の一歩」を踏み出すには、何が重要なのか?というと、
- 良い意味でバカになること
が重要です。
良い意味でバカになること
何かにゼロから取り組むときや、何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるときに、
どこからともなく聞こえてくる
「ゼロから新しい取り組みするのは、大変やで、、、」「失敗するかもしれへんで、、、」「今の取り組み変えても、ホンマに大丈夫なん、、、?」
などの「他人の声」や
「あぁ、ゼロから新しい取り組みするのは不安や、、、」「全然、うまくいかんかったらどうしよう、、、」「今の取り組みを変えない方が良いかな、、、?」
などの「弱気な自分からの声」は、「気にしたら負け」なのですが、
「気にしたら負け」と、「何事もやってみなければ始まらないから、行動しなければ!」と、頭では、分かっていても、なかなか行動に移せないことがあるのは、『慣性の法則』が働いているからです。
何かにゼロから取り組むときは、何もしていない状態を無意識に保とうとするので、なかなか行動に移せない状態になっています。
何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるときも、今行っている取り組みを続けようとするので、なかなか今の取り組みを辞めて、別の取り組みに変える行動ができません。
そのようなときは、
あぁ、今、『慣性の法則』が猛烈に働いている!!
ということを意識して、良い意味でバカになることで、『慣性の法則』を断ち切ることが大切です。
良い意味でバカになるとは、
良い意味で
- 深く考えないで、何も考えないで、行動を起こすこと
- 過去の実績や経験・ノウハウ、それに基づくプライドをすべて捨てること
- 勇気をもって、大胆に行動すること
です。
なかなか行動に移せない、行動を変えられないのは、すべて『慣性の法則』のせいなので、決して自分のせいだと思って、自分を責めたり、悩んだりはしないでください! 『慣性の法則』は自然の摂理であり、本当に強力なので、誰しもが、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことに苦労しています、、、
とにかく「最初の一歩」を踏み出すには、どうすれば良いのか?
とにかく「最初の一歩」を踏み出すには、どうすれば良いのか?について、
- 睡眠から目覚めるとき
- 何かにゼロから取り組むとき
- 何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるとき
の3パターンに分けて、詳しく解説していきます。
睡眠から目覚めるとき
誰しもが、一度、目を覚ました際には、
あぁ、もうちょっとだけ寝ていたい、、、(寝ていた状態を続けたい、、、)
と思うものなので、
『慣性の法則』を一番強く感じるのは、「睡眠から目覚めるとき」かと思います(笑)
私も、寝るのが大好きなので、「もうちょっとだけ、、、」と言いながら、二度寝、三度寝したいのが本音です、、、
しかし、起きてゴールの達成に集中しなければ、中長期的なゴールを達成するための行動を継続しなければ、ゴールを達成できるハズもありませんので、
良い意味でバカになって起きるようにしています。
私は、毎朝、目覚ましが鳴った瞬間、
・深く考えないで、何も考えないで、とにかく、立ち上がって大きな背伸びをする
ことにしています。
(何も知らない人が見たら、いきなり立ち上がって背伸びするので、結構怖いと思います、、、)
立ち上がって大きな背伸びを2~3回行うまでは、意図的に、深く考えない、何も考えない(とくに、あともうちょっとだけ、、、と考えない)ようにしています。
一度、立ち上がって起きてしまえば、次は、起きたことに対して、『慣性の法則』が働き、起きた状態を保とうとしてくれますので、そのまま朝の活動を継続することができます。
一番エネルギー(気力と体力)がいるのは、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことなので、睡眠から目覚めるときは、良い意味でバカになって、深く考えない、何も考えないで、とにかく「立ち上がって起きてしまうこと」が大切です!
何かにゼロから取り組むとき
何かにゼロから取り組むときは、その新しく取り組むことに対しては、何も知らない、何の経験値もない状態ですので、良い意味でバカになって、まずは、
・過去の実績や経験・ノウハウ、それに基づくプライドをすべて捨てること
が大切です。
そして、新しく取り組むことを既に経験している人に対して、好きとか嫌いとか、年上とか年下とか、経歴(学歴)があるとかないとか、日本人とか外国人とか一切関係なく、
・素直に教えを乞うこと
が重要です。
『ブログ運営者のプロフィールとは?どんな人生を生き、今何をしているのか?』の記事でも書いているのですが、
私は、今まで職場を変える転職も、同じ職場で部門を変える異動も、何度も経験しています。
新しい職場、新しい部門に行く際は、必ず、過去の実績や経験・ノウハウ、それに基づくプライドなどは、すべて捨てて(もともと、プライドとかは、「これでもか!」というほど無いのですが、、、)
新しい職場、新しい部門に言ったら、その職場・部門の新入社員の人であっても、頭を下げて、教えを乞うことにしています。
(その職場・その部門では、当然、私より経験値が多いので、、、)
新しい職場・部門には、その職場・部門での文化や考え方、価値観があるので、まずは、それに基づいて行動して、
新しい職場・部門での文化や考え方、価値観を理解できたら、自分の過去の実績や経験・ノウハウで使えるものは使うようにしています。
今までとは異なる取り組みで、どれだけ素晴らしい実績や経験・ノウハウがあったとしても、それが新しい取り組みで、
- どのように使えるのか?
- 微調整すれば使えるのか? ほとんど変えないと使えないのか?
- それとも、まったく使えないのか?
などはやってみないと分からないので、一度、全部捨てて、ゼロになって、新しい取り組みのことをまっさらな状態で理解してから、「使えるか?」「使えないか?」を見極めることが肝心です。
過去の実績や経験・ノウハウ、それに基づくプライドなどが邪魔をして、何かにゼロから取り組むための「最初の一歩」を踏み出せなくなってはいけませんので、良い意味でバカになって、綺麗サッパリ捨て去って、とにかく「最初の一歩」を踏み出してください!
何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるとき
何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるときは、
- 今までの取り組みを変えたくない(その方がラクだから)
- 新しい取り組みをしたくない(先を予測できないのが怖いから)
という感情(感情というより本能)から、『慣性の法則』が働き、今までの取り組みを続けようとしてしまいます、、、
今までの取り組みを辞めて、何の保証もない、先を予測するのが難しく、困難が待ち受けているに決っている別の取り組みに変えるには、良い意味でバカになって
・勇気をもって、大胆に行動すること
が大切です。
誰しもが、自ら、今の快適な状態をやめたいとは思いませんし、変える必要がないなら、変えない方が良いと思うに決まっています。
しかし、時代が、自分を取り巻く環境が、急激に変化していくので、変わらざる負えません。
変わるのには、『慣性の法則』を断ち切ってまで変える大きなエネルギー(気力と体力)が必要であり、そして、これから待ち受ける困難と、先が見えないことで生じる不安に立ち向かう勇気も必要です。
考えれば、考えるほど、何かを完了して、別の何かに取り組みを変えるのが、嫌になってくるんですけど!?
と思ってしまうのも当然なので、
・深く考えず、何も考えず、勇気を持って、大胆に、新しい世界に飛び込んでみること
が重要です。
とにかく「最初の一歩」を踏み出して、新しい世界に飛び込んでしまえば、新しい世界に飛び込んだことに対して、『慣性の法則』が働きますので、今度はその新しい世界に居続けようと思うようになり、新しい世界での行動を継続できます!
まとめ
- ゴールの達成に集中するには、とにかく「最初の一歩」を踏み出すこと
- 初めは、新しい取り組み、今までとは異なる取り組みに対して抵抗してしまう『慣性の法則』を断ち切り、とにかく「最初の一歩」を踏み出すには、良い意味でバカになること
- とにかく「最初の一歩」を踏み出すことで、次は、『慣性の法則』をうまく利用し、新しい取り組み、今までとは異なる取り組みに対する行動を継続すること
はじめは、邪魔ばかりしてくる『慣性の法則』ですが、とにかく「最初の一歩」を踏み出すことができれば、次は、応援ばかりしてくるのが『慣性の法則』の良いところですので、
『慣性の法則』を理解して、うまく活用することで、ゴールの達成に集中できるようになり、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!