「5-9.短時間で成果を残す原則(8)恋愛をするようにビジネスをする」の記事にて、
・「恋愛をするようにビジネスをする」ことで、ビジネスで取引する相手と中長期的な信頼関係を築き、お互いが中長期的な利益を得て欲しいこと
をお伝えしました。
今回も含めて複数の記事で、具体的に「短時間で成果を残すための原則」について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!
「短時間で成果を残すための原則」の9つ目は、
・周りをデキる人で固める
です。
目次
「周りをデキる人で固める」とは?
「周りをデキる人で固める」とは、仕事をするうえで、
・あなたの周りを、お客様に対する価値提供能力が高い人で固める
ということです。
あくまで、「お客様に対する価値提供能力が高いかどうか?」が重要であり、
「上司の機嫌取りがうまいか?」「出世が早いか?」「世渡り上手か?」
などは、一切関係ありません。
・お客様からの信頼はめちゃくちゃ厚いけど、会社では全然評価されていない、、、
という人は、実は、結構いて、というより、むしろ、そのような人の方が多く、お客様に対する価値提供能力が高いが故に、上司や会社に対して不満も多くもっている場合が多いです。
お客様に対する価値提供能力が高いので、上司や会社からすれば、
「あいつは、全然言うこと聞かへん、、、」「会社のルールもすぐ逸脱する、、、」「けど、お客様からの信頼は厚いから、強く言われへん、、、」
というように、扱いにくい存在である場合が多いからです。
逆に、お客様に対する価値提供能力が高い側からすれば、
「上司や会社は全然お客様のことを理解していない、、、」「今、何に困っていて、どういうことをして欲しいと思っているか全然分かってない、、、」「だからいつもトンチンカンな戦略やルールをつくる、、、」
というように、上司や会社に対する不満をもち、お客様に対する価値提供能力が高いデキる人と上司や会社とは、水と油の関係であることが多いです。
私は、もちろん、「お客様に価値提供すること」(そして、価値提供することで、対価を得ること)を第一に考えているので、
常に、お客様に対する価値提供能力が高いデキる人との関係を大切にしていますが、たまに、公衆の面前で、
「ホンマに、この会社は、いつまで経ってもお客様のことじゃなくて、自社のことばっかり考えてるよな?」「もっと言うと、自社というより、自部門の立場ばかり考えてるよな?」「そう思うやろ?」
みたいなことを言われ、
(えぇ!?それを今、みんなの前で言う!?しかも、そこに私の上司もいますけど、、、。この場で同意を促しますか!?)
と心の中で叫び、周囲の目を気にして、そして、もちろん直属の上司には聞こえないように配慮して、
「はい、もちろんです!」
と小声で、その代わり満面の笑みで答えて(声の代わりに表情で激しく同意することを伝えて)います(泣)。
なぜ、「周りをデキる人で固める」と良いのか?
なぜ、「周りをデキる人で固める」と良いのか?というと、
- お客様に対する価値提供能力が高いデキる人は、他の人と比べて、パフォーマンスが圧倒的に異なるから
- そして、自身の成長にも繋がるから
です。
お客様に対する価値提供能力が高いデキる人は、他の人と比べて、パフォーマンスが圧倒的に異なり、仕事の質が高く、仕事をこなすスピードもむちゃくちゃ速いです。
「一体、どうやったらそんなに仕事の質とスピードを向上させることができるのか?」「なんでそんなアウトプットができるねん!?」「どれだけの知識と経験があるねん!?」
と思うことがほとんどで、お客様に対する価値提供能力が高いデキる人の一挙手一投足が、気づきや学びになります。
お客様に対する価値提供能力が高いデキる人を周りに固めることで、
・一緒にする仕事のすべてが学びで、必死に食らいついていかなければならない状態
を作り出すことができれば、自身の成長にも大きくつながります。(その分、大変ではありますが、、、)
そして、もちろん、圧倒的にパフォーマンスが高い人達と仕事をすれば、短時間で成果を残すことが可能です。
どのようにして、「周りをデキる人で固める」と良いのか?
どのようにして、「周りをデキる人で固める」と良いのか?というと、下記の3つのステップを踏むと良いです。
- デキる人を見極める
- デキる人からの信頼を得る
- デキる人との仕事で、スケジュールを埋める
デキる人を見極める
まずは、お客様に対する価値提供能力が高いデキる人を見極める必要がありますが、
これは、その人に対するお客様からの反応を見れば、一目瞭然です。
「0-4.ブログ運営者のプロフィールとは?どんな人生を生き、今何をしているのか?」の記事でも書いているのですが、私は、
商品やサービスを提供するための仕事を取ってくる営業という立場でも、実際に、商品やサービスを提供するシステムエンジニアという立場でも仕事をしてきましたが、
デキる営業担当者や、デキるシステムエンジニア(もしくは、コンサルタントなど)は、お客様からの反応が全く異なります。
デキる営業担当者や、デキるシステムエンジニア(もしくは、コンサルタントなど)に対して、お客様が、熱狂的なファンや、盲目的な信者のようになっています。
冗談のように思えるかもしれませんが本当で、実際に、「お客様の目がハートになってる、、、」「もう、これは、教祖様の域やな、、、」と思うことがあります(笑)。
デキる営業担当者に対して、お客様は、
「最近、こんなことで悩んでるんやけど、聞いてや!」「なんか悩みを解決する、ええ方法ない?」「他社で同じように困っている人たちはどうしてんの?」
と勝手に悩んでること、困っていることなどの課題を喋り出します。
お客様が自ら勝手に課題を喋ってくれるので、その課題に対して、一つ一つ丁寧に応えて、課題解決が可能な商品やサービスを提供することで、安定して売上や利益を得ることができます。(それも、お客様を喜ばせながら)
デキるシステムエンジニアやコンサルタントなどに対して、お客様は、
「なんでそんなことまで知っているの?」「どうやってそんなスキルを身に着けたん?」「どうやって、知識やスキルを磨いていけば良いの?」
というように、頼んだ仕事のことそっちのけで、システムエンジニアやコンサルタント自体に興味津々となり、
「●●さんとずっと一緒に仕事したいから、次の仕事も発注するわ!(だから、●●さんに他社の仕事をさせないでね!)」
などと言ってくれます。
お客様から、デキるシステムエンジニアやコンサルタントなどを名指しで指名されて、次の仕事を頂けるので、仕事が途絶えることがありません。
デキる人からの信頼を得る
デキる人を見極めたら、次は、デキる人と一緒に仕事をするために、デキる人からの信頼を得る必要があります。
お客様に対する価値提供能力が高いデキる人からの信頼を得るには、
- 少しでも、デキる人のレベルに近づけるように、自己研鑽を怠らないこと
- デキる人から、「あいつと一緒に仕事したい」と思ってもらえるようにすること
が必要です。
デキる人から見ると、近寄ってくる人が、「本当にやる気があるか?」「日々自己研鑽を怠っていないか?」は、すぐに分かります。
本当にやる気があって、日々自己研鑽をしていなければ、デキる人との会話が成り立たないからです。
デキる人が、「●●(新しい技術や事例など)が最近話題になっているけど、どう思う?」などと、話を振ってきたときに、
「●●って何すか?美味しいんですか?」
などと、チンプンカンプンな答えをすると、もう、話を振ってくれなくなります、、、。
もちろん、すべてを理解するのはムリですし、すぐにデキる人に追いつける訳もないですが、
「確かに、●●はYahoo!ニュースとかでも取り上げられてましたね!ちゃんとは分かってないんですが、■■(最近、自分で得た知識や経験)とどう違うんですか?」
などと、(知ってはいるが、ちゃんとは分かっていなこと、しかし、情報収集や勉強は怠っていないことが伝わるように)返答すれば、次からも話を振ってもらえます。(分からないことを、丁寧に教えてくれることも多々あります)
また、デキる人と一緒に仕事をするためには、デキる人から「あいつと一緒に仕事したい」と思ってもらう必要があります。
私が営業の立場のときは、デキるシステムエンジニアやコンサルタントの方から、「一緒に仕事したい」と思ってもらえるように、
・システムエンジニアやコンサルタントの方が、本当に必要なこと、その人しかできないことに専念してもらえるように、
それ以外のことをすべて引き受けてやっています。
訪問日時の調整、会議の議事録の作成、会社に対する報告文書の作成と伝達、契約書の作成と締結、営業だけで行えるお客様の要望や課題の整理、予算の確保、発注意思の確認、社内外の関係者間の調整、、、など、
システムエンジニアやコンサルタントの方しかできないこと以外で、代わりにできる仕事も多々あるので、そういった雑多なことを引き受けて
「あいつと一緒に仕事すると、本来自分のすべきことに集中できる」「ちゃんと段取りしてくれる」「仕事がやりやすい!」
と思ってもらえるように行動しています。
私がシステムエンジニア(サービス提供部門)のときは、デキる営業担当者から「あいつに仕事を回したい」と思ってもらえるように、
・お客様からの事前期待を超える商品やサービスを提供すること
をとにかく考えて、行動していました。そうすることで、
「あいつに仕事を回すと、お客様が喜ぶ」「お客様が喜ぶから、次の仕事の相談もくる」「だから、あいつと一緒に仕事がしたい!」
と思ってもらえるようになります。
デキる人との仕事で、スケジュールを埋める
デキる人からの信頼を得て、デキる人と一緒に仕事をすることができるようになれば、最後は、他の誰にも邪魔されないように、デキる人との仕事で、スケジュールを埋める必要があります。
スケジュールが埋まっていないと、すぐに、
「この仕事も頼むわ!スケジュール見たけど、空いてたし!」
と言われてしまいますし、きちんとした理由で断ることもできません。(特に、上司や先輩からの依頼を断れません)
しかし、スケジュールをびっしり埋めていれば、
「この仕事頼みたいねんけど、いける?スケジュール見たけど、少し厳しいかな、、、?」
と初めから少し遠慮して頼まれますし、
「その仕事やりたいのは山々なのですが、スケジュールが本当に埋まっているので、できません。また、次の機会でお願いします」
と丁重にお断りすることができます。(上司や先輩に対しても、正々堂々とお断りができます)
なので私は、ここはもう、短時間で成果を残すためにも、自分の成長のためにも、必死をこいて、お客様に対する価値提供能力が高いデキる人との仕事で、スケジュールを埋めるようにしています。
営業のときは、必死こいて営業活動をして、デキる人との仕事を受注し、
システムエンジニア(サービス提供部門)のときは、必死こいてお客様の事前期待を超えれるようにサービス提供をして、デキる人から次の仕事ももらえるようにしていました。
お客様に対する価値提供能力が高いデキる人との仕事で、スケジュールを埋めることができれば、仕事の質とスピードは、圧倒的に変わります。
逆に、デキる人との仕事で、スケジュールを埋めることができなければ、できない方に、時間と労力をとられ、どんどんできない方に転げ落ちてしまいますので、要注意です!
まとめ
- 短時間で成果を残すために、お客様に対する価値提供能力が高い人で周りを固めること
- お客様に対する価値提供能力が高い人からの信頼を得て、その人の仕事で、スケジュールを埋めること
短時間で成果を残すためには、「誰と仕事をするか?」ということが非常に大切になります。
短時間で成果を残すためにも、お客様に対する価値提供能力が高い人で周りを固め、その人の仕事で、スケジュールを埋めることで、
実際に、短時間で成果を残し、更に、あなたが大きな成長を遂げることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!
- 5-25.短時間で成果を残す原則(24)すべての言い訳は時間のムダ
- 5-24.短時間で成果を残す原則(23)欲望を人の役に立つ力に変える
- 5-23.短時間で成果を残す原則(22)大好きな仕事をする
- 5-22.短時間で成果を残す原則(21)事前の期待を超える
- 5-21.短時間で成果を残す原則(20)情報中毒者にならない
- 5-20.短時間で成果を残す原則(19)システム化して圧倒的な速さを獲得する
- 5-19.短時間で成果を残す原則(18)ものごとを構造化する
- 5-18.短時間で成果を残す原則(17)強烈に与える
- 5-17.短時間で成果を残す原則(16)独自性で勝負する
- 5-16.短時間で成果を残す原則(15)一次情報だけを集める
- 5-15.短時間で成果を残す原則(14)仮説を立ててからやる
- 5-14.短時間で成果を残す原則(13)共通点や類似点をみつける
- 5-13.短時間で成果を残す原則(12)ゴールから逆算する
- 5-12.短時間で成果を残す原則(11)課題解決より課題設定にこだわる
- 5-11.短時間で成果を残す原則(10)便利なフレームワークを利用する
- 5-10.短時間で成果を残す原則(9)周りをデキる人で固める
- 5-9.短時間で成果を残す原則(8)恋愛をするようにビジネスをする
- 5-8.短時間で成果を残す原則(7)80対20の法則を意識して動く
- 5-7.短時間で成果を残す原則(6)簡単で強力な論理思考を使う
- 5-6.短時間で成果を残す原則(5)活動は、新規活動1つ、維持活動1つとする
- 5-5.短時間で成果を残す原則(4)センターピンを倒す
- 5-4.短時間で成果を残す原則(3)良循環を起こす
- 5-3.短時間で成果を残す原則(2)Simple is Best
- 5-2.短時間で成果を残す原則(1)Less is More
- 5-1.短時間で成果を残すには、高生産性を追求すること
あなたの周りを仕事がデキる人で固めることができれば、仕事の質とスピードが圧倒的に良くなります!そして、周りを仕事がデキる人で固めるには、3つのステップを踏むと良いです!