5-20.短時間で成果を残す原則(19)システム化して圧倒的な速さを獲得する

『5-19.短時間で成果を残す原則(18)ものごとを「構造化」する』の記事では、

  • 全体像と構成要素、その構成要素間の関係を明らかにすることで、ものごとを素早く理解し、関係者間の認識のズレを無くして、短時間で成果を残して欲しいこと
  • ものごとを「構造化」するには、紙に書き出すことで必要な要素を全部洗い出し、洗い出した要素を意味のあるまとまりに分類して、関連性と優先順位を明確にして欲しいこと

をお伝えしました。

今回も含めて複数の記事で、具体的に『短時間で成果を残す原則』について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!

『短時間で成果を残す原則』の19個目は、

・システム化して圧倒的な速さを獲得する

です。

ヤミシタ

これは、『1-7.思考を変え人生を変える方法(7)この人の思考になれたら、人生は好転する』の記事で紹介した「加藤 将太さん」に教えてもらった原則です。加藤さんは、「システム化のプロ」ですが、次々にシステム化を行うことで、圧倒的な速さで事業を拡大しています!

「システム化して圧倒的な速さを獲得する」とは?

「システム化して圧倒的な速さを獲得する」とは、

  • システム化とは、「自動化」+「結果の保証」のこと
  • システム化して、仕組みの外に出ること
  • 仕組みの外から、システムを確認・改善すること

です。

システム化とは、「自動化」+「結果の保証」のこと

疑問

「システム化」って普段、何気なく聞いたり、使ったりしてるけど、イマイチ、意味が分かってないんよね、、、

と思われたかもしれませんが、

システム化とは、「自動化」+「結果の保証」のこと

です。

システム化すると、システム化された作業は、すべて「自動化」されます。

そして、「自動化」された作業は、すべて「結果の保証」がされており、同じ結果を得られます。

システム化を完成させたら、自分では何もしなくても、自動的に、いつも同じ結果を得られるということです。

もし、日常生活や仕事で使っているシステムに対して、

ツッコミ

システム化したのに、なんでたまに、違う結果になるねん!?

などとツッコミを入れなければならない状況になった場合、

それは、システム化が完成していない(システムに不具合が残っている、、、)ということになります(泣)

ヤミシタ

「システム化」=「自動化」+「結果の保証」ということを理解して、もし、「自動化」または「結果の保証」が出来ていない場合は、随時、システムを確認し、原因を追究して修正することで、「システム化」を完成させることが大切です!

システム化して、仕組みの外に出ること

「システム化を完成させて、何もしなくても、自動的に、いつも同じ結果を得られる状態にする」ことができれば、

仕組みの外に出る

ことができます!

逆に、仕組みの外に出なければ、「圧倒的な速さを獲得する」ことができません、、、

「システム化して、仕組みの外に出ること」が出来れば、システム化された作業は、何もしなくても、自動的に、いつも同じ結果を得られるので、

余裕をこいて、鼻をほじっていても、いつの間にか、欲しい結果が手に入りますし、

あなたが、全く別のことに一生懸命になっていても、システムは、「自動化」+「結果の保証」をしてくれますので、別のことに一生懸命取り組んでいるうちに、欲しい結果を出してくれます。

これは、システムの存在を知らない人から見たら、

感嘆

「えっ、何で、もう出来たん!?」「何もしてないやん!?」「どうやってやったん!?」

というように驚き、まるで、魔法を使ったように見えます。

身近なところにも、「自動化」+「結果の保証」をしてくれるシステムはたくさんあり、パソコンやスマートフォンのアプリケーションは、まさにシステムそのものです。

(毎回、同じデータを入力すれば、自動的に、一瞬で同じ結果が得られます)

あなたの周りにも、パソコンやスマートフォンのアプリケーションにむっちゃ詳しくて

疑問

なんで、いつも、余裕しゃくしゃくなん!?

と尋ねたら、

アプリ好き

●●の作業は、▲▲っていうアプリにやらせて、■■の作業は、××というアプリを使ってんねん! そしたら、作業全然せんでええで! 知らんの?

など、サラっと言ってくる人がいるのではないでしょうか?(笑)

そして、「自動化」+「結果の保証」をしてくれるシステムの対象を、アプリケーションの利用など、個人レベルで行う小さな作業ではなく、

複数人で行う大規模な作業に拡大して、「システム化して、仕組みの外に出ること」が出来れば、「システム化」できていない人と比較すると、「圧倒的な速さを獲得する」ことが可能です。

ヤミシタ

システム化の対象が大規模になるほど、システム化するのが大変(時間も労力もお金も人も、システム規模に比例して必要)になりますが、その分、システム化できた場合は、誰もが驚き畏敬の念を覚えるほど、圧倒的な速さが得られます!

仕組みの外から、システムを確認・改善すること

「システム化して、仕組みの外に出ること」で、「圧倒的な速さを獲得する」ことが出来れば、定期的に、「仕組みの外から、システムを確認・改善すること」が大切です。

具体的には、仕組みの外から、システムを観察することで、

  • 自動的に、いつも同じ結果を得られているか?
  • もし、そうでないなら、何が原因か?どのように修正すれば良いか?
  • 更に、より良い成果を得るには、より速く同じ成果を得るにはどうすれば良いか?

ということを確認し、修正や改善を行うことで、システムを正常に保ち、更には、より良いものにしていくことが求められます。

ヤミシタ

昨今では、時代の流れ(環境の変化)が非常に速く、システムはすぐに陳腐化してしまいますので、随時、修正や改善が必要になります。しかし、技術の進歩もモノスゴく速いので、短期間、低コストでシステム化が可能にもなってきています!

なぜ、「システム化して圧倒的な速さを獲得する」ことが大切なのか?

なぜ、「システム化して圧倒的な速さを獲得する」ことが大切なのか?というと、

  • 「速さ」は、価値そのものだから
  • システム化を、次々に行えるから
  • 人生とは、時間そのものだから

です。

「速さ」は、価値そのものだから

基本的に、人は、「速さ」に価値を感じるものです。

同じ距離を移動するのに、「速さ」が違う乗り物があれば、「速い」方の乗り物に乗りたいと感じますし、

同じ結果を得られるのに、「速さ」が異なる手段があれば、「速い」方の手段を使いたいと感じます。

これは、昔の人より、現代人の方が顕著です。

一度、「速さ」を体験してしまったら、もう、「遅い」方に戻ることはできません、、、

一度、パソコンを使って計算した後に、

ドSな人

「じゃ、次からは、全部自分で(手で)計算してね!」

と言われたら、私は間違いなく発狂します(笑)

インターネットの通販サイトでは、「処理速度が遅いことは、致命的なこと」で、処理速度が遅いと(全然次のページに進まないと)、

すぐに別のサイトに移動して、別のサイトで商品を購入されてしまいます、、、

また、GoogleでもAmazonでも、「速さ」には、尋常じゃないほどこだわっていますが、

それは、「速さ」を、価値そのものとして、大切にしているからです。

ヤミシタ

現代人はせっかちなので、「速い」ことに対して価値を感じて、「速さ」を手に入れるためにお金を払います! 通販でむちゃくちゃ欲しい商品があれば、多少お金を払ってでも、「お急ぎ便」で注文してしまいますよね(笑)

システム化を、次々に行えるから

システム化を完成させて、自動的に、同じ結果を得られる状態を作れれば、別の作業(事業)のシステム化に取り組むことができるようになります。

実際に、冒頭で紹介した「次世代起業家・経営者アカデミー」の代表講師である加藤さんは、「システム化のプロ」で、次々にシステム化することで、圧倒的な速さで事業を拡大されています。

ビジネスの一連の流れである「集客」→「販売」→「サービス提供(サポート含む)」において、「販売」や「サービス提供(サポート含む)」は既にシステム化が完了しており、

現在は、「集客」のシステム化にも取り組まれており、(私から見ると、「集客」のシステム化も、ほぼ完了しているように見えます、、、)

一人だけで、年間10億円以上の「販売」と「サービス提供(サポート含む)」を実現しています。

こんな魔法のようなことを実現できるのも、すべては、「システム化」が行われているからです。

「システム化」をして、「自動化」+「結果の保証」を実現し、一つの「システム化」に留まらず、次々に「システム化」しなければ、このように圧倒的な成果を残すことは不可能です。

ヤミシタ

「システム化」の良いところは、一つの「システム化」を完成させれば、別の作業(事業)の「システム化」にも取り組めることで、更に、「システム化」の経験を積むことで、「システム化」を実現する期間とコストもどんどん下がります!

人生とは、時間そのものだから

本サイトでは、何度も触れておりますが、「人生とは、残された時間」のことです。

人生とは、時間そのもので、あなたが持っている資源である、時間、エネルギー(気力と体力)、お金の中で、時間が一番貴重で、一番大切です。

「システム化して圧倒的な速さを獲得する」ということは、時間を獲得するということで、

自分とって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」に使える時間を増やせるということ、

更には、自分の人生を生きることができるということです。

ヤミシタ

あなたの人生をより良いものにするためにも、システム化して圧倒的な速さを獲得して欲しい、そして、貴重な時間を自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」のために使って欲しいと心から願っています!

どのように、「システム化して圧倒的な速さを獲得する」と良いのか?

どのように、「システム化して圧倒的な速さを獲得する」と良いのか?というと、

  1. まずは、試行錯誤して成果を残す
  2. ITツールに任せる
  3. 人に任せる

と良いです。

まずは、試行錯誤して成果を残す

「システム化」を行う際に、絶対に、覚えていて欲しいことがあります。

「次世代起業家・経営者アカデミー」の中で、加藤さんが、ピーター・ドラッカー氏の言葉を引用して、何度も強く注意喚起していた

もともとすべきでなかったことを、能率・効率よく行なうことほど、無駄なことはない

(原文;There is nothing so useless as doing efficiently that which should not be done at all.)

「次世代起業家・経営者アカデミー」より

ということです。

「システム化」すべきではないことを=「自動化」+「結果の保証」をしても大した成果を得られないことを、

莫大な時間とエネルギー(気力と体力)、お金、人を使って、「システム化」してはいけません。

もともと売上(利益)目標を達成できていないような営業プロセスに対して、ITツールを導入して、「システム化」しても、全く意味がありません。

「売上(利益)目標を達成できない」という結果が保証され、ずっと、「売上(利益)目標を達成できない」状態が続いてしまいます、、、(泣)

ベンダー

「売上(利益)目標を達成できていないのは、ITツールを導入していないからです!」「数々の実績を誇る最新のITツールを導入すれば、すべてがうまくいきますよ!!」

ということを、ITツールを販売・提供しているベンダーに言われますが、それは、ITツールを販売・提供しているベンダーの宣伝文句です。(何の保証もありません、、、)

ITツールを導入しても、全然うまくいっていない、売上(利益)目標を達成できていない、企業はたくさんあります、、、

なので、「まずは、試行錯誤して成果を残すこと」です。

「どのような営業プロセスであれば、売上(利益)目標を達成できるのか?」を、多くの挑戦と失敗を繰り返して、貪欲に学び、試行錯誤しながら、

「売上(利益)目標を達成できる営業プロセスを発見し、確立すること」です。

「売上(利益)目標を達成できる営業プロセスを発見し、確立すること」ができてから、ITツールを導入したり、他の人でも同じように成果を残せるようにマニュアルを作成することで、「システム化」することが大切です。

ヤミシタ

絶対に忘れてはいけないことは、「システム化」するからうまくいくのではなく、うまくいっているものを「システム化」するから、圧倒的な速さを獲得でき、事業を拡大でき、短時間で成果を残すことができるようになることです!

ITツールに任せる

「試行錯誤して成果を残す」ことができれば、次に、その作業を「ITツールに任せる」ことを考えます。

『4-5.ゴールの達成に集中する極意(4)時間とエネルギーのためにお金を使う』の記事にも書いているのですが、

標準作業(事務的な作業)から、「ITツールに任せる」のが良いです。

「ITツールに任せる」には、作業を標準化する(例外をなくす)必要があるので、

例えば、営業プロセスを「ITツールに任せる」には、営業プロセスを細分化、可視化して、理想的な営業プロセスに標準化した後に、

「ITツールに任せる」(ITツールに任せられる部分を任せる)ことが大切です。

ヤミシタ

標準作業(事務的な作業)から、「ITツールに任せる」のが鉄則ですが、最近では、AI(人口知能)の発達によって、例外を含む作業も「ITツールに任せる」ことが可能で、「ITツールに任せる」ことが出来る範囲が急拡大しています!

人に任せる

「試行錯誤して成果を残す」ことができれば、その作業を「ITツールに任せる」ことを考えますが、「ITツールに任せる」ことができない場合、「人に任せる」ことになります。

『4-6.ゴールの達成に集中する極意(5)躊躇なく信頼して任せる』の記事にも書いているのですが、

「マニュアル」と「チェックリスト」を作成したうえで、「人に任せる」のが良いです。

自分でやってうまくできた作業を、他の人に任せてもうまくできるように、いつも

  • 自分が行っている作業を「細かく」「順番通り」にマニュアルに記載する
  • 自分が「何に注意し」「どんなことを確認しているか」をチェックリストに記載する

ことが大切です。

すべての作業を「ITツールだけに任せる」のが理想的ではありますが、どうしても人でやった方が良い作業(やらざる負えない作業)も残るので、「マニュアル」と「チェックリスト」を作成したうえで、「人に任せる」ことで、

「ITツール」と「人」をうまく組み合わせて、「システム化」=「自動化」+「結果の保証」を実現することが重要です。

ヤミシタ

今後、AI(人口知能)などの技術は益々発展し、逆に、日本の労働人口はどんどん減少していくことになるので、今のうちから「ITツール」に任せられる範囲を増やしていくこと積極的に「ITツール」を取り入れていくことが肝心です!

まとめ

  • システム化を完成させたら、何もしなくても、自動的に、いつも同じ結果を得られること
  • 「システム化して圧倒的な速さを獲得する」には、まずは、試行錯誤して成果を残すこと。そして、「ITツール」と「人」に任せて、「自動化」+「結果の保証」を実現すること

まずは、挑戦と失敗から貪欲に学び、試行錯誤を繰り返すことで、成果を残せるようになり、

更に、それらをシステム化することで、何もしなくても、自動的に、いつも同じ結果を得られるようになることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!

5.短時間で成果を残したい