『5-3.短時間で成果を残す原則(2)Simple is Best』の記事では、
- 「シンプル」は究極の洗練なので、「ムダなもの」「冗長なもの」を一切排除して、「本当に重要なこと」「本当に価値のあるもの」だけを残して欲しいこと
- 誰もが複雑ではなく「シンプル」であることを心の底から望んでいるので、分かり易くて使い易く、有益で、美しさすら感じる「シンプル」な商品やサービスを提供して欲しいこと
をお伝えしました。
今回も含めて複数の記事で、具体的に『短時間で成果を残す原則』について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!
『短時間で成果を残す原則』の3つ目は、
・良循環を起こす
です。
日常生活や仕事においては、何かしらの「循環」が存在するものです。何かをすれば、次の何かを引き起こし、それが次から次へと起こり、ひとまわりして元にかえり、また繰り返されます。「いかに、良循環(良い連鎖)を起こせるか?」が「短時間で成果を残す」カギになります!
目次
「良循環を起こす」とは?
「良循環を起こす」とは、
一つの良い行いと結果が、次の良い行いと結果を引き起こし、その連鎖がとまらなくなり、
- 次から次へと良い行いと結果を生むことができる状態にすること
です。
次から次へと良い行いと結果を生むことができる状態にすること
日常生活や仕事においては、何かしらの「循環」が存在するものです。
「循環」とは、
- 何かをすれば、次の何かを引き起こし、それが、次から次へと起こること
- そして、ひとまわりして元にかえり、それらを繰り返すこと
です。
「良循環」という言葉は馴染みが薄いかもしれませんが、「悪循環」は誰もが聞いたことがあるかと思います。
確かに、「悪循環」は知ってるわ、、、。何をやってもうまくいかない最悪の状態のことやろ!?
と思われたかもしれませんが、まさにその通りです。
「悪循環」は、一つの悪いことが、次の悪いことを呼び、その連鎖が止まらなくなり、状況がどんどん悪化していくことで、
「悪循環」に陥っている状態は、まさに最悪の状態と言えます。
もう、どこから手を付けて良いのか分からなくなってしまいますが、「悪循環」を起こしている諸悪の根源(根本原因)を特定し、すぐに断ち切ることが大切です。
『4-5.ゴールの達成に集中する極意(4)時間とエネルギーのためにお金を使う』の記事にて、
『「お金」を節約するために「時間」を使ってはいけない』
とお伝えしましたが、それは、「悪循環」が発生してしまうからです。
- 「お金」を節約するために「時間」を使うのが重要だと考える
- スーパーのチラシなどを複数比較するのに「時間」を使ってしまう
- 安いものを買い求めて、複数のスーパーを回り、「時間」も「エネルギー(気力と体力)」も消費してしまう
- そもそもの「お金」を稼ぐ力、増やす力をつける自己研鑽のための「時間」や「エネルギー(気力と体力)」がなくなってしまう
- いつまで経っても収入や資産が増えない
- やはり、「お金」を節約するために「時間」を使うのが重要だと考えてしまう、、、
というように、「悪循環」が発生し、「循環」は繰り返されるので、いつまで経っても「悪循環」から抜け出せなくなってしまいます、、、
日常生活においても、仕事をするうえでも、「悪循環」は断ち切り、正反対の「良循環」を起こす必要があります。
すなわち、一つの良い行いと結果が、次の良い行いと結果を引き起こし、その連鎖がとまらなくなり、次から次へと良い行いと結果を生むことができる状態にすることが重要です。
さきほどの例でいうと、
- 「時間」を節約するために「お金」を使うのが重要だと考える
- 買物は通販で済ませる、出前を頼む、など「時間」と「エネルギー(気力と体力)」を節約できることに「お金」を積極的に使う
- 余った「時間」と「エネルギー(気力と体力)」を、「お金」を稼ぐ力、増やす力をつける自己研鑽のために集中投下する
- 少しずつ収入や資産を増やすことができるようになる
- やはり、「時間」を節約するために「お金」を使うのが重要だと考える
となります。
本サイトのタイトルである「思考を変えれば、人生が変わる」も、一人でも多くの人に『「良循環」を起こして欲しい!』という心からの願いが込められています。
- 人生を変えるためにも、まずは思考を、特に「何を重要と考えるか」を変えて欲しい
- 思考を変えることで、それに基づくあらゆる意思決定と行動を変えて欲しい
- その行動を積み重ねることで、その行動を当たり前にして、習慣を変えて欲しい
- 習慣を変えることで、人格そのものを変えて、そして、人生を変えて欲しい
- 人格や人生が変わることで、思考、特に「何を重要と考えるか」も更に変えて欲しい
思考、特に「何を重要と考えるか」を変えることがすべての起点であり、思考を、特に「何を重要と考えるか」を変えることで、「良循環」を起こし、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!
日常生活や仕事において存在する、何かしらの「循環」に気づき、「悪循環」であればそれを断ち切り「良循環」を起こすことで、「次から次へと良い行いと結果を生むことができる状態にして欲しい!」と心から願っています!
なぜ、「良循環を起こす」ことが大切なのか?
なぜ、「良循環を起こす」ことが大切なのか?というと、
- 大きな良い流れ(勢い)を生み出せるから
です。
大きな良い流れ(勢い)を生み出せるから
今、コロナ禍の日本は、まさに「悪循環」の中にいます。
- 政府が、アクセル(経済貢献)とブレーキ(自粛要請)を同時に踏むような政策を実施する
- 国民は、「外出や旅行を自粛した方が良いのか?」それとも「少しでも経済貢献するために外出や旅行をした方が良いのか?」混乱する
- 経済貢献も自粛も中途半端なまま、全国で急速に感染拡大が起こる
- 医療体制がひっ迫する恐れがある各自治体は独自に緊急事態宣言を発動する
- 経済が更に悪化し、自粛に耐えれない店舗は少しでも売上を確保するために営業を続ける
- 感染拡大を止めることができないうえに、結局、売上を確保できない店舗は潰れてしまう、、、
- 更に、医療体制もひっ迫する、、、
- どうして良いか分からないまま、アクセル(経済貢献)とブレーキ(自粛要請)を同時に踏むような政策を続ける、、、
というように、一つの悪い行いと結果が、次の悪い行いと結果を生み、次々に悪い連鎖が起こってしまいます、、、
この「悪循環」を断ち切ることが可能な、一番明確なことが「ワクチンの開発」であることは、間違いありません。
- 新型コロナウイルスに有効な「ワクチン」が開発される
- 重症患者から順番に「ワクチン」を投与し、重症患者数を減らすことができる
- 感染患者を受け入れるための医療体制に、十分な空きを確保できるようになる
- 国民は、安心して外出や旅行ができるようになる
- 飲食店や宿泊施設に対する自粛も解除され、通常の営業を再開することができる
- 経済が徐々に回復してくる
- 更に、オリンピックの開催により、首都圏を中心に、景気も大幅に良くなる
- 新型コロナウイルスに有効な「ワクチン」もどんどん改良される
というように、「悪循環」を断ち切り、「良循環」を起こすことで、一つの良い行いと結果が、次の良い行いと結果を生み、次から次へと良い行いと結果を生むことができる状態になるという
大きな良い流れ(勢い)を生み出すことが可能です。
全世界で「ワクチンの開発」に心血が注がれていますが、少しでも早く「ワクチン」が開発され(最終の臨床試験も完了し)、「ワクチン」が普及することで、上記のような「良循環」が起こることを切に望みます。
現在、非常に多くの人が、頑張って自粛を続けており、「外出したい」「旅行に行きたい」気持ちを抑えていますので、「ワクチン」が開発され、普及すると、ものすごい大きな良い流れ(勢い)が生み出されることになります。
大きな問題を取り上げましたが、身近なところにも「悪循環」は存在しますので、「悪循環を引き起こす諸悪の根源(根本原因)は何なのか?」「良循環を起こすにはどうすれば良いか?」を常に考え、行動し、試行錯誤しながら、大きな良い流れ(勢い)を生み出し続けることが大切です!
どのように、「良循環を起こす」と良いのか?
どのように、「良循環を起こす」と良いのか?というと、
- 資源には限りがあることを前提に、「循環」の存在を意識する
と良いです。
資源には限りがあることを前提に、「循環」の存在を意識する
自分が使うことができる資源は、大きく「時間」「エネルギー(気力と体力)」「お金」の3つとなりますが、
当然、資源には限りがあり、しかも、その資源は、めちゃくちゃ希少です。
「悪循環」を断ち切る場合も、「良循環」を起こす場合も、使える資源に、時間、エネルギー(気力と体力)、お金に何の制限も無いのであれば、
手当たり次第に片っ端から「問題(ありとあらゆる困りごと)」を解決していき、少しでも自分にとって、周りの人にとって、世の中にとってプラスとなることを実行していけば良いのですが、
現実には、使える資源には、時間、エネルギー(気力と体力)、お金には、限りがあるので、
- 「悪循環」を断ち切る場合は、「悪循環」を引き起こしている諸悪の根源(根本原因)を特定して、その「課題(解決すべき問題)」を解決すること
- 「良循環」を起こす場合は、「何から始めれば良循環を起こせるのか?」「何に取り組めば、次から次へと良い連鎖を生み出せるのか?」を考え、行動し、試行錯誤すること
が大切です。
また、「循環」の存在を意識しなければ、「悪循環」を断ち切ることも、「良循環」を起こすこともできません。
日常生活でも、仕事でも「問題(ありとあらゆる困りごと)」を洗い出し、その中から、解決すべき問題である「課題」を特定する際は、
「問題」は、バラバラに独立したものではなく、「問題」は、お互いに影響を及ぼし合うものであることを理解して、一つの行いと結果が、次の行いと結果を引き起こすという「循環」の存在を意識したうえで、
「課題」を特定すること、そして、その「課題」に対する解決策を検討することが重要です。
絶対に避けて欲しいことは、時間的な優先度や、様々な取り組みの相互作用を一切考えないで、バラバラに複数のことに取り組むことです。 バラバラに複数のことに取り組んでは、あなたの貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下することができなくなり、「短時間で成果を残す」こともできません!
『5-2.短時間で成果を残す原則(1)Less is More』の記事でも書いているのですが、
私は、仕事をするうえで、「既存のお客様を最高に満足させ続ける」ことで「良循環」を起こすことを強く意識しています。
- まずは、「既存のお客様を最高に満足させ続ける」ことに、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下する
- 「既存のお客様を最高に満足させ続ける」ことで、リピートオーダー(再指名)がもらえるようになる
- リピートオーダー(再指名)をもらえた場合も、やはり、「最高に満足させ続ける」ことができるように、全力で商品やサービスを提供する
- 継続して満足度を高め続けることで、別の新規のお客様を紹介してもらえるようになる
- 既存のお客様からの評価も有効に活用しつつ、全力で新規のお客様に満足してもらえるような提案を行う
- 新規のお客様が、既存のお客様になった(新しい仕事を受注できた)場合は、「最高に満足させ続ける」ことができるように、全力で商品やサービスを提供する
もちろん、すべてが何の苦労もせずに、思い通りにうまくいくことはありませんが、
「良循環を起こすにはどうすれば良いか?」を常に考え、行動し、試行錯誤しながら、「良循環」を起こす努力を続けています。
ぜひ、「短時間で成果を残す」ためにも、資源には限りがあることを前提に、「循環」の存在を意識したうえで、「悪循環を断ち切り、良循環を起こす」ことができる「課題」や「取り組み」に、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下させてください!
まとめ
- 日常生活や仕事においては、何かしらの「循環」が存在するものであること
- 「悪循環」は、「悪循環」を引き起こしている諸悪の根源(根本原因)を特定してから、断ち切ること
- 「良循環を起こす」ことで、一つの行いと結果から、次から次へと良い行いと結果を生み出すことができる状態になること
あなたも、日常生活や仕事において、「良循環」や「悪循環」が起こっているのを、目の当たりにしたことがあるのではないでしょうか?
そして、多くの場合は、「良循環」ではなく、「悪循環」を目の当たりにします、、、(泣)
「悪循環」を断ち切り、「良循環」を起こすことは難しいですが、「良循環」を意図的に起こすことを意識しなければ、起こるはずもありません。
まずは、「悪循環」を断ち切り、「良循環」を起こすことを意識することから始めてください!
「良循環を起こす」ことで、「短時間で成果を残す」ことができるようになり、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!