『5-17.短時間で成果を残す原則(16)独自性で勝負する!』の記事では、
- もともと誰一人として、あなたと同じ人はいないので、自分のすべてをさらけ出して、世界中であなたにしかできない「独自性」で勝負して欲しいこと
- 「独自性で勝負する!」には、相手やお客様のことを考え続けて、自分や自社の価値を磨き続け、具体的な行動を継続して欲しいこと
をお伝えしました。
今回も含めて複数の記事で、具体的に『短時間で成果を残す原則』について、詳しく解説しますので、あなたが日常生活で、仕事をするうえで、「使える!」と思ったものは、どんどん実践してみてください!
『短時間で成果を残す原則』の17個目は、
・強烈に与える!!
です。
プライベートでも、ビジネスでも、自分が他人に与えられるものは、出し惜しみせずに何でも与えることが大切です! 「強烈に与える!!」と「返報性の法則」が働くので、与えたものは必ず自分に返ってきます。それがいつで、どんな形かはまったく分かりませんが(笑)
目次
「強烈に与える!!」とは?
「強烈に与える!!」とは、プライベートでも、ビジネスでも、相手やお客様のために
- 与えられるだけの価値を与えること
- 心を動かすだけのインパクトを与えること
です。
与えられるだけの価値を与えること
プライベートでも、ビジネスでも、相手やお客様のために、自分が与えられるものは、出し惜しみせずに何でも与えることが大切です。
『3-14.心をフロー状態に保つ考え方(10)先義後利(せんぎこうり)』の記事でも書いているのですが、
プライベートでも、ビジネスでも、まずは、しっかりと相手やお客様に価値を提供すること、そして、提供した価値に満足してもらってから、その対価を受け取ることが基本です。
何の価値も提供していないのに、一方的にもらっていては、プライベートでも、ビジネスでも、相手やお客様と、中長期的に良好な関係を築くことはできません。
まずは、与えること、それも、「強烈に与える!!」ことで、相手やお客様を、最高に満足させ続けることが大切です。
もう、大胆に、気持ち良く、見ている側が清々しさを感じるぐらいの気前の良さで「これでもか!!」というぐらい、与えまくってください(笑)「強烈に与える!!」ことで、相手やお客様と中長期的に良好な関係を築くことができます!
心を動かすだけのインパクトを与えること
プライベートでも、ビジネスでも、相手やお客様に価値を提供する際は、単純に与えるのではなく「強烈に与える!!」、すなわち、相手やお客様の心を動かすだけのインパクトを与えることも大切です。
相手やお客様に、
「えっ、こんなものまでくれるの!?」「こんなことまでやってくれるの!?」「ここまでしてもらって、ホンマに大丈夫なん!?」
などと、驚かれ、逆に、心配されるぐらいのインパクトを与えると良いです!
相手やお客様の心の中に、どれだけ「!(感嘆)」を与えられるかが勝負です! 相手やお客様に何かしらの価値を提供する際は、『どうすれば、思わず「!(感嘆)」を感じてもらえるか?』を考えることが重要になります!
なぜ、「強烈に与える!!」ことが大切なのか?
なぜ、「強烈に与える!!」ことが大切なのか?というと、
- 「返報性の法則」が働き、与えたものが返ってくるから
- そもそも、与える相手やお客様がいること自体が、幸せなことだから
です。
「返報性の法則」が働き、与えたものが返ってくるから
相手やお客様に「強烈に与える!!」ことで、「返報性の法則」が働きます。
「返報性の法則」とは、
人は、他人から何かをもらった場合に「お返しをしなければ申し訳ない」という感情を抱く
ことです。
ビジネスでは、「返報性の法則」は、至るところで利用されており、「試食」や「無料サンプル」が一番身近な例になります。
「試食したし、何か買わないとまずいかな、、、」「無料サンプル使ったし、安い商品でも買った方が良いかな、、、」
ということは、誰もが、一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
私は、ビジネスで「返報性の法則」が意図的に利用されていることを知ってからは、「試食」や「無料サンプル」を受け取ったら、「ありがとう!」という心からの感謝の気持ちだけを返すことにしています(笑)
プライベートでも、ビジネスでも、相手やお客様に「強烈に与える!!」ことで、必ず、「返報性の法則」が働きますが、それが、
- いつ返ってくるのか?(すぐに返ってくるのか? 数年以上も先なのか?)
- どんな形で返ってくるのか?(与えた以上のものが返ってくるのか? )
ということは、まったく分かりません、、、
しかし、相手やお客様に「強烈に与える!!」ことで、最高に満足させ続けることで、いつかは、何かしらの形で返ってくることは、間違いありませんので、
「さて、いつ返ってくるんやろ?」(わくわく!)「いったい、どんな形で返ってくるんやろ?」(どきどき!)
ということを密かに期待して、少しだけワクワク、ドキドキしながら、与えられるものは何でも与えること、与え続けることが大切です。
もちろん、
「早く返してや!」「絶対、こんな形で返してや!!」
と要求するのはNGですし、いつ、どんな形で返ってきたとしても、心から感謝の気持ちを示すことが大切です。
「返報性の法則」が働くことを理解して、相手やお客様に与えられるものは何でも与え続けることで、高揚感を感じ、自分の中に前向きなプラスの感情を発生させ続けることが何よりも重要です! 自己肯定感を高められれば、万々歳です(笑)
そもそも、与える相手やお客様がいること自体が、幸せなことだから
プライベートでも、ビジネスでも、与える相手やお客様がいること自体が、幸せなことです。
どれだけ自分のスキルを磨いても、経験やノウハウを積み重ねたとしても、それらを使って価値を提供できる相手やお客様がいなければ、それらはすべてムダになってしまいます。
価値を提供できる相手やお客様がいてこそ、それらのスキルや経験、ノウハウが活かされます。
私は、自分の周りに、本当に大切にしたいと思える人がいること自体に、心から感謝しており、幸せなことだと感じています。
たとえ、仕事上の関係であったとしても、満足させたいと思えるお客様がいること自体に、感謝し、幸せを感じています。
「返報性の法則」が働き、与えたものが返ってくるというのは、オマケのようなもので、本当に大切にしたいと思える相手が、満足させたいと思えるお客様がいること自体が幸せなことなので、
与えることができる喜びと、大切にすることができる幸せを噛みしめながら、思う存分「強烈に与える!!」ことが大切です。
『短時間で成果を残し、自分の人生を生きる』ということをテーマにして、このブログを書いていますが、結局、人が一番の幸せを感じるのは、自分以外の誰かに貢献できたときなので、自分の人生を生きるためにも、自分以外の誰かに価値を提供して役に立つこと=「強烈に与える!!」ことが必要になります!
どのように、「強烈に与える!!」と良いのか?
どのように、「強烈に与える!!」と良いのか?というと、相手やお客様が
- して欲しいことを、先回りしてやる
- やりたがらないことを、率先してやる
と良いです。
して欲しいことを、先回りしてやる
プライベートでも、ビジネスでも、相手やお客様がして欲しいをことを、先回りしてやることで、「強烈に与える!!」ことができます。
例えば、私は最近テレワークで、自宅で仕事をする機会が増えたので、妻が帰宅する前に、お風呂を沸かし、夕飯を用意して、出迎えることにしています。
以前は、妻が仕事でクタクタに疲れた状態で、夕飯を用意してもらったり、お風呂を沸かしてもらったりしていましたが、テレワークで通勤時間が無くなり、
これは、して欲しいことを先回りするチャンス!!
と思って、やり始めました。
これらは妻に直接聞くまでもなく、
「帰ったら、夕飯ができていて欲しい!」「もし、お風呂も沸いてたら最高!!」
に決まってますので、それを先回りしてやることにしています。
ビジネスでも、商談が終わった後に、お客様から
上司や同僚に報告するための簡潔な資料が欲しいんだけど、、、
と言われることが多々あるので、それを商談前から準備しておき、商談が終わる際に、
これ、宜しければ、上司や同僚の方にご説明するために使ってください!
と渡すようにしています。
このように、相手やお客様がして欲しいをことを「先回りしてやる」「言われる前にやる」ことで、大きなインパクトを与えることが可能です。
もちろん、すべてを「先回りしてやる」「言われる前にやる」ことはできませんが、日常生活の中で、お客様との商談の中で、相手やお客様が「何をして欲しいと思っているのか?」が見えてきますので「気づいた時点からやる」と良いです!
やりたがらないことを、率先してやる
プライベートでも、ビジネスでも、相手やお客様がやりたがらないことを、率先してやることで、「強烈に与える!!」ことができます。
プライベートでも、ビジネスでも、相手やお客様がやりたがらないことは明確で、
- 全体を取り纏めること
- 関係者間の調整を行うこと
- 責任を取ること
です。
ハッキリ言って、すべて面倒臭いですよね(笑) これらのことを「ハイ!私やります!」「ぜひ、私にさせてください!!」と立候補して、自ら率先してやる人を、私は、ほとんど見かけません、、、
しかし、だからこそ、これらのことを率先してやることには、大きな価値があります。
私はもともとシステムエンジニアであり、プロジェクトマネージャーとして働いていた際は、
「全体を取り纏めること」「関係者間の調整を行うこと」「責任を取ること」を(拒否権などなく)役割として担っていたので、これらのことをやるのには、慣れています。
営業や、技術営業(プリセールス)の立場になっても、率先して、これらのことをやるようにしていますが、
「えっ、全体取り纏めてくれるの!?」「関係者間の調整もしてくれるの!?」「責任まで取ってくれてホンマにええの!?」
と言われることが良くあります。
確かに、これらのことをやるのはしんどいことなのですが、
- 全体を取り纏める人がいなくて、無秩序状態になる、、、
- 関係者間の調整が、一向に進まなくて、スケジュールが遅延する、、、
- 責任の所在が不明確で、責任の押し付け合いが発生する、、、
と、仕事を終えるのが、どんどん遅くなり、仕事のせいで、家族と過ごす時間が削られることが、絶対に嫌なので、
しんどくてもやることやって、家族との時間(プライベートの時間)を死守しています!
このように、相手やお客様がやりたがらないことを率先してやることで、大きなインパクトを与えることが可能です。
相手やお客様がやりたがらないことは、当然、自分もやりたくないことになりますが、一度やってしまえば(慣れてしまえば)普通になり、更に、相手やお客様から感謝されるので、誰もやりたがらないことを率先してやることが大切です!
まとめ
- 「強烈に与える!!」とは、相手やお客様に大きな価値を提供し、心を動かすこと
- 価値を提供できる相手やお客様がいること自体が、とても幸せなこと
- 「強烈に与える!!」には、相手やお客様のして欲しいことを、先回りしてやること。また、相手やお客様がやりたがらないことを、率先してやること
プライベートでも、ビジネスでも、相手やお客様に大きな価値を提供し、心を動かすことで、「返報性の法則」が働き、
自然と、何かしらのお返しがあることで、短時間で成果を残せるようになり、あなたの人生がより良いものになることを、心から願っています!