5-17.短時間で成果を残す原則(16)独自性で勝負する!

『5-16.短時間で成果を残す原則(15)「一次情報」だけを集める』の記事では、

  • 何か問題が起きているときは、誰のフィルターも通っていない「一次情報」だけを集めることで、全体像と真意を理解して、解決すべき問題=課題を明らかにして欲しいこと
  • 「一次情報」を集めるためには、現場に行き、直接見て、聞いて、肌で感じて欲しいこと、そして、訪問後に感謝することで、現場との信頼関係を築いて欲しいこと

をお伝えしました。

今回も含めて複数の記事で、具体的に『短時間で成果を残す原則』について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!

『短時間で成果を残す原則』の16個目は、

・独自性で勝負する

です。

ヤミシタ

私は、相手から、お客様から逆指名されたり、複数の選択肢の中からでも選んでもらえるように「独自性で勝負する!」ことを、常に心がけています! 相手やお客様から、良い意味で「コイツは誰とも比較しようがないな、、、」と思ってもらえることが理想です(笑)

「独自性で勝負する!」とは?

「独自性で勝負する!」とは、

個人としても、会社としても、相手に、お客様に選んでもらうために、

  • 世界中で、自分しか、自社しかできないことで勝負する

ことです。

世界中で、自分しか、自社しかできないことで勝負する

あなた

「世界中で、自分しか、自社しかできないことで勝負する」って、なかなかハードル高いな、、、

と思われたかもしれませんが、

個人として、「独自性で勝負する!」ことに関して言えば、

世界中に誰一人として、自分と同じ人はいないので、もともと独自性は備えています!

なので、「自分のすべてをさらけ出す」ことをすれば、「独自性で勝負する!」ことが可能です。

「自分のすべてをさらけ出す」ことは、

  • 自分の弱さや脆さ、汚さや醜さなども、すべて含めてさらけ出すこと
  • 逃げも隠れもせずに、すべての責任を自分自身で取ること

になるので、勇気が必要であり、責任を誰かに押し付けることもできません。

しかし、自分をさらけ出す勇気と、すべての責任を自分自身で取る覚悟をもって、「自分のすべてをさらけ出す」ことができれば、

他の誰にも真似できない、世界中であなたにしかできない「独自性で勝負する!」ことが可能です。

また、

  • 他の誰の、競合他社の、真似をしないで勝負する
  • 他の誰も、どの会社も、やらない、やりたがらないことで勝負する

ことでも、「独自性で勝負する!」ことができます。

あなた

あれ? 合法的にパクれるものは、何でもパクった方が良いのでは!?

と思われたかもしれませんが、

パクるべき(真似すべき)は、成功者や成功している競合他社の考え方や課題解決の方法論、ビジネスのプロセス(進め方)や構造(全体像と構成要素)であり、

そっくりそのままパクる(真似する)のではなく、抽象化して(特徴を捉えて)本質だけをパクる(真似する)ことが大切です!

ヤミシタ

成功者や成功している競合他社を分析し、抽象化して本質をパクリ、そこに自分や自社しかできない独自性を追加すると良いです!また、他の誰も、どの会社もやりたがらない(しんどい)ことをやると、すぐに、独自性で勝負できます(笑)

なぜ、「独自性で勝負する!」ことが大切なのか?

なぜ、「独自性で勝負する!」ことが大切なのか?というと、

  • 逆指名されるようになるから
  • 選んでもらいやすくなるから
  • 価格競争に巻き込まれないから

です。

逆指名されるようになるから

個人としても、会社としても、独自性で勝負し、更に、その独自性が相手やお客様に認知されて、

相手やお客様

「どうしても、その独自性が欲しい!」「何がなんでも、その独自性を手に入れたい!」「何度考えても、やっぱりその独自性に魅了される!!」

と思ってもらえれば、相手から、お客様から、逆指名されるようになります。

何もしなくても、相手から、お客様から選んでくれるという最高の状態なので、その域に到達するのは、なかなか難しいですが、目指すべき理想の状態になります。

  • 予約が全然取れないリゾート施設
  • 行列が絶えない飲食店
  • 発売と同時にコンサートのチケットが完売するアーティスト

などは、まさに、非常に多くの人から逆指名されている理想の状態です。

相手やお客様

「あのホテルだから泊まりたい!」「どうしても、あの飲食店で食べたい!」「もう、あのアーティストのコンサートに行きたくて仕方がない!!」

という強い願望を生じさせているのは、「魅力的な独自性」となります。

ヤミシタ

圧倒的に成功している人や企業は、必ず、「魅力的な独自性」を持っているものです! 簡単なことではないですが、「あの人しかダメ!」「あの企業しかダメ!」と相手やお客様から言われる理想の状態を目指し続けることが大切です!

選んでもらいやすくなるから

逆指名されるようになるのが、理想の状態ですが、その域に到達するのは、なかなか難しく、一朝一夕で到達できるものでもありません。

逆指名されるまでではないにしても、「独自性で勝負する!」ことで、相手に、お客様に選んでもらいやすくなることは可能です。

相手にプロポーズをして、結婚してもらう(選んでもらう)ことを考えると分かり易いですが、

プロポーズ
する側

年収●●万円以上あるし、経済的に豊かにするから、結婚して欲しい!!

と伝えたとしても、年収がもっと高い人も、経済的に豊かにできる人も、他にも山ほどいるので、

プロポーズ
される側

うーーーん、(別にあんたじゃなくても良いし)どうしよかな、、、

となってしまいます。

このままでは、「独自性で勝負する!」ことができていないので、相手に

プロポーズ
する側

世界中の誰よりも、あなたのことが大好きで、世界中の誰よりも、あなたのことを大切にし続けます!」「付き合ってきた期間で、他の誰よりもあなたのことを理解していて、良い面も悪い面も含めて、ありのままのあなたが大好きです!!」

と伝えると、

他の誰にも真似できない、世界中であなたにしかできない「独自性で勝負する!」ことができます。

ヤミシタ

相手やお客様に対して、他の誰よりも、どの競合他社よりも、時間とエネルギー(気力と体力)を費やすことで「独自性で勝負する!」ことができます! 私は、顔も良くなければ、頭も冴えないですし、年収がズバ抜けている訳でもないので、妻に結婚してもらうには「独自性で勝負する!」しかありませんでした、、、

価格競争に巻き込まれないから

また、「独自性で勝負する!」ことで、価格競争に巻き込まれなくなります。

ビジネスでは、独自性で勝負しない(できない)場合、必ず、複数社で比較されたうえで、

お客様

どの会社でも、できること一緒やし、価格下げてや!!

という価格競争に陥ってしまいます、、、

価格競争になると、お互いにとって良いことがありません。

受注者側は、たとえ、受注できたとしても、

受注者側

「あぁ、価格競争が激しかったから、ほとんど利益ないわ、、、」「全然、やる気でーへん、、、」

となり、受注者側のモチベーションは、見るからに下がりますし、それがパフォーマンスにも如実に影響するので、

発注者側は、そのパフォーマンスをみて、

発注者側

「お金払ってんのに、対応が悪いな、、、」「しかも、やる気も全然なさそうやしな、、、」

となり、お互いに不満が溜まります。

価格競争に巻き込まれても、良いことは一つもないので、

比較さえされないほどの、比較することができないほどの「独自性で勝負する!」ことが重要です。

ヤミシタ

価格競争に巻き込まれた時点で、お互いが不幸になることが目に見えているので、私は、競合他社と比較され、価格競争に巻き込まれるぐらいなら、潔く勝負から降りることにしています! 

どのように、「独自性で勝負する!」ことを実践すれば良いのか?

どのように、「独自性で勝負する!」ことを実践すれば良いのか?というと、

  • 自分、自社の価値を磨き続ける
  • 相手、お客様のことを考え続ける
  • 具体的な行動を継続する

と良いです。

自分、自社の価値を磨き続ける

「独自性で勝負する!」には、他の誰にも、競合他社にも真似できないようにするために、自分、自社の価値を磨き続けることが重要です。

自分、自社の価値を磨き続けるには、「独自性で勝負する!」と決めた分野、範囲に対して、

  • 個人の場合は、どれだけの時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下できるか?
  • 会社の場合は、どれだけの人、モノ、金、情報を集中投下できるか?

が肝心になります。

「独自性で勝負する!」と決めた分野、範囲に対して、個人の、会社の資源(リソース)を、集中投下できればできるほど、価値を磨くことが可能です。

あなた

「他の誰にも、競合他社にも真似できないようにする」って、やっぱり、ハードル高いな、、、

と思われたかもしれませんが、

ビジネスでは、自分が、自社が戦う領域(分野や範囲)を、自分で決めること、なければ創り出すことができるので、

  • 絶対に勝てる狭い範囲で戦う
  • 勝てる領域を探して戦う
  • 未開拓の領域で戦う

など、創意工夫次第で、「独自性で勝負する!」ことが可能です。

ヤミシタ

自分が「コレをやる!」「コレなら、大好きやし没頭できる!」と決めたことに対しては、自分の時間、エネルギー(気力と体力)、お金を集中投下して、「独自性で勝負する!」ことができるようになるまで価値を磨き続けることが大切です!

相手、お客様のことを考え続ける

自分、自社の価値を磨き続けること、「独自性で勝負する!」ための領域(分野や範囲)を探すことは、非常に重要ですが、それは、相手が、お客様が存在することが大前提での話になります。

相手の、お客様の期待に応えること、事前の期待を超えることができなければ、自分、自社の価値を磨き続けることにも、「独自性で勝負する!」ための領域(分野や範囲)を探すことにも、何の意味もありません。

相手の、お客様の期待に応えるには、事前の期待を超えるには、

  • どのような価値観を持っているのか?
  • 何を本当に重要だと思っているのか?
  • どんなことを解決、実現して欲しいと願っているのか?

など、相手やお客様のことを考え続けるしかありません。

ヤミシタ

相手やお客様のことを考え続けて、相手やお客様の期待に応えられるように、事前の期待を超えられるように、自分、自社の価値を磨き続けること、「独自性で勝負する!」ための領域(分野や範囲)を探すことが大切です!

具体的な行動を継続する

相手やお客様の期待に応えられるように、事前の期待を超えられるように、具体的に行動したことが、実績になり、行動を継続し、実績を積み重ねることで、それが「独自性」に変わります。

相手やお客様の期待に応えられるように、事前の期待を超えられるように、一時的に具体的な行動を起こすことは、誰でも、競合他社でもできることですが、

それを、継続することは、なかなかできることではありません。

そして、一番長く具体的な行動を継続できた人が、誰にも真似できないことをできた人であり、「独自性で勝負する!」ことができる人になります。

相手のことを

言うは易く
行うは難し

誰よりも大切にし続けます!

と言うことは簡単ですが、具体的な行動を継続することは本当に難しく、具体的な行動を継続することで、相手にとって唯一無二の存在になることができます。

お客様に対して

言うは易く
行うは難し

絶対、期待に応え続けます!

と言うことは簡単ですが、商品やサービスの提供がひと段落した後、運用保守の面でも期待に応え続けることは本当に難しく、具体的な行動を継続することで、中長期的な信頼関係を築くことが可能です。

ヤミシタ

たとえ、初めは他人や競合他社に勝てるような「独自性」が無かったとしても、相手やお客様のことを考え続けて、具体的な行動を継続することで、相手やお客様と中長期的な信頼関係を築いて、「独自性」で勝負できるようになります!

まとめ

  • 他の誰にも真似できない、世界中であなたにしかできない「独自性で勝負する!」こと
  • 「独自性で勝負する!」ことで、逆指名されるようになること。逆指名されない場合でも、選ばれやすくなること、また、価格競争に巻き込まれないこと
  • 「独自性で勝負する!」には、相手やお客様のことを考え続けて、自分や自社の価値を磨き続け、具体的な行動を継続すること

もともと、世界中にあなたとまったく同じ人など一人もいないので、自分のすべてをさらけ出し、「独自性で勝負する!」ことで、

逆指名されたり、選ばれやすくなったりして、短時間で成果を残せるようになることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!

5.短時間で成果を残したい