『4-15.ゴールの達成に集中する極意(13)全体像を見失わない』の記事では、
- 「最終ゴールは何なのか?」「全体から考えたときに、今どの立ち位置にいるのか?」を理解することで、「全体像を見失わない」で欲しいこと
- 「全体像を見失わない」ことで、行動や取り組みに対する優先順位を完全に明確にして、今、この瞬間の行動や取り組みに集中して欲しいこと
をお伝えしました。
今回も含めて複数の記事で、
どのように、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を、「人生のゴール」を達成するために、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」のために集中投下すれば良いのか?
という『ゴールの達成に集中する極意』について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!
『ゴールの達成に集中する極意』の14個目は、
・「周辺視野」を使って視る
です。
目の近くにあるパソコンや本ばかり視ていると、目はすぐに疲れてしまいます。しかし、遠くの自然(山や海など)を何時間視ていても、目は疲れることはありません。その理由は、遠くの自然を視ているときは、「周辺視野」を使って、全体を見渡すように視ているからです!
目次
「周辺視野」を使って視るとは?
「周辺視野」を使って視るとは、
目の近くにあるパソコンや本などを視るように「一点集中して視る」のではなく、
- 遠くの自然(山や海など)を視るように「全体を見渡すように視る」
ことです。
遠くの自然(山や海など)を視るように「全体を見渡すように視る」
普段、目の近くにあるパソコンや本などを、一文字一文字読むときは、その文字に「一点集中して視ている」状態であり、そのときは、「中心視野」を使って視ていることになります。
しかし、遠くの自然(山や海など)を視るときは、「全体を見渡すように視ている」状態であり、そのときは、「周辺視野」を使って視ていることになります。
「中心視野」と「周辺視野」の違いが良く分からん、、、
と思われたかもしれませんが、
「中心視野」と「周辺視野」の違いは、カメラのピント合わせをイメージすると分かり易いです。
カメラのピントを目の近くの1点に合わせているのが、「中心視野」を使って視ている状態で、(ピントが合っている目の近くの1点以外のピントは合っておらず、背景がボケて映ります)
カメラのピントをどこにも合わせていない(無限遠に設定する)のが、「周辺視野」を使って視ている状態となります。(無限遠は、非常に遠い距離を撮影するときに使用します)
「周辺視野」を使って視るとは、あえてどこにも焦点を合わせないようにして、遠くの自然を視るように、「全体を見渡すように視る」こととなります。
遠くの自然を視る以外に、「どこにも焦点を合わせない」で視る具体例はあるの!?
と思われたかもしれませんが、
3D画像(絵が立体的に飛び出して見えるもの)を視ているときは、「中心視野」ではなく、「周辺視野」を使って視ている状態になります。
あんなん(3D画像)、ちゃんと(立体的に飛び出して)見えたことないわ、、、
と思われたかもしれませんが、
「周辺視野」を意図的に使えるようになると、3D画像を見たときに、ちゃんと絵が立体的に浮き上がって見えるようになります!
私の両親も、週に一回、新聞に掲載されている3D画像とずっとにらめっこしており、
アカン、ずっと見てても、何も浮き出てこうへん、、、。これ、ホンマに浮き出てくることあるんかいな、、、?
といつもボヤいていましたが、3D画像を視るトレーニングができる本を渡して、ちゃんと練習すれば、
おっ、きたきたきたー! 今週の絵も浮き上がって見えた!!
と叫ぶようになり、週に一回、新聞に掲載される3D画像を楽しめるようになりました!
「周辺視野」は、3D画像を視るトレーニングができる本などで少し訓練すれば、誰でも意図的に使えるようになります!私もはじめは「周辺視野」を意図的に使うことができませんでしたが、今ではいつでも、どこでも使えるようになりました!
なぜ、「周辺視野」を使って視ると良いのか?
なぜ、「周辺視野」を使って視ると良いのか?というと、
- 目が疲れにくくなる、かつ、文字情報を一度にたくさん読める
- 全体を見渡すことで、目の前の状況を俯瞰的にみることができる
からです。
目が疲れにくくなる、かつ、文字情報を一度にたくさん読める
まず、「周辺視野」を使って視ることとの最大の利点は、目が疲れにくくなることです。
私も以前は、パソコンや本を読むときに、一文字一文字読んでおり、「中心視野」を使って視ていましたが、本当に毎日目の疲労を感じており、長時間パソコンをしたり、本を読むことが苦痛でした。
一日に何度も、目の上あたりを押したり、眼精疲労に効くと書いてある目薬をしたりしていましたが、目の疲れは全然とれませんでした、、、
しかし、3D画像を視る訓練をして、「周辺視野」を意図的に使って視ることができるようになってからは、長時間パソコンをしたり、本を読んだりしても、目が疲れることはほとんどなくなりました!
逆に、目の疲れを感じたら、
アカン、アカン、「周辺視野」を使えてなかった、、、 もう一度、意識して、「周辺視野」を使って視るようにしよう!
と思えるようになりました。
そして、「周辺視野」を使って視ると、全体を見渡してみることができるので、本や文書などの文字情報を一度にたくさん読むことができ、本や文書を読むスピードも大幅に向上します。
『1-6.思考を変え人生を変える方法(6)どうすれば本を超高速で読めるのか?』の記事にて、本を超高速で読む方法に関して、ご紹介していますが、「周辺視野」を使って視ることも、速読をするうえでのポイントとなります。
長時間のパソコンや読書などで、目の疲労を感じていては、ゴールの達成に集中することができなくなってしまうので、「周辺視野」を使うことで、目の負担を減らし、かつ、文字情報を素早く大量にインプットできるようになると良いです!
全体を見渡すことで、目の前の状況を俯瞰的にみることができる
更に、「周辺視野」を使って視ることで、目の前の状況を俯瞰的にみることができるので、状況判断が早くなったり、単純に、目の前の風景(特に、自然)を隅々まで満喫することができるようになります。
普段から、「周辺視野」を使ってて、何か不便なこととかないの!?
と思われたかもしれませんが、
「周辺視野」を使うと、どこにも焦点を合わせないで、全体を見渡すことになりますので、
- 目の前の人やモノとぶつかりそうになる、、、
- 知っている人とすれ違っても、全く気が付かない、、、
ということはあります。
幸い、人やモノと激しくぶつかったことは無いですが、(直前で気づくので、、、)人混みでは、ぶつからないように、注意する必要があります。
また、知っている人とすれ違ったとしても、「周辺視野」を使って全体を見渡しており、すれ違う人の顔をまじまじと見ることはないので、
この前、●●ですれ違ったのに、無視された、、、
と稀に言われます(笑)
素直に謝罪すれば良いだけなので、(いつも「ちょっと仕事が忙しくて、考えごとしてたんやわ。ごめんなさい」と言っています)
そんなに不便ではないですが、もしかすると、懐かしい旧友との再会の機会を逃しているのかもしれません、、、(かと言って、すれ違う人の顔を、一人一人まじまじと見るのも変ですが)
「周辺視野」を使って視ることのメリットの方が、デメリットよりも圧倒的に多いと考えていますので、基本的に、パソコンをしているときも、本を読んでいるときも、日常生活をしているときも、ずっと「周辺視野」を使って視ています!
どんなときに、「周辺視野」を使って視ると良いのか?
どんなときに、「周辺視野」を使って視ると良いのか?というと、私が、特にオススメなのは、
- 本や文書など、文字を読むとき
- セミナーやプレゼンテーションなど、人前で話をするとき
です。
私は、基本的に、普段の生活では、ずっと「周辺視野」を使って視ることにしていますが、上記の2つのシーンでは、必ず「周辺視野」を使って視ることを再度意識しています。
本や文書など、文字を読むとき
本や文書など、文字情報を読むときは、もう、絶対に「周辺視野」を使って視ることをオススメします!
目が疲れにくくなる かつ 大量の文字情報をより短い時間でインプットできる
からです。
あなたのゴールを達成するために、どれぐらいの文字情報のインプットが必要であるかどうかは分かりませんが、少なからず、本や文書を読む必要があるかと思いますので、
しっかりと全体像と要点を理解したうえで、可能な限り、素早く読むためにも、長時間読んでも、目が疲れずに、集中力を持続させるためにも、「周辺視野」を使って視ることが大切です。
また、「周辺視野」を使って視ることで、
- 意識が、自然と後頭部から15~20cm程度離れたところにいく
- 心も「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態に保てる
- 無(ム)になって、行動を続けることができる
ようになります!
「どこにも焦点を合わせない」で本を読むことができるのか? と思われたかもしれませんが、1文字1文字を目で追うのではなく、文章全体を見渡した方が、確実に素早く本を読める(全体像も要点もつかめる)ので、文字情報を読むときは、ぜひ「周辺視野」を使って視てください!
セミナーやプレゼンテーションなど、人前で話をするとき
セミナーやプレゼンテーションなど、人前で話をするときも、「周辺視野」を使って視ることが効果的で、全体を見渡すように視ることで、
- 会場全体の雰囲気を把握すること
- 「どのぐらいの人が聞いてくれているか?」を確認すること
- 「どのぐらい話に納得してくれているか?」を察知すること
ができるようになります!
また、「周辺視野」を使って全体を見渡すように視ているとき、その場を、もう一人の自分が少し離れた場所から見下ろしているような感覚にもなり、
自分自身とその場を客観的に見ることができるので、緊張も和らいで、パフォーマンスの向上にもつながります。
「周辺視野」を使って視ることで、「幽体離脱」してその場を客観的に視ることができると、冷静さを取り戻すことができるのはもちろん、今までと違った視点でものごを視ることができ、新しい「気づき」や「学び」を得ることもできます!
まとめ
- 「周辺視野」を使って視るとは、遠くの自然(山や海など)を視るように「全体を見渡すように視る」こと
- 「周辺視野」を使って視ることで、目が疲れにくくなる、かつ、本や文書などの文字を読むスピードが大幅に向上すること
「周辺視野」を使って視ることは、誰しもが、遠くの自然(山や海など)を視るときに行っていることなので、それを、パソコンや本を読むときにも実践することで、
目が疲れにくくなり、更に、文字情報を読むスピードが大幅に向上し、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!