「5-23.短時間で成果を残す原則(22)大好きな仕事をする」の記事にて、
・「大好きな人」と一緒に、「大好きな人」に対して、「大好きなコトやモノ」を提供して、対価を得て欲しいこと、「努力」より「夢中」が重要であり、没頭できるコトやモノに集中して欲しいこと
をお伝えしました。
今回も含めて複数の記事で、具体的に「短時間で成果を残すための原則」について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!
「短時間で成果を残すための原則」の23個目は、
・欲望を人の役に立つ力に変える
です。
目次
「人の役に立つ力」とは?
「人の役に立つ力」とは、役に立ちたい人の課題を特定し、解決する力のことであり、
- 想像力を発揮して考える力
- 全体像と本質を捉える力
- 試行錯誤しながらやり遂げる力
のことです。
想像力を発揮して考える力
「人の役に立つ」には、その人が困っている問題の中から、解決すべき問題=課題を特定し、解決することが求められます。(その人が困っている問題をすべて解決することは不可能なので、解決すべき問題=課題は、必ず特定する必要があります)
ですので、「人の役に立つ力」とは、その人の課題(解決すべき問題)を特定し、解決する力のことであり、まずは、「想像力を発揮して考える力」が必要です。
「人の役に立つ」には、「想像力を発揮して考える」ところから始まります。
- その人は、一体に何に困っているのだろうか?
- その人の困っている問題の中で、解決すべき問題=課題は何だろうか?
- 何さえ解決すれば、その他のこともうまく行き、その人が一番喜ぶだろうか?
- どのような解決策であれば、少ない労力で、最大の効果を得られるだろうか?
などを、想像しなければ、考えて、考えて、考えまくらなければ、その人の役に立つことができません。
絶対にしてはいけないのが、「考えることをやめること」です。
「どうせ、解決できない、、、」「これは、ムリ、、、」「あれは、どうしようもない、、、」
など、「どうすれば、その人の役に立てるか?」ということを想像し、考えることをやめてしまっては、その人の役に立つことが出来なくなってしまいます、、、。
「できることは、何かしらある」(想像力を発揮すれば、できることはいくらでもある)ものです。
もし、「もう、何もできない、、、」と感じたのだとしたら、それは、「想像力が足りていない」ということです。
「人の役に立つ」ためにも、想像して考えることを絶対にやめないでください!
そして、「想像力を発揮して考える力」を養うためには、「1-5.思考を変え人生を変える方法(5)どうすれば思考に磨きをかけられるのか?」の記事にも書いている通り、
「書き出す」→「まとめる」→「伝える」
の3ステップを普段から実践することが大切です。
まずは、想像力を発揮して、頭の中の考えを、書いて、書いて、書きまくることです。
書けば書くほど、「書き出す」ことを続ければ続けるほど、想像力を発揮して、様々なアイデアを考えることができるようになります。
次に、頭が空っぽになるまで、考えを書き出したら、書き出した考えを見ながら、整理して「まとめる」ことが大切です。
書き出した考えを見ながら整理することで、「本当に重要なことは何か?」「何が一番大切な考えか?」ということが分かるようになります。
そして、まとめ終わった「本当に重要なこと」「一番大切な考え」を、誰かに(役に立ちたいその人に)「伝える」ことで、
伝えようとするその過程で、伝えた後に意見や感想をもらうことで、考えが洗練され、更に「良い考え」になっていきます。
全体像と本質を捉える力
「人の役に立つ」には、全体像と本質を捉えて、解決すべき問題=課題を特定することが求められます。
まずは、「想像力を発揮して考える」ことで、考えを書き出さないと、全体像が見えてきません。
そして、全体像が見えてこないと、本質(あらゆる問題を引き起こす諸悪の根源であり、真っ先に解決すべき一番重要なこと)も捉えることができません。
全体像と本質を捉えることが出来なければ、
- いくら問題(困っていること)を解決しても、問題が減らない、、、
- 費やした時間、エネルギー(気力と体力)、お金の割に、得られる成果が少ない、、、
- その問題を解決しても、全然意味が無かった(何も変わらなかった)、、、
などの事態に陥ってしまいます、、、。
「解決すべき問題=課題の特定」と「課題の解決」の重要度は、
「解決すべき問題=課題の特定」 >>>>> 「課題の解決」
であり、いくら時間、エネルギー(気力と体力)、お金を費やして「課題の解決」を行っても、そもそも「解決すべき問題=課題の特定」が誤っていると、(全然重要ではない課題を解決しても)
まったく、人の役に立てなかった、、、ということが発生してしまいます。
そのような事態に陥らないためにも、「人の役に立つ」には、「全体像と本質を捉える力」が必要不可欠であり、
「全体像と本質を捉える」ことで、「本当に解決すべき問題=課題」「解決することで、良循環を起こせる課題」「それさえ解決すれば、その他もうまくいく課題」を特定することが重要です。
試行錯誤しながらやり遂げる力
「全体像と本質を捉える」ことで、解決すべき問題=課題を特定することが出来たら、解決策と実行計画を考えて、それらを実行して、特定した課題を解決することが求められます。
特定した課題を解決する過程では、「試行錯誤しながらやり遂げる力」が必要となります。
特定した課題を解決するのは、一筋縄ではいかないものなので、挑戦と失敗から貪欲に学び、試行錯誤を繰り返しながら、最後まで諦めることなく粘り強く、やり遂げることが必要不可欠です。
- 「絶対に、その人の役に立つ!」という情熱
- 新しいことや、困難に対して、積極果敢に挑戦する勇気
- 失敗や挫折に負けず、それらを糧にしていく忍耐力
なども、「試行錯誤しながらやり遂げる」ためには必要ですが、「試行錯誤しながらやり遂げる」ことが、特定した課題を解決することができれば、必ず「人の役に立つ」ことができます。
少しだけ補足ですが、専門知識や情報は、
- 解決すべき問題=課題を特定するために利用するもの
- 特定した課題を解決するために利用するもの
であり(あくまで「利用するもの」であり)、もちろん、自身で専門知識や情報を持っていた方が良いものですが、専門知識や情報は、持っている人に頼ることも、かき集めることも可能です。
専門知識や情報は、持っているだけで、人の役に立てるわけではありません。
「どうすれば人の役に立てるか?」を想像して考えて、「本当に解決すべき問題=課題」を全体像と本質を捉えることで特定し、「絶対に、人の役に立つ!」という情熱と粘り強さをもって、試行錯誤しながらやり遂げることで、人の役に立つことが可能になります。
なぜ、「欲望を人の役に立つ力に変える」ことが大切なのか?
なぜ、「欲望を人の役に立つ力に変える」ことが大切なのか?というと、
- 欲望は、エネルギー(気力と体力)、想像力、忍耐力などの源泉だから
- 欲望は、尽きることが無いから
です。
欲望は、エネルギー(気力と体力)、想像力、忍耐力などの源泉だから
「4-4.ゴールの達成に集中する極意(3)大胆に無視する」の記事でも書いたのですが、
欲望に関しては、「マズローの欲求5段階説」が非常に有名で、人間の欲求は、低次のものから順番に下記の5段階で構成され、
- 「生理的欲求(主に食欲・性欲・睡眠欲)」
- 「安全の欲求」
- 「社会的欲求(所属と愛の欲求)」
- 「承認欲求」
- 「自己実現の欲求」
低次の欲求が満たされるごとに、もう1つ上の欲求をもつようになるという心理学論であり、
低次の欲求ほど強力
です。
特に、異性(同性)から「モテたい」「注目されたい」「褒められたい」などの性欲(一部、承認欲求)は超強力です。(男性だけかもしれませんが、、、)
欲望があるから、エネルギー(気力と体力)が沸いてくる、欲望があるから、様々ことを想像できる、欲望があるから、辛いことにも耐えらえるものです。
欲望は、エネルギー(気力と体力)、想像力、忍耐力などの源泉なので、そのあらゆる力の源である欲望を、「人の役に立つ力」に転換しない手はありません。
欲望を「人の役に立つ力」に変えることができれば、自ずと、短時間で成果を残せるようにもなります。
欲望は、尽きることが無いから
そして、欲望は、人間が生きている限り、尽きることがありません。
欲望は、生きている限り無限に沸いてくる力の源と言っても過言ではありません。
その無限に沸いてくる力の源である欲望を、「どう活用するか?」「人の役に立つ力に変えられるか?」が、
- 成功できるかどうか?
- 特定した課題を解決できるかどうか?
- 達成したいゴールを実現できるかどうか?
のカギを握っていると言っても過言ではありません。
欲望を、うまく「人の役に立つ力」に変え続けることで、短時間で成果を残すことができます。
どのように、「欲望を人の役に立つ力に変える」と良いのか?
どのように、「欲望を人の役に立つ力に変える」と良いのか?というと、
- 欲望を、自分を満足させるために使わない
- 欲望を、抑圧せず、うまく利用する
と良いです。
欲望を、自分を満足させるために使わない
欲望を、単純に自分を満足させるためだけに使うのは、あまりにも勿体ないことです。
欲望を「人の役に立つ力」に転換するためにも、欲望をうまく利用して「人の役に立つ」ためにも、
- 異性に(同性に)モテたいのであれば、想像力を発揮して考えて人の役に立つこと
- 人から注目されたいのであれば、誰もが気づいていないような課題を発見すること
- 周りから褒められたいのであれば、誰もが困っているような難題を解決すること
に自分の時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下させると良いです。
自分を満足させるだけで、他の誰の役にも立てなければ、何の成果も残せません。
欲望という強くて無限に沸いてくる力をうまく活用して、人の役に立ってこそ、成果を残せるようになります。
欲望を、抑圧せず、うまく利用する
放っておいても、次から次へと沸いてくる欲望は、自然と、異性(同性)から「モテたい」「注目されたい」「褒められたい」と感じる衝動は、抑圧せずに、うまく利用すると良いです。
欲望は、抑圧しようと思ってもできません。
ムリに抑えつけようとしても、一時的に抑えれたとしても、いつかは必ず爆発します。
ですので、欲望は、下手に抑圧しようとせずに解放して、かと言って、単純に自分を満足させるためだけに使わずに、「人の役に立つ力」に変えて、実際に多くの「人の役に立つ」ためにうまく利用することが大切です。
「あぁ、なんでこんなに欲望が強いんだろう(欲望が尽きないんだろう)、、、」
と思い悩む必要は全くありません。
欲望が強いこと(欲望が尽きないこと)は、むしろチャンスです!
欲望が強ければ強いほど、いつまでも尽きないほど、それだけ「人の役に立つ力」に変えることができ、それだけ多くの「人の役に立つ」ことができ、それだけ多くの成果を残すことができるということです。
欲望が強ければ強いほど、いつまでも尽きないほど、エネルギー(気力と体力)、想像力、忍耐力が沸いてくるので、うまく「人の役に立つ力」に変えて、多くの「人の役に立つ」ことで、ぜひ、たくさんの成果を残してください!
まとめ
- 人の役に立つ力とは、「想像力を発揮して考える力」「全体像と本質を捉える力」「試行錯誤しながらやり遂げる力」のこと
- 放っておいても、無限に沸いてくる力の源である欲望を、自分を満足させるためではなく、「人の役に立つ」ためにうまく利用すること
人は欲望が強い生き物ですが、欲望を「人の役に立つ力」に変えることで、多くの「人の役に立つ」ことができるようになります。
何事も人に役にたってこそ、成果を残せるものなので、とめどなく沸いてくる力の源である欲望を、「人の役に立つ」ために大いに利用して、たくさんの成果を残すことで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!
- 5-25.短時間で成果を残す原則(24)すべての言い訳は時間のムダ
- 5-24.短時間で成果を残す原則(23)欲望を人の役に立つ力に変える
- 5-23.短時間で成果を残す原則(22)大好きな仕事をする
- 5-22.短時間で成果を残す原則(21)事前の期待を超える
- 5-21.短時間で成果を残す原則(20)情報中毒者にならない
- 5-20.短時間で成果を残す原則(19)システム化して圧倒的な速さを獲得する
- 5-19.短時間で成果を残す原則(18)ものごとを構造化する
- 5-18.短時間で成果を残す原則(17)強烈に与える
- 5-17.短時間で成果を残す原則(16)独自性で勝負する
- 5-16.短時間で成果を残す原則(15)一次情報だけを集める
- 5-15.短時間で成果を残す原則(14)仮説を立ててからやる
- 5-14.短時間で成果を残す原則(13)共通点や類似点をみつける
- 5-13.短時間で成果を残す原則(12)ゴールから逆算する
- 5-12.短時間で成果を残す原則(11)課題解決より課題設定にこだわる
- 5-11.短時間で成果を残す原則(10)便利なフレームワークを利用する
- 5-10.短時間で成果を残す原則(9)周りをデキる人で固める
- 5-9.短時間で成果を残す原則(8)恋愛をするようにビジネスをする
- 5-8.短時間で成果を残す原則(7)80対20の法則を意識して動く
- 5-7.短時間で成果を残す原則(6)簡単で強力な論理思考を使う
- 5-6.短時間で成果を残す原則(5)活動は、新規活動1つ、維持活動1つとする
- 5-5.短時間で成果を残す原則(4)センターピンを倒す
- 5-4.短時間で成果を残す原則(3)良循環を起こす
- 5-3.短時間で成果を残す原則(2)Simple is Best
- 5-2.短時間で成果を残す原則(1)Less is More
- 5-1.短時間で成果を残すには、高生産性を追求すること
人は、放っておいても、次から次へと、とめどなく欲望が沸いてくる生き物です。その欲望を、自分を満足させるためだけに使うのは、あまりにも勿体ないことなので、「欲望を人の役に立つ力に変える」ことが大切です!