『3-10.心をフロー状態に保つ考え方(6)ストレスと友達になる』の記事では、
- ストレスが自分にとって「良いもの」になるか「悪いもの」になるかは考え方次第なので、ストレスと、ストレスにより起こる体の反応を、肯定的に考えて欲しいこと
- ストレスを大歓迎して集中力を高める助けにして欲しいこと、そして、ストレスを良いきっかけにして、他の人に素直に助けを求めたり、積極的に他の人を助けて欲しいこと
をお伝えしました。
今回の記事も含めて複数の記事で、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態=フロー状態に保つ考え方をご紹介しますが、
心をフロー状態に保つ方法や考え方に絶対的な正解はなく、どんな方法、どんな考え方でも自分が「心をフロー状態に保つ」ことができればそれで良いので、ぜひ、あなたに最適な方法、考え方で心をフロー状態に保ち、常に、自分の能力を最大限に発揮してください!
本記事では、『心をフロー状態に保つ考え方』の7つ目である
・マイノリティで良い!(むしろその方が良い!!)
という考え方をご紹介します。
私は、Green Dayの『Minority』という曲が大好きです! 私の意見や考え方が、多数派や権力により、潰されそうになったとき、屈しそうになっとき、そして、私自身が挫けそうになったとき、Green Dayの『Minority』を聴いて、心を鼓舞して、奮起して、マイノリティを貫いています!
目次
「マイノリティで良い!(むしろその方が良い!!)」とは?
「マイノリティで良い!(むしろその方が良い!!)」とは、
- 大多数の意見や考え方に流されず、自分の意見や考え方を大切にする
ことです。
大多数の意見や考え方に流されず、自分の意見や考え方を大切にする
そもそも、マイノリティ(Minority)ってどういう意味?
と思われたかもしれませんが、
マイノリティ(Minority)とは、英語で、「少数派」のことで、
マイノリティ(Minority)の反対は、マジョリティ(majority)で英語で「多数派」や「大多数」を意味します。
私は、これまでの人生では、ずっとマイノリティ(少数派)に属していた人間でした。故意に選んで、意識して、マイノリティ(少数派)に属してきたというよりは、「あるがままに生きていたら、ずっとマイノリティ(少数派)に属していた」という感じです!
私は、
- 何故かは分かりませんが、みんなと同じことをするのが嫌いです(笑)
- 他の人が言うことを鵜呑みにするのが苦手で、必ず「ホンマか?」と思ってしまい、自分でやってみて初めて納得します!
- 答えが分かりきったことをする気になれず、答えが分からないこと、新しいことをやってみたくてたまりません!!
生まれつきそんな(損な?)性格ですので、親や学校の先生、会社の上司などには、当然、良く怒られてきました。
(「目立ちたい!」というより、好奇心が異常に強いのだと、思います、、、)
「なんでみんなと同じことが出来へんの?」「こうせなあかんて言うたやろ?」「やれと言ったことしないで、何で別なことやってるの!?」
ということは、もう、何度言われたか分かりません(泣)
マイノリティ(少数派)に属することで、大多数の他人と違う意見や考え方をすることで、良く怒られるので、
- 本当に、このままで良いのだろうか、、、?
- 自分の意見や考え方を変えて、指示通りにした方が良いのだろうか、、、?
- なんでこんなに怒られるのだろうか? この先も、ずっとこうなのだろうか、、、?
と塞ぎ込んでしまうこともありました、、、
そのような、自分に対してマイナスの感情を抱いてしまっていたときに、出会ったのがGreen Dayの『Minority』という曲です。
曲を聴いたとき、曲の歌詞を見たとき、私自身の気持ちを代弁してくれているのかと思いました。
サビの部分を抜粋しますが、(和訳は私の解釈です)
I want to be the minority (いついかなる時でも、少数派であり続けたい!)
I don’t need your authority (権力なんて必要ない、権力なんてクソくらえだ!)
Down with the moral majority (多数派の建前なんて、既成概念なんて、ぶっ飛ばせ!)
‘Cause I want to be the minority (いついかなる時でも、少数派であり続けたい!絶対に!!)
Green Day『Minority』より
とあります。
※興味のある方は、下記のYou Tube動画を見てみてください!(Green Dayの『Bullet in a Bible』というライブDVDの映像で、ライブなので会場の熱量がスゴイです!!)
私はこの曲を聴いてから、
- 「私は、私のままで良いんだ。少数派のままで良いんだ!」
- 「むしろ、私は私のままでいたい。ずっと、少数派であり続けたい!!」
と心の底から強く思いました!
それ以降、この曲は、私の生き方そのものになっています。
大多数の意見や考え方に流されることなく、権力に服従することなく、自分で考えて、自分で判断して、もちろん、自分で責任をとって、自分の意見や考え方を大切にして生きて行くと心に決めています。
大多数の意見や考え方に対しても、どんな権力に対しても、心を「揺らがず」「捉われず」あるがままで自然な状態=フロー状態に保ち続けることを決心しています。
「あなたも、あなたのままで良い」ので、ぜひ、大多数の意見や考え方に流されることなく、権力にも服従することなく、自分の意見や考え方を大切にして生きてください! もし、マイノリティを貫くのが難しくなったら、Green Dayの『Minority』を聴いて、何度でも心を鼓舞して、何回でも奮起してください!
なぜ、「マイノリティで良い!(むしろその方が良い!!)」のか?
なぜ、「マイノリティで良い!(むしろその方が良い!!)」というと、
- 人それぞれ、意見や考え方が異なるは当然のことだから
- 今の時代は、意見や考え方が異なることの方が重要だから
です。
人それぞれ、意見や考え方が異なるは当然のことだから
「人それぞれ、意見や考え方が異なるは当然のことだから」に関しては、当たり前過ぎて、説明するまでもないかと思います。
人は、誰一人として、全く同じ境遇、環境、条件で育っていません。
誰一人として、全く同じ意見や考え方になることはありません。
人それぞれ、意見や考え方が異なるは当然のことなので、本来は、「マイノリティで良い!」ことも当たり前のことなのですが、
それでも、マイノリティ(少数派)が排除されるのは、煙たがられるのは、管理する側(支配する側)にとって、マジョリティ(大多数)でいてくれた方が管理しやすい(支配しやすい)からです。
管理する側(支配する側)からすると、大多数の人が同じ意見や考え方をしてくれた方が都合が良いのかもしれませんが、
しかし、あなたが(もちろん、私も!)、管理する側(支配する側)の都合で、マイノリティ(少数派)ではなく、マジョリティ(大多数)にならなければならない理由は、一つもありません。
「あなたは、あなたのままで良い」(もちろん、私も、私のままで良い!)
これは、わざわざ説明するまでもなく、当然そうあるべきです。
管理する側(支配する側)の都合で、自分の意見や考え方を変える必要は全くありません!「自分の人生をどう生きるか?」「残された時間をどのように使うか?」を決めるのは、(自分で放棄しない限り)すべて自分自身です!
今の時代は、意見や考え方が異なることの方が重要だから
「今の時代は、意見や考え方が異なることの方が重要だから」に関しては、
『1-3.思考を変え人生を変える方法(3)起業家の思考をどんどんパクろう!』の記事でも書いているのですが、
現在は、状況が刻々と変化し、将来が見通し難く、複雑で、前例もない問題が起こるVUCA(ブカまたはブーカ)(※)の時代であり、(※)VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainly(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった造語のこと
- ITなどの技術革新スピードが非常に速く、世の中の常識(当たり前)がどんどん移り変わっていく時代
- 商品やサービスがコモディティ化(同じような商品やサービスが溢れかえっていること)し、新しい商品やサービスが、次から次へと、ものすごいスピードで登場してくる時代
- 新型コロナウイルスの発生により、今までの働き方、生活様式が一変した。今後も、世界の様相が非常に短い期間で一変することも十分あり得る時代
なので、
- 新しい技術、新しい可能性を積極的に取り込み、新しい挑戦をし続けていくこと
- 新しい視点、今までと異なる切り口、誰もが気づけなかった着眼点をもち、新しい商品やサービスを開発し、提供していくこと
- 従来の考え方、行動の仕方をどんどん変えていくこと。起こった事象に対して、その場その場で最善を模索して、柔軟に対応し続けていくこと
が求められています。
もう、「今まで通りのことをしておけば良い」「言われた通りのことをきっちりこなせば良い」時代ではありません。
同僚・先輩・後輩など、あらゆる人の異なる意見や考え方をぶつけ合い、そこから真に重要なものを見つけだし、新しい挑戦をし続けなければいけません。
新しい商品やサービスをどんどん創り出さなければいけませんし、新しい事象に対して、柔軟に対応し続けなければいけません。
同じ意見や考え方に対する価値が少なくなり、異なる意見や考え方に対する価値が高くなり、異なる意見や考え方こそが重要になってきています。
今の時代では、異なる意見や考え方に対する価値が高く、異なる意見や考え方こそが重要なので、「マイノリティで良い!(むしろその方が良い!!)」と言え、みんなが異なる意見や考え方をぶつけてこそ、より重要なことが見つかり、今までの常識を覆すような革新(イノベーション)を生み出すことができます!
どのように、マイノリティを貫けば良いのか?
どのように、マイノリティを貫けば良いのか?というと、
- 自分の意見や考え方と同じぐらい、相手の意見や考え方も大切にする
ことを前提にして、マイノリティを貫くと良いです。
自分の意見や考え方と同じぐらい、相手の意見や考え方も大切にする
「マイノリティで良い!(むしろその方が良い!!)」と言っても、実際は、「マイノリティ(少数派)を貫くのが難しいことも多い」のが現実です。
特に、組織が大きくなればなるほど、その傾向は顕著であり、また、既得権益が絡むと、マジョリティ(多数派)の力が強大になります。
菅総理は、「既得権益をぶっ潰す!」と仰られていますが、「本当にうまくいくのかな?」というのが正直な感想です。
なぜなら、既得権益を守る側は、死に物狂いで守ってくるからです。
もともと、既得権益を得ることによって生活しており、自身の生活がかかっているので必死です。
既得権益を守るために、知恵を振り絞って、ありとあらゆる手段を使って抵抗してきます。
なんか、既得権益を守る側は、怖ろしいし、手ごわいな、、、
と思われたかもしれませんが、
正にその通りで、マジョリティ(多数派)が今まで築いてきた既得権益を潰すのは、そう簡単なことではありません。
(「もっと有益なことに、その知恵、時間、エネルギー、お金を使ってよ!」と大きな声で叫びたくなりますが、、、)
では、どうすれば良いのかと言うと、お互いが納得できる落としどころを、お互いが双方プラスになるような打開策を、一緒に「本音」で、「本気」で協議して、見つけ出すしかありません。
マイノリティを貫くと言っても、相手を絶対に服従させることではありません。
マイノリティを貫いて、相手を服従させることは、権力者がやっていることと同じで、最も避けるべきことです。
- まずは、自分の意見や考え方と同じぐらい、相手の意見や考え方も大切にすること
- そして、お互い「本音」で「本気」で議論することで、お互いプラスになる、お互い納得できる、お互い協力し合える結論を導き出すこと
- 常に、「お互いがマイノリティを貫くには、どうすれば良いか?」を考えること
ことが大切です。
「マイノリティを貫く」と言っても、決して、傲慢になってはいけませんし、自分さえ良ければ良い訳でもありません。お互いの意見や考え方を大切にして、お互いを尊重したうえで、双方が協力し、支え合い、お互いにとってより良いものにしていくことが重要です。
まとめ
- 「あなたは、あなたのままで良い」こと。マイノリティ(少数派)で良いこと
- 新しい挑戦、新しい商品やサービスの創出、変化への対応が求めれる今の時代では、むしろ、マイノリティの方が良いこと
- マイノリティを貫くためにも、自身の意見や考え方と同じぐらい、相手の意見や考え方も大切にすること。そのうえで、「本音」で「本気」でお互いがより良い状態になれるように努力すること
マイノリティ(少数派)を貫くのは、簡単ではありませんが、マイノリティ(少数派)を貫いてこそ、あなたは自分の人生を生きることができます。
マジョリティ(大多数)の意見や考え方に流されそうになったり、権力に屈しそうになったら、負けそうになったら、Green Dayの『Minority』を聴いてください!
そして、大きなパワーをもらい、心を鼓舞して、奮起して、マイノリティ(少数派)を貫いてください!!
お互いがお互いの意見や考え方を大切にし、尊重し合い、マイノリティ(少数派)を貫けることで、活き活きとした人生を送れることを、そして、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!