『3-3.心を最高の状態に保つには、「自分の心の状態は、自分で決める」こと』の記事では、
- 自分の「心の状態(感情)」は、自分で決める(コントロールする)ことで、「誰かに」「何かに」振り回されることなく、自分の能力を最大限に発揮して欲しいこと
をお伝えしました。
ここで、
そもそも、「心を最高の状態に保つ」ってどいうこと?
と思われたかもしれませんが、
「心を最高の状態に保つ」とは、心を「自分の能力を最大限に発揮できる状態」に保つこと、すなわち、
・「心をフロー状態に保つ」こと
です。
心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な心の状態に保つことができれば、自分の能力を最大限に発揮することができます! そして、自分の能力を最大限に発揮し続けることで、「人生のゴール」をより速く、より確実に達成することができます!
目次
「心をフロー状態に保つ」とは?
「心をフロー状態に保つ」とは、
- 心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つこと
です。
心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つこと
「心をフロー状態に保つ」ことに関して、
スポーツドクターであり、応用スポーツ心理学とフロー理論を基にしたメンタルトレーニングを、アスリートはもちろん、経営者、音楽家、教員、会社員、更には、主婦にまで指導し、
パフォーマンス向上を実現させている著者によって書かれた、辻 秀一 著『禅脳思考』では、
心をフロー状態に保つとは、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことである。
心をフロー状態に保つことで、常に「自分の能力を最大限に発揮することが可能」である。
日々訓練する(意識する)ことで、坐禅を組むことなく、坐禅をしたときと同じように、心をフロー状態に保つことができる。
目の前で起きている事象に対して、過去の経験から瞬間的に「意味づけ」をすることなく、自身の感情の変化に気づきながらも、あるがままの状態をそのまま受け入れて、まずは、心をフロー状態に保つことが大切である。
辻 秀一 著『禅脳思考』(2014)
と書かれています。
『禅脳思考』にある通り、「心をフロー状態に保つ」とは、
・心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つこと
であり、「心をフロー状態に保つ」ことで、
・常に「自分の能力を最大限に発揮することが可能」
となります。
更に、日々訓練する(意識する)ことで、誰でも、いつでも、坐禅を組むことなく、坐禅をしたときと同じように「心をフロー状態に保つ」ことができます。
「心をフロー状態に保つ」ことは、特別な人しかできない特殊スキルではまったくありません。日々訓練する(意識する)ことで、誰でも、いつでも、「心をフロー状態に保つ」ことができ、自分の能力を最大限に発揮することが可能です!
なぜ、「心をフロー状態に保つ」ことが大切なのか?
なぜ、「心をフロー状態に保つ」ことが大切なのか?というと、
- 「人生のゴール」をより速く、より確実に達成することができるから
です。
「人生のゴール」をより速く、より確実に達成することができるから
誰に何と言われても、誰に何をされようとも、目の前でどんなことが起こっても、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態=フロー状態に保つことができれば、
その場、その場で状況を冷静に判断して、最善の行動を、自分の能力を最大限に発揮して実行できるようになります。
どんな状況でも、その一瞬、一瞬で、自分の能力を最大限に発揮して、最善の行動を行うことで、「人生のゴール」をより速く、より確実に達成することができます。
他の人が、誰かから怒られたことに対して、
くっそーーー!!何で怒られなアカンねん!? 何が悪いねん!?
というように、怒られたことに対して、心が揺らいでいる間に
へぇー、そんな意見や考え方もあんねんな! そっくりそのまま使える訳ではないけど、少し取り入れてみよう!
というように、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことで、怒られた次の瞬間から、自分にとっての「人生のゴール」を達成するために必要な行動ができるようになります。
他の人が、思わずショックを受けてしまうような出来事に対して、
マジで、、、。何でこのタイミグで、こんなことが起こるの、、、。しかも、自分に、、、
というように、ショックな出来事に対して、心が捉われている間に
ハッハッハッ、そう来ましたか! じゃ、今何ができる? どんな手を打つのが最善か?
というように、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことで、ショックな出来事が起こった次の瞬間から、自分にできる最善の手を探して、行動することができます。
誰かに、何かに対して、心が「揺らがされる」「捉われる」ことで、「人生のゴール」を達成するための意思決定や行動ができなくなってしまうことは、すべて時間のムダです! 誰に対しても、何に対しても、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つことで、すぐに次の最善の手を打つことが大切です!
心をフロー状態に保ち、どのように人生を生きれば良いのか?
心をフロー状態に保ち、どのように人生を生きれば良いのか?というと、
- いち早く切り替えて、するべきことをして、人生を歩んでいけばよい
です。
いち早く切り替えて、するべきことをして、人生を歩んでいけばよい
「心をフロー状態に保つ」ことの大切さは分かったけど、それをどう活かすのが、一番良いの??
と思われたかもしれませんが、
辻 秀一 著『禅脳思考』では、人生の生き方に対しても、下記の通り、的確なアドバイスが書かれています。
以下の3つの事実を認識し、喜怒哀楽を謳歌しながらも(自身の感情の変化に気づきながらも)、いち早く切り替えて、心をフロー状態に保ったうえで、するべきことをして、人生を歩んでいけばよい。
(1)そもそも、すべての現象には意味などついていないという事実
(2)人は、すべての事象に意味をつけて生きているのだという事実
(3)人は、ネガティブな意味づけをする生き物だという事実
辻 秀一 著『禅脳思考』(2014)
私は、上記の的確なアドバイスを知ったとき、
「もっと、早く知りたかった、、、」「そうしたら、大学1,2回生の貴重な時間をもっと有意義に過ごせたのに、、、」
と率直に思いました。
そして、『ブログ運営者のプロフィールとは?どんな人生を生き、今何をしているのか?』の記事でも書いている通り、大学受験に失敗し、絶望とともに、無気力に過ごしていた大学1,2回生の自分に対して、
- そもそも「志望校に合格しなかった」ということには、何の意味もついていないで!
- 「大学受験に失敗したら、人生終わり、お先真っ暗」と勝手にネガティブな意味をつけてるのは、自分自身やで!
- 瞬間的に絶望を感じてしまうのは仕方がないけど、いち早く切り替えて、心をフロー状態に保って、できることを考えて、自分の将来をより良くするために最善の行動をしろ!!
と叫びたくなりました、、、
もう、気持ちを切り替えて、次の最善の行動を起こせるようになるまで、胸ぐらをつかんで、何度でも、何度でも過去の自分に対して、言ってやりたくなりました(泣)
それほど、過去の自分はひどい状態で、あまりにも時間をムダにしていました、、、
過去を振り返ると、大学受験に失敗したとき以外にも、自分勝手に「ネガティブな意味づけ」をして、一人で落ち込んだり、へこんだり、悩んだりしていることは、多々ありました。
たとえば、仕事で取り返しがつかないミスをしてしまったときも、
(誰もが青ざめたことがある、一度はやってしまう取り返しのつかないミスに、「メールの誤送信」があるのではないでしょうか? 私もあります、、、)
- 「あぁ、上司に怒られる」(これは当たり前ですね)
- 「今まで構築していた信頼関係が一気に崩れる」(これも仕方ないですね)
- 「もう、出入禁止になるかも、、、。すべての取引が破棄されてしまうかも、、、。このミスが社内にも社外にも広がって、今後一切、仕事が回ってこなくなるかも、、、。昇進や昇格も途絶えるかも、、、」(これらは、少し被害妄想ですね)
など、どんどん「ネガティブな意味づけ」をしてしまい、一人で恐ろしくなり、初動が遅れてしまうということがありました。
しかし、ミスをしてしまったときも、ミスを後悔しながらも、すべきことは、ネガティブな意味づけをすることではなく、いち早く切り替えて、心をフロー状態に保って、
- なによりもまず、ミスをしてしまった際は、初動を早くすること
- ミスをすぐにでも謝罪すること
- ミスをどのように挽回すればよいか考え、実行すること
です。
他にも、好きな女性にフラれてしまったときも、(もう、何度もあります、、、)
- 「あぁ、またフラれてしまった」(これは、仕方ないですね)
- 「もう、全然うまくいかない」(これも、仕方ないですね)
- 「もう、誰とも付き合えないのでは、、、。一生、孤独のままでは、、、。この先、人生が楽しくなることはないのでは、、、。」(これらは、少し被害妄想ですね)
など、どんどん「ネガティブな意味づけ」をしてしまい、数ヶ月間、塞ぎ込んでしまうこともよくありました。
しかし、フラれてしまったとしても、フラれたことを悲しみがらも、すべきことは、ネガティブな意味づけをすることではなく、いち早く切り替えて、心をフロー状態に保って、
- 自分を磨き直すこと
- 自分の魅力を増やす努力をすること
- そして、次の希望をみつけること
です。
過去の自分は、心の切り替えが下手で、心をフロー状態に保つことができず、振り返ると恥ずかしくなるぐらい、本当に落ち込みやすく、長く引きずるタイプでしたが、
日々訓練する(意識する)ことで、少しずつ、自身の感情の変化に気づきながらも、いち早く切り替えて、心をフロー状態に保ち、すべきことができるようになってきました。
ぜひ、あなたも、目の前で起きている事象に対して、「ネガティブな意味づけ」をすることなく、自分の感情の変化に気づきながらも、いち早く切り替えて、心をフロー状態に保ったうえで、あなたの人生をより良いものにするための最善の手を尽くしてください!
まとめ
- 「心をフロー状態に保つ」とは、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保つこと
- 「心をフロー状態に保つ」ことで、常に「自分の能力を最大限に発揮すること」が可能であること
- いち早く切り替えて、心をフロー状態に保ったうえで、最善の行動を行うこと
「心をフロー状態に保つ」ことは、「言うは易く行うは難し」ですが、
日々訓練する(意識する)ことで、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態にして、あなたの能力を最大限に発揮することができるようになり、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!