『5-20.短時間で成果を残す原則(19)システム化して圧倒的な速さを獲得する』の記事では、
- 「システム化」=「自動化」+「結果の保証」を実現し、圧倒的な速さを獲得することで、短時間で成果を残し、自分の時間=人生を大切にして欲しいこと
- 「システム化」するには、まずは、試行錯誤して成果を残し、成果を残せるプロセスを確立して欲しいこと。そのプロセスを、ITツールと人で「システム化」して欲しいこと
をお伝えしました。
今回も含めて複数の記事で、具体的に『短時間で成果を残す原則』について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!
『短時間で成果を残す原則』の20個目は、
・情報中毒者には、絶対にならない!
です。
「情報中毒者」とは、情報を集めることに最大の喜びを感じ、ありとあらゆる情報を集め続けてしまう人たちのことです。情報は、集めただけでは何の意味もなく、目的やゴールを達成する為に使ってナンボであり、「いかにうまく使えるか?」を考えることが大切です!
目次
「情報中毒者には、絶対にならない!」とは?
「情報中毒者には、絶対にならない!」とは、
- 情報を集めることで満足しないこと
- すべての情報を集めたいと思わないこと
- 情報は、目的やゴールを達成するために利用すること
です。
情報を集めることで満足しないこと
『2-6.人生のゴールの見つけ方(5)実体験と自分の強みから考える』の記事の中でも書いているのですが、
『ストレングス・ファインダー 2.0』というオンライン「才能診断」ツールにより判明した、私の上位5つの資質(=生まれながらに持っている強みの元)のうち、その2番目は、
・「収集心」:好奇心が旺盛で、常により多くのことを知りたいと思っている
なので、
・知らないことを知ることの楽しさや喜び
は、痛いほど良く分かりますが、情報を集めることで満足してはいけません。
情報を集めることで満足するとは、
- 情報を集めること、本や教材を買うことに最大の喜びを感じてしまうこと
- 集めた情報、購入した本や教材を使わないまま放置してしまうこと
- そして、情報を集めること、本や教材を買うことをやめられないこと
です。
ぎくっ、ちょっと心当たりあるかも!?
と思われたかもしれませんが、
私も「収集心」は人一倍強い方なので、いつも自分自身に対しても戒めて要注意していますが、
情報を集めること自体に最大の喜びを感じてしまう状態=情報中毒者になっている状態では、集めた情報、購入した本や教材を使っていないにも関わらず、次の情報を集めること、次の本や教材を購入することをやめられなくなってしまいます、、、
情報中毒者になってしまうと、情報を集めること、本や教材を購入することにブレーキをかけられなくなり、貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を浪費してしまうので、まずは、情報を集めることで満足しないことが大切です!
すべての情報を集めたいと思わないこと
情報中毒者にならないためには、まずは、「情報を集めることで満足しないこと」が大切で、次に、「すべての情報を集めたいと思わないこと」が重要です。
現代は、情報で溢れかえっています、、、、
ホンマそれ! もう、情報量が尋常じゃないし、勘弁して欲しいわ、、、
と思われているかもしれませんが、
インターネット上で1日で発生する情報量だけでも、全部消化しようと思ったら、一生かかるかもしれません、、、(一生かけても消化しきれないかもしれません)
現代は、情報で溢れかえっているので、すべての情報を集めることは、到底不可能です。
すべての情報を集めようとすると、時間、エネルギー(気力と体力)、お金がいくらあっても足りない(そして、結局、すべての情報を集められない)ので、そもそも「すべての情報を集めたいと思わないこと」が大切です!
情報は、目的やゴールを達成するために利用すること
情報は、集めるためにあるのではなく、「使うため」にあります。
情報中毒者にならないためには、情報を「目的やゴールを達成するために利用する」という意識が必要です。
情報は、ただ持っていれば良い訳ではなく、
- 情報を、目的やゴールを達成するために、いかにうまく使えるか?
- 情報を利用するために、いかに短時間で効率良く集められるか?
に注力して、情報をうまく使うこと、必要な情報を素早く集めることが大切です。
今までは、「情報を集めること」が競争優位性に直結していましたが、現在、インターネットが普及し、今後、AI(人口知能)などの技術革新も進んでいく時代では、「情報をうまく使えること」に価値がシフトしていきます!
なぜ、「情報中毒者には、絶対にならない!」ことが大切なのか?
なぜ、「情報中毒者には、絶対にならない!」ことが大切なのか?というと、
- 情報の大洪水に飲み込まれてしまうから
- 目的やゴールを達成できれば、それで十分だから
です。
情報の大洪水に飲み込まれてしまうから
情報中毒者になってしまうと、現代の情報の大洪水に飲み込まれてしまいます、、、
情報をいくら集めても、満足できなくなり、本や教材をどれだけ購入しても、また次の新しい本や教材が欲しくなってしまうので、
時間、エネルギー(気力と体力)、お金をどれだけ費やしても、満たされない気持ちで悩まされてしまい、最終的には、身も心もボロボロになります、、、
「知らないことを知りたい!」「もっと、もっと情報を集めたい!」「この本も、あの教材も欲しい!!」
という好奇心は、誰もが持っているので、誰もが情報中毒者になってしまう危険性があります。
私も「収集心」は、非常に強い方なので、(『ストレングス・ファインダー 2.0』の結果からもそれは明らかなので、、、)
本屋に行くと、
「ヤバい、読んでみたい本で溢れてる、、、」「どれも魅力的なタイトルばっかりや、、、」「できるものなら、片っ端から買って読みたい、、、」
と思ってしまいますし、インターネットで調べ物をしていると、
「なるほど、なるほど、そういうことか!」「●●は理解できた!ほな、次は、▲▲やな!」「待てよ、■■の方も気になるな!!」
というように、次から次へと調べ物をしてしまい、止められないこともあります。
そんなときは、
- そもそも何のために、本屋に来たのか? 何が目的で調べ物をしているのか?
- 達成したいゴールは何だったのか? 「本当に重要なこと」は何か?
などと問いかけて、意識して目的とゴールを思い出すようにしています。
人は、誰もが「好奇心」をもっており、ついつい「もっと知りたい!」と思ってしまう生き物(私だけではないハズ、、、)なので、目的とゴールを強く意識することで、情報収集に歯止めをかけることが大切です!
目的やゴールを達成できれば、それで十分だから
情報を集めるたり、本や教材を購入するのは、すべては目的やゴールを達成するためです。
目的やゴールを達成できれば十分で、目的やゴールを達成できた時点で、それ以上、情報を集めたり、本や教材を購入する必要はありません。
真面目な人ほど、
- 本は最初から最後まで読まないと気が済まない、、、
- 教材は全部やらないと申し訳ない、、、
- もう少し、情報を集めておかないと、落ち着かない、、、
という思いを持ってしまいがちですが、
目的やゴールを達成できれば、本や教材は、最初から最後まで全部読む(やる)必要はありませんし、情報収集も集め出したらキリが無いので、途中で切り上げても何の問題ありません。
時間も、エネルギー(気力と体力)も、お金も有限で貴重なものなので、目的やゴールを達成できた時点で、スパッと情報収集は中断して、時間、エネルギー(気力と体力)、お金を費やす対象を切り替えることが大切です。
どのように、「情報中毒者には、絶対にならない!」と良いのか?
どのように、「情報中毒者には、絶対にならない!」と良いか?というと、
- 情報は、集めるより捨てる方が大切と考える
- 情報を集める前に、目的やゴールを明らかにする
- 情報量より、情報の質にこだわる
と良いです。
情報は、集めるより捨てる方が大切と考える
現代は、情報で溢れかえっているので、「情報は、集めるより捨てる方が大切と考える」と良いです。
現代のように、情報が溢れかえっていない時代では、
「いかに多くの情報を集めるか?」
ということが大切でしたが、情報の大洪水が起こっている現代では、
「いかにムダな情報を捨てるか?」
ということの方が大切です。
世の中には、「知っておいた方が良い情報」で溢れています。
毎日、テレビでもインターネットでも、ラジオでも、雑誌でも、ありとあらゆるメディアから
「こんなお得な情報ありますよ!」「絶対に、知っておいた方が良いですよ!!」
とか
「本当に知らなくても良いんですか!?」「知らなかったら、損するかもしれませんよ、、、」
など、欲望や恐怖、好奇心を刺激する広告や宣伝を数えきれないほど受け取ります。
どんな広告や宣伝も「知っておいた方が良い」情報であることは確かかもしれませんが、
- 自分の目的やゴールを達成するために、本当に必要な情報か?
- 他のどの情報よりも、目的やゴールを達成するために有効な情報なのか?
- 今、この瞬間、他の何よりも優先すべき情報なのか?
ということは、定かではありません。
「知っておいた方が良い」情報は山ほどあるので、「知っておいた方が良い」ぐらいの情報ではなく、「絶対に必要な情報」「無くてはならない情報」「知らなくては、致命的な情報」を厳選して、他の情報は全部捨てることが大切です!
情報を集める前に、目的やゴールを明らかにする
「情報中毒者には、絶対にならない!」ためにも、情報を集める前に、本や教材を購入する前に、(更には、本や教材を読む前に、)
「目的やゴールを明らかにする」ことが大切です。
- 何のために、情報を集めるのか? 本や教材を購入するのか?
- 情報を集めることで、本や教材を購入することで、何を達成したいのか?
- この本、この教材からは、何を学べれば(得られたら)、それで十分なのか?
という目的やゴールを明らかにしておかなければ、情報を集めること、本や教材を購入することをやめることができませんし、
本や教材を最初から最後まで全部読む(やる)ことになってしまいます、、、
あなたの貴重な時間、エネルギー(気力と体力)、お金を少しもムダにせず、短時間で成果を残せるようにするためにも、初めに「目的やゴールを明らかにしておく」ことが大切です!
情報を集める前、本や教材を開く前に、今一度、「何が達成できれば、途中で止めても良いのか?」という中断条件を確かめるようにしてください! 中断条件を決めておくことで、目的やゴールを達成できた時点で止め易くなります!
情報量より、情報の質にこだわる
初めに目的やゴールを明らかにした後は、その目的やゴールを達成するために必要な情報(本や教材を含む)だけを集めることが大切です。
そして、目的やゴールを達成するために必要な情報(本や教材を含む)を集める際は、「情報量より、情報の質にこだわる」ことで、
- その情報(本や教材を含む)で、本当に目的やゴールを達成できるのか?
- その情報(本や教材を含む)で、目的やゴールを達成した人が複数人いるのか?
- 再現性があるもの(真似できるもの)で、具体的かつ実践的な内容なのか?
ということを、見極める必要があります。
その情報(本や教材を含む)で、目的やゴールを達成できなければ、何の意味もありません。
「目的やゴールを達成できるか?」は、その情報(本や教材を含む)で、「目的やゴールを達成した人が何人ぐらいいるのか?」を確認すれば分かります。
その人数が多ければ多いほど、再現性があること(真似できること)にもなります。
そして、何よりも、自分で実行できなければ意味がないので、内容が、具体的かつ実践的で、「これなら自分でもできる!」「自分の状況・環境にも合っている!」と思える情報(本や教材を含む)を厳選することが大切です!
まとめ
- 情報を集めること、本や教材を買うことに最大の喜びを感じてしまわないこと
- 情報は、目的やゴールを達成するために使うものであること
- 情報は、集めるより捨てること、情報量より情報の質の方が大切であること
現代は、情報の大洪水が発生しており、気を抜くと、すぐに飲み込まれてしまいます。
情報の大洪水に飲み込まれず、自分の目的やゴールを達成するためだけに情報を有効利用することで、短時間で成果を残せるようになり、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!