『1.思考を変え人生を変えたい』の一連の記事では、
- 思考は、すべての起点であり、「考え方」、特に、「何を重要と考えるか」を変えることで、その後の行動、習慣、人格、そして、人生のすべてを変えて欲しいこと
- 状況が刻々と変化し、将来が見通し難く、複雑で、前例もない問題が起こるVUCA(ブカまたはブーカ)の時代では、変化に強い「起業家の思考」を丸パクリして欲しいこと
- VUCAの時代でも成果を残している起業家の中でも、圧倒的な実績をもつ「加藤 将太さん」の思考(「何を重要と考えているか」)を丸パクリして人生を好転させて欲しいこと
をお伝えしました。
『2.自分の人生を生きたい』の一連の記事では、
- 「人生のゴール(残された時間で達成したいこと)」を完全に明確にして欲しいこと
- 自分にとっての課題(解決すべき問題)以外を、全部無視して欲しいこと
- すべての決断は、100%自分の意思で行い、100%自分で責任を取り、100%自分の人生を生きて欲しいこと
をお伝えしました。
『3.心を最高の状態に保ちたい』の一連の記事では、
- 当然「ゴールを達成できる人間である」もしくは「ゴールをすでに達成している人間である」、そして、自分の人生は「結局、最後はうまくいく」と思い込んで欲しいこと
- 自分の「心の状態(感情)」は、自分で決めて(コントロールして)欲しいこと
- どんな方法や考え方でも良いので、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態=フロー状態に保つことで、常に、自分の能力を最大限に発揮して欲しいこと
をお伝えしました。
『4.ゴールの達成に集中したい』の一連の記事では、
- あなたの貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を死守して、「人生のゴール」を達成するために、「本当に大切な人」「本当に重要なこと」のために集中投下して欲しいこと
- 「時間を節約するためにお金を使う」ことで、「緊急ではなく重要な課題」かつ「将来的意義があること(将来、プラスの影響を与えること)」に使える時間を増やして欲しいこと
- 「エネルギー(気力と体力)を蓄える、回復させるためにもお金を使う」ことで、エネルギー(気力と体力)を漲らせ、増やした時間を、最大限に有効活用して欲しいこと
をお伝えしました。
『5.短時間で成果を残したい』の一連の記事では、
『1.思考を変え人生を変えたい』『2.自分の人生を生きたい』『3.心を最高の状態に保ちたい』『4.ゴールの達成に集中したい』の一連の記事でお伝えしたことを大前提としたうえで、更に、
- あなたの「人生のゴール」を達成しやすくするために
- あなたが自分の人生を生きられるようにするために
- あなたと、あなたにとって「本当に大切な人」が「感謝の心」と、幸せを感じることで自然と生まれる「笑顔」で満たされるようにするために
『短時間で成果を残す原則』について、詳しく解説しますが、
本記事では、『短時間で成果を残す原則』そのものを具体的に解説する前に、
- なぜ、「短時間で成果を残す」ことが重要なのか?
- 「高生産性を追求する」とは、どういうことなのか?
- どのように、「高生産性を追求する」と良いのか?
について解説します。
私があなたに「短時間で成果を残して欲しい」と思っているのは、あなたに「人生のゴール」を達成して欲しいから、自分の人生を生きて欲しいから、あなたと、あなたにとって「本当に大切な人」が「感謝の心」と、幸せを感じることで自然と生まれる「笑顔」で満たされて欲しいからです!
目次
なぜ、「短時間で成果を残す」ことが重要なのか?
なぜ、「短時間で成果を残す」ことが重要なのか?というと、
- 人生そのものである「時間」を有意義に使えるようになるから
- ビジネスでは、短時間で成果を残せるようになること=成長だから
です。
人生そのものである「時間」を有意義に使えるようになるから
『5.短時間で成果を残したい』の一連の記事では、『短時間で成果を残す原則』について、詳しく解説しますが、
そもそも、なんで「短時間で成果を残す」ことが重要なん? ゆっくり時間を掛けても良いのでは!?
と疑問に思われたかもしれませんので、その理由について、お答えします。
その理由は大きく2つありますが、1つ目の理由は、
・「短時間で成果を残す」ことで、あなたの人生そのものである「時間」を、短時間で成果を残したこと以外にも、有意義に使えるようになるから
です。
あなたの人生=あなたに残された時間が、「あと、どのぐらい残っているのか?」は、誰にも分かりません。
これは、すべての人に言えることで、それほど、時間はめちゃくちゃ貴重であり、1分1秒でもムダにして欲しくありません。
もし、あなたの「人生のゴール」と仕事にあまり関係がないのなら(仕事は生きるため、生活を維持するために必要という場合は)、
可能な限り「短時間で成果を残す」ことで、残りの時間を、あなたの「人生のゴール」を達成するために、自分にとって「本当に大切な人」「本当に重要なこと」のために使って欲しいです。
もし、あなたの「人生のゴール」と仕事に全く関係がないのなら(仕事をすることが苦痛で仕方ない場合は)、仕事を変えること、辞めることを推奨します! そして、自分が本当に達成したい「人生のゴール」と少しでも関係がある仕事を見つけて、短時間で成果を残せるようになってください!
ビジネスでは、短時間で成果を残せるようになること=成長だから
「短時間で成果を残す」ことが重要である2つ目の理由は、
・「短時間で成果を残す」ことは、ビジネスパーソンにとっての成長そのもの
だからです。
ビジネスでは、短時間で成果を残せるようになること=成長であり、
ビジネスパーソンにとって、今まで行ってきた仕事(もしくは、今まで以上の仕事)を、より短時間で行えるようになることが、仕事をするうえでの成長となります。
逆に、今まで行ってきた仕事を、今まで通りの時間(もしくは、今まで以上の時間)でしかできないのであれば、それは、全く成長できていないことになります、、、
もし、あなたの「人生のゴール」と仕事が大きく関係するのなら(仕事で成果を残すことが、「人生のゴール」の達成に直結する場合は)、
仕事をするうえで成長し続けること=より短時間でより大きな成果を残せるようになることを追求し続ける必要があります。
あなたの「人生のゴール」と仕事が大きく関係する場合も、そうでない場合も、自分自身の成長のために、そして、人生をより充実させるために、「短時間で成果を残す」ことが重要となります!
「高生産性を追求する」とは?
ビジネスにおいて、「短時間で成果を残せるようになること」は、「生産性を向上させること」=「高生産性を追求すること」と同じ意味になりますが、
現在、「高生産性を追求する」うえで、一番重要なことは、
- 革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくすること
です。
革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくすること
ここで、「生産性」について正しく理解するために、伊賀 泰代 著 『生産性』の内容をご紹介しますが、
生産性 = 得られた成果 ÷ 投入した資源 = アウトプット ÷ インプット である。
生産性を向上させる方法は、大きく下記の4つに分類される
(1)改善(Improvement)により、投入資源を少しでも小さくする(目標例:3%程度のコスト削減)
(2)革新(Innovation)により、投入資源を大幅に小さくする(目標例:30%程度のコスト削減)
(3)改善(Improvement)により、成果を少しでも大きくする(目標例は:3%程度の利益増加)
(4)革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくする(目標例:30%程度の利益増加)
日本企業の多くが「(1)改善(Improvement)により、投入資源を少しでも小さくする」ことに意識を集中させている。しかし、海外で急成長を成し遂げている企業は、「(4)革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことに意識を集中させている
伊賀 泰代 著 『生産性』(2016)
とあります。
まずは、「生産性」の定義と、「生産性」を向上させる方法が、大きく4つに分類されることを理解する必要があります。
日々、仕事をするうえで、上司などから
「生産性の向上を意識しなさい!」「少しでも生産性を上げることをしなさい!」
ということを言われる方も少なくないと思いますが、
ほとんどが「(1)改善(Improvement)により、投入資源を少しでも小さくする」=「少しでもコスト削減しなさい」という意味で使われています。
(日本では、製造業における「工場のオペレーション効率化」のイメージが根強くあります)
しかし、「改善(Improvement)」と「革新(Innovation)」では、目指すべき目標も、その実現方法も全く異なります。
同様に、「投入資源を小さくする」のと「成果を大きくする」のでは、目指すべき目標も、その実現方法も全然違います。
「生産性の向上を意識しなさい!」「少しでも生産性を上げることをしなさい!」と言われた際は、
今回の「生産性の向上」は、「改善(Improvement)」と「革新(Innovation)」のどちらを目指しますか? あと、「投入資源を小さくする」のと「成果を大きくする」のでは、どちらが望ましいですか?
ということを確認して、今回の「生産性の向上」が4つに分類されるうちのどれなのか?ということを関係者間で明確にする必要があります。
それを明確にしなければ、言葉を受け取った側は、勝手な解釈に基づいてバラバラに行動してしまいますし、言葉を発信した側も、期待する成果を得ることができません、、、
そして、伊賀 泰代 著 『生産性』でも書いている通り、
現在、一番重要なのは(企業で働くビジネスパーソンに求められているのは)
「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」
ことです。
なぜならば、海外で急成長を成し遂げている企業は、「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことに意識を集中させているからです。
Googleにしても、Amazonにしても、Appleにしても、言葉の通り世界を変えた企業は、顧客に焦点を絞り、顧客価値を圧倒的に向上させること、すなわち、「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことを徹底しています。
『5.短時間で成果を残したい』の一連の記事で、『短時間で成果を残す原則』についてご紹介しますが、「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことが一番の目的となります!
どのように、「高生産性を追求する」と良いのか?
どのように、「高生産性を追求する」と良いのか?というと、
- 「顧客を最高に満足させ続けること」にフォーカスする
と良いです。
「顧客を最高に満足させ続けること」にフォーカスする
『1-3.思考を変え人生を変える方法(3)起業家の思考をどんどんパクろう!』の記事でも書いているのですが、
現在は、状況が刻々と変化し、将来が見通し難く、複雑で、前例もない問題が起こるVUCA(ブカまたはブーカ)の時代であり、
商品やサービスがコモディティ化(同じような商品やサービスが溢れかえっていること)しており、次から次へと、ものすごいスピードで、新しい商品やサービスが登場してくる時代なので、
必然的に、企業においても、個人においても、「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことが求められます。
革新(Innovation)について、少し補足しますが、革新(Innovation)とは、
古くからの習慣・制度・状態・考え方などを新しく変えようとすること
大辞林 第三版の解説より
です。
革新(Innovation)と聞くと、技術的な革新(製品がより高性能になること)がすぐに頭に思い浮かぶかもしれませんが、
革新(Innovation)は、技術的な範囲に限定せず、古くからの習慣・制度・状態・考え方、更には、ビジネスモデルなども新しく変えようとすることですので、非常に広範囲に及びます。
技術的な革新はなくとも、(性能的には優れたものにならなくても)革新を起こすことは可能です。
革新(Innovation)って、技術的なことにしか使われへんと思ってたわ、、、
と思われたかもしれませんが、技術的なこと以外にも使うことができ、
「技術的な革新はなくとも、(性能的には優れたものにならなくても)革新を起こした」非常に有名な例は、電気ポット市場において、電気ケトル(ティファールが有名です)が巻き起こした革新です。
「電気ポット市場では、電気ポットメーカー各社が、30秒でお湯が沸き、電源プラグを抜いても90度以上を2時間キープできる、湯沸かしスタート時間の予約機能もあり、日本語、英語の切り替え表示もあるが、数万円する、、、」
という「技術的な革新」(高性能な製品の追求)の競争を繰り広げていたところ、
ティファールの電気ケトルは、「いかに早くお湯を沸かすか」だけにフォーカスし、無駄な機能を一切排除して、価格を数千円としたところ、爆発的に売れて、一気に市場を塗り替えました。
電気ケトルは、電気ポットと比較すると、機能的にも、性能的にも劣るため、技術的には電気ポットに全く歯が立ちませんが、顧客のニーズを鋭く捉えることで、市場を塗り替えることができました。
もちろん、技術革新により、「今まで出来なかったことが実現可能になる」ので、技術革新も非常に重要なのですが、「お客様が欲していなければ、全く意味が無い」ということの方がはるかに重要です。
私も元SE(システムエンジニア)なので、技術革新は大好きで、ついつい技術がいかに素晴らしいかを意気揚々と語ってしまうことがあり、そして、サーっと引かれることがあるので、「本当に注意せねば!」といつも戒めています、、、
一番大切なことは、
・「顧客を最高に満足させ続けること」にフォーカスする
ことであり、
- 「どうすれば、顧客を最高に満足させ続けることができるのか?」
- 「顧客が、まだ満たされていないニーズとは何か?」
- 「どうすれば、革新革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくできるか?」
- 「従来の市場を塗り替えるには、何が必要なのか?」
- 「どうすれば、今までよりも、より良い世界に変えることができるのか?」
ということを常に問い続けて、試行錯誤しながら「顧客を最高に満足させ続ける」必要があります。
今までの思考を、特に、「何を重要と考えるか」を革新することで、今までよりも短時間で、より大きな成果を残すことも可能になります。
ぜひ、「高生産性を追求する」こと=「(4)革新(innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことを追求して、短時間で成果を残せるようになってください!
あなたの「人生のゴール」をより達成しやすくするためにも、自分の人生を生きるためにも、自分にとって「本当に大切な人」が「感謝の心」と、幸せを感じることで自然と生まれる「笑顔」で満たされるようにするためにも、「短時間で成果を残す」ことが必要不可欠です!
※蛇足かもしれませんが、念のため、少しだけ追記しますが、「短時間で成果を残す」というのは、「不正をする(犯罪を犯す)」ことや、「自社(自分)だけ得をすれば何をしても良い」ということとは全く異なります。
今の時代、不正をすれば(犯罪を犯せば)すぐにバレますし、バレたら最後で、その不正をした(犯罪をした)事実は、すぐにインターネットやSNSで拡散され、世界中で周知されてしまいます。
そして、それは一生消えることがありません。(検索すれば、すぐにその事実が分かります)
自社(自分)だけ得をするような行為をした場合も、悪い評判はすぐにインターネットやSNSで拡散されてしまいます。
一度、インターネットやSNSで拡散されてしまうと、その悪い評判も消すことができません。(すべてのつぶやきを削除するのは不可能です)
今の時代ほど、信頼が重要な時代、強い倫理観や良心が求められる時代はありません。
「常に、顧客を最高に満足させるにはどうすれば良いか?」という考えを持ち、実際に、「顧客を最高に満足させる価値を提供」したうえで、「短時間で成果を残す」ことが求められます。
まとめ
- 「短時間で成果を残す」ことは、ビジネスパーソンにとっての成長そのものである
- 「高生産性を追求する」うえで、「革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことが一番大切であること
- 世界を変えた企業は、顧客に焦点を絞り、顧客価値を圧倒的に向上させること=「革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくする」を徹底している
- 顧客を最高に満足させ続ける価値を提供したうえで、「短時間で成果を残す」こと
次回以降の記事では、あなたが、少しでも、より「短時間で成果を残す」ことができるようになるために、少しでも、「革新(Innovation)により、成果を大幅に大きくする」ことができるようになるために、具体的に『短時間で成果を残す原則』について、詳しく解説していきます。
あなたが、少しでも、より「短時間で成果を残す」ことができるようになることで、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!